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【ニンテンドーSwitch】はじめてゲームプログラミングをやってみたら「挫折させない工夫」がすごかった

先日「はじめてゲームプログラミング」の体験版がでていることに気がつき、やってみました!

すると「挫折させない工夫」が至る所に…!!
プログラミングについて何も知らない私でも「自分、天才…??」と思えてしまうこのゲームの凄さについて書きたいと思います。

はじめてゲームプログラミングとは?

はじめてゲームプログラミングは2021年6月11日に任天堂から発売されたゲーム。
「任天堂の開発室から生まれたプログラミングソフト」というキャッチコピーだけで期待が高まります。


プログラミングって難しそう……とりあえず体験してみるか!

小さい頃から任天堂のゲームに親しみ、「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」や「あつまれどうぶつの森」もプレイしまくった私としては「任天堂のゲームみたいなゲームが作れちゃうのか!?」とリリース発表時から期待大。

しかし、購入は見送っていました。

なぜならプログラミングって難しそうだから。
知らない言語で、何をどうしたらどうなるのかまるでわからない。

「買っても挫折しちゃいそうだな……」と思って買わずにおいたのです。

ところが先日、体験版を発見!
「お試しできるならやるしかない!」とすぐダウンロード。
結果、まったく挫折することなく一瞬で体験版を終えてしまうくらい楽しむことができました!

「挫折させない工夫」のすごいポイント3つ

「はじめてゲームプログラミング」をプレイする中で特にすごいと思ったのが以下の3つのポイント。

1. 章の始めでは必ず前回の復習&今回の達成目標を確認
2. とにかく褒める
3. とにかくチャレンジ

1. 章の始めでは必ず前回の復習&今回の達成目標を確認

私は以前塾講師として集団塾で高校生に指導していたのですが、これは本当に大切。
特に苦手意識のあることに取り組もうとする時、人はチャレンジを決めた段階でもうぐったりしているので、これからやることが果てしなく思えてしまうんです。

私の生徒たちも席につくだけでぐったり。
そのため、私は必ず授業の始めに「前回やったこと」と「今回やること」を説明していました。
特に「今回やること」は、「これさえできればOK!」くらいまでハードルを下げる
そうすると「果てしなく頑張らなきゃいけない」という気持ちが薄らいで、少し前向きに取り組んでもらえるようになります。

「あの任天堂でも同じことをしている!」と思って少し嬉しくなってしまいました。

ゲームでは「ボブ」というパートナーが毎回説明してくれます。
慣れてくると「はいはい今回もね〜」くらいで流してしまいますが、最初は大切!
「プログラミングって何もわからない!」状態から「今回はこれをやればいいのね!」とゴールがわかる安心感があります。
さらに、ゴールを意識しながらプレイするので終了した時の達成感も倍増!
「できなかったことができた!」という自己肯定感につながります。

2. とにかく褒める

そして、さらに自己肯定感をあげてくれるのが2つ目のポイント「とにかく褒める」
ゲーム内ではこれでもかというくらいキャラクターたちに褒めてもらえます。

ここまでは割とよくありますが、「はじめてゲームプログラミング」ですごいのはキャラクターが多様なこと。
これによって「ものすごくたくさんの人から褒められてる気がする!」となります。

「プログラミングゲームにたくさんのキャラクター?」と思う方もいるかもしれません。
ゲーム内では「ノードン」と協力してゲームを作っていく、という流れになっています。

このノードンたちが、それぞれの役割によって性格が異なっており、まるで色んな人に褒められている気持ち……。
褒められる時って、やっぱりひとりから褒められるよりいろんなひとに褒められたいですよね。
みんな同じ調子だとわざとらしいし…。

このゲームは各ノードン登場時にキャラクターも含めて紹介してくれるので、きちんと「なんかたくさん褒められが発生している……!」になれるのです。

3. とにかくチャレンジ

はじめてゲームプログラミングでは、とにかく実践をします。
少し教わったら実践、ちょっと話をきいて実践、また実践……。

そして、実戦の後には必ず「成果」を確認。
自分が今行ったことによって何ができるようになったのか、しつこいほど確認させます。

ゲームの「裏側」を触ったら「表側」でどんな変化が起きるのか?
しつこくしつこく確認することで「自分がゲームを変えた」「自分にはゲームを変える力がある」ことを強く実感できるようになります。

プログラミングの本当のハードルは「自分にはできっこない」だと私は思っています。
「プログラミングなんて難しそうなこと」「ゲームを作るなんてそんなこと」そういう「できっこない」が集まって、やる気が削がれてしまい、そのうち何に対してもチャレンジする元気がなくなってしまう……。

はじめてゲームプログラミングを作った方々も、多かれ少なかれそういった挫折を味わってきたのではないでしょうか。
だからこそ、なんどもなんども確認させることで「自分もできる」の実感が湧く作りにしたのだと思います。

そしてまんまと「私もできるかも……!」になった私。

ぜひみなさんにも「私もできるかも……!」になっていただきたい。
「できっこない」と悩んでいる方はぜひまず体験版からでも遊んでみていただきたいです。


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