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ビザ申請!所持金20万円&アフリカ帰りはダメ?【非常識なカナダワーホリ英語旅】

どうも、内藤獅友(@Naikel0311)です。


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このnoteは【TOEIC280点男の非常識なカナダワーホリ10ヶ月英語旅】シリーズの一部となっております。

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目次

プロローグ&自己紹介

【カナダ準備編】
ワーホリでカナダに行こうと思ったわけ
ビザ申請!所持金20万円&アフリカ帰りはダメ?←このnoteはココです
 ▶︎必要予算は100万円だが30万円しかないぞ
 ▶︎ノンフリル戦略で予算を下げる
 ▶︎アフリカ渡航者はビザが取れない?!


【エドモントン編】
バンクーバーで飛行機逃して総フライト50時間経過
TOEIC280点がいきなりバイト探した結果
ネイティブだらけの皿洗いで泣きそうになる
英語出来ないのにカナダ人彼女が出来た
マイナス十五度で凍死寸前
ルームメイトに騙されてホームレスになっちゃった

【バンクーバー編】
バンクーバー初日に入ったクラブで大失敗
430ドルでタワーマンションに住めた方法
英語伸ばしたいならバンクーバーじゃあかん説
バンクーバーで一番危ないストリートに夜中に行ってみた話
ウイグル人との危険すぎるワンナイトの話
マリファナの日がやばすぎた話
大学院奨学金ほぼ決まってたのにアフリカに戻ると決めた

終わりに

目次からそれぞれの章にリンクで飛べるようになっております。


ビザ申請!所持金20万円&アフリカ帰りはダメ?

2015年4月、無事2年間の青年海外協力隊の任期を終えて、ルワンダから帰国していた僕は、ワーキングホリデーでカナダに行く為の準備に取り掛かっていた。


「ふむふむ、ワーキングホリデーはビザの申請が必要なのだな。・・・なんかめちゃくちゃめんどくさそうなんですけど!!」

パソコンで色んなサイトを見ながら調べていたのだが、ワーキングホリデービザの申請は、一発ですぐに出来るというわけではなく、以下の手続きが発生する事がわかった。

①IEC申請→②招待が届く→③Work Permit申請→④ビザ取得

この申請にはPDFをアップロードしたり、申請費用を支払ったりとなかなかな入力情報も多く(しかも全部英語だ)、①から④までに大体8週間ほどかかるという事がわかった。

「えー!そんなにかかるのー?聞いてないよ〜」

と、そりゃ自分で調べないといけないから、聞いてないのは当たり前なのだが、とにかく英語力が著しく低い僕からすると、英語のサイトを見るだけでも目が回って眠くなってしまう。「よし、明日にしよう」が数日間続いてしまった。

このままではダメだと、何とか僕でもわかるサイトを見つけ出した。このサイトがとってもわかりやすく解説してくれたので、こちらを頼ってなんとか申請してみることにした。


▶︎必要予算は100万円だが30万円しかないぞ

申請はこの手順通りで何とか進めていたのだが、衝撃的な事実が発覚した。予算だ。

最低でも100〜130万円だと?
恐る恐る僕は自分の口座残高を確認してみた。

口座残高:30万円弱

70万円ほど足りないではないか。実は通常、青年海外協力隊を2年間やるとお金が結構貯まると言われている。僕はブログのコメントによく「税金泥棒!」とか言われたりしていたので、「自分の為に税金使ってないわい!」という意志表示の為に、入ってくるお金をほぼ現地の頑張っている飲食店やら洋服屋さんやらに使いまくっていた。

もともと貯金はあまりしないタイプだが、この時ほど貯金をしなかった自分を恨んだことはなかった。しかし、TOEIC280点でも協力隊に合格し、海外で2年間暮らせた自分がいたので「いや、絶対に大丈夫だ」という根拠なき自信だけが溢れ出ていた。

一般的なワーキングホリデーの1年間の過ごし方は、最初の1〜2ヶ月ほどはホームステイで生活に慣れ、語学学校に3ヶ月から半年ほど通い、残りの期間をバイトをしたり旅行をしたりするようだ。その為の最低予算100万円ということがわかった。


