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新型コロナウイルスPCR検査は発症3日後にすべき
PCR検査は新型コロナウイルス感染を除外するために使用されています。
しかし一定の割合で偽陰性が存在することも指摘されています。
この研究では感染後日数による偽陰性率を評価しました。
上気道からサンプルを採取し、症状発症もしくはコロナウイルス暴露からの経過時間別のPCR検査結果を使用しました。
n = 1330で入院患者、外来患者いずれも含まれます。
典型的な症状発症時期(5日目)までの4日間では、感染者の偽陰性率は、1日目100%から4日目67%に低下しました。
症状発症日の偽陰性率の中央値は38%で、8日目(症状発症後3日目)には20%に減少しました。
その後再び増加し始め、9日目の21%から21日目の66%となりました。
偽陰性の可能性を低くするためには、発症後3日待ってPCR検査が行われるべきとしています。
また新型コロナウイルス感染初期段階ではPCR検査を感染予防策を解除する根拠にする際には注意が必要だと考えられます。
PCR検査陰性のみで除外診断すべきでなく、臨床的および疫学的状況から判断するべきとしています。
Kucirka LM, Lauer SA, Laeyendecker O, Boon D, Lessler J. Variation in False-Negative Rate of Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reaction-Based SARS-CoV-2 Tests by Time Since Exposure. Ann Intern Med. 2020 May 13.
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