▶︎ノンフリル戦略で予算を下げる

このnoteのタイトルは【非常識なカナダワーホリ英語旅10ヶ月間の裏話】である。常識にとらわれていてはいけないのだ。

僕は「ノンフリル」という有名なビジネスモデルのやり方を採用し、ワーキングホリデーをサービスと捉え、ノンフリル化を計った。

ノンフリルとは、LCCのように、付帯サービス(機内食やスーツケース2個まで持ち込める等)を徹底的に排除し、本質的なサービスのみ(飛行機で早く移動する)を提供し、サービス料金を極限まで下げるビジネスモデルの事であ〜る。

僕にとってのワーキングホリデーの本質は「英語を習得すること」である。付帯サービスは、ホームステイと語学学校だ。

ホームステイはカナダ生活に慣れること、これは自力で何とかなる。さらにルワンダ時代の親友フランソワの友人宅に泊めてもらえる事が決まっているから大丈夫だ。(ワーホリでカナダに行こうと思ったわけを参考)

語学学校は必要そうだが、実際に語学学校経験者のブログなどを調べてみると「英語を習得すること」よりも「英語のスコアを上げる」「英語勉強仲間を作る」事の方がメリットとして挙げている人が多かった。

英語の習得はやはり「英語しか使えない環境にいること」が最重要であるから、ネイティブしかいない町で生活し、働いて、独学でやればなんとかなるのではないかという考えに至った。だから語学学校も排除した。

さらに、航空券もとりあえず片道だけあれば行くことはできる。帰りの切符は向こうで働いたお金かクレジットで買って、帰国した時に鬼のように日給バイトをすればなんとかなるだろう。片道切符を探したら、乗り換えが数回、乗り継ぎ時間がめっちゃ長い航空券が7万円ほどで見つかったのでそれにすることにした。

右側(ワーホリシロップ推奨)→左側(内藤流ワーホリ)

航空券往復15万円→片道7万円
ホームステイ8万円→なし(ルワンダ人友達の家に居候)
語学学校40万円→なし(独学)
生活費30万円→なし(すぐバイトする)

と、いうことでこれにビザ申請日3万円ほどで、10万円ほどの出費。残り20万円の所持金でカナダのワーホリ旅に挑むことにした。

一応カナダ政府の申請条件には、「have a minimum of CAN$2,500 to help cover your expenses in Canada,(最低2500カナダドル(25万円程)を所有する事)」と書いてあり、「えええええええ」と慌てたが、当時は口座証明などを見せる必要がなかったので、ハッタリで「大丈夫です」といえばOKであった。危ない危ない。

ちなみに海外保険だが、これも最初の3ヶ月だけ加入して、残りは向こうで稼いだ金で追加で入ることにした。なるべく初期コストを抑えまくって、現地で20万円は持っておいた状態にしておくことを優先した。


▶︎アフリカ渡航者はビザが取れない?!

無事IEC申請は通り、Work Permitの申請をしている際に事件は起こった。


アフリカから帰国後6ヶ月以内はWork Permitビザを出す事が出来ません


という、衝撃的なメールがカナダ政府から届いた。メールで理由を問い合わせてみると「エボラ出血熱などの感染症を持ち込む可能性がある為」とのことだった。確かに当時はエボラが発生し、世界中が大混乱に陥っていた。しかし、僕の住んでいたルワンダにはエボラ被害は一切なかった。

メールの内容は、ビザを発行する事が出来ない、つまり今年の許可は出せないというような文体であった。いやいやいやアカンアカン!僕はカナダに行くって決めたのだよ!

ルワンダには一切エボラの被害がなかったという事を証明する為に、僕はTOEIC280点の英語力でネットをサーフィンしまくり、なんとかルワンダにはエボラがきてないという情報のURLをメールで送りまくった。


結果、なんとかビザの手続きが再開した。


結局、僕のビザが降りたのは9月だった。申請をしたのが4月頃なので、5ヶ月ほどかかってようやくビザを取得できた。通常は8週間程なので、2倍以上かかってしまった。ふいぃ〜


しかし、所持金たった20万円で、一度はアフリカ帰国後だからダメだと言われながらも行くことが出来たのは、一つの自信にもなった。


このエピソードのポイント

*お金が無いを言い訳にしない
*ノンフリル戦略で本質にのみお金をかけよ
*ダメと言われても諦めない


次章「バンクーバーで飛行機逃して総フライト50時間経過」を読む



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