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虫歯、まだ削ってるの?それヤバいよ

どうも、虫歯を削ったことを後悔しているさかしたです。

あなたは虫歯を削ったことがあるでしょうか?

実は、最近は「虫歯が削らない」が常識となっているのです。

もし、あなたやあなたの子どもに虫歯ができたとき、歯を削ってしまうと歯の寿命そのものが縮んでしまう危険性があります。

その結果、抜歯することになると、下記の教養で解説したように80歳までに850万円が治療費に消えるかもしないのです。

そこで、ここでは歯を削らずに治療する方法や、あまり知られていない歯医者さんの事実を解説していきます。

今回の参考書籍

今回の教養は下記の書籍を参考に執筆しています。

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小峰 一雄『名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』(竹書房、2016)

小峰 一雄『名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』(竹書房、2016)

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歯学博士の小峰一雄氏は37年前に歯科医院を開業して、歯を削ると歯の寿命が縮んでしまうことを知り、歯を削らず抜歯もしない歯科医師として活動し始めます。

食事療法や最先端医療を取り入れた治療などを行っており、歯を削ることなく虫歯を治療する「ドックベストセメント療法」の日本における第一人者として多くのメディアで紹介されています。

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最近の常識は「虫歯は削らない」


キュイイィィイィィン

虫歯といえばこの歯を削るイヤな音ですよね。

しかし、近年の海外では「20歳以下の子どもの歯は削るべきではない」ということが常識になっていることをご存知でしょうか?

成長期にある子どもの永久歯を削ると、30歳までに抜歯する確率が大幅に高くなることが統計としてわかっているためです。

では、なぜ多くの歯医者では虫歯があればすぐに削ってしまうのでしょうか?

それは、「そのほうが儲かるから」です。

保険診療の問題点

歯医者側は一度に多くの治療をすると、保険点数の平均点が上がり厚生労働省に目をつけられてしまいます。

厚生労働省は一つひとつの治療に対して点数を定めており、これを「保険点数」または「診療報酬基準点数」といいます。そして、この保険点数の合計が当日の治療費となるのです。

当然、一度に多くの治療をするとこの保険点数も上がりますが、なぜ厚生労働省がいい顔をしないのでしょうか? この点について著者の小峰一雄氏は、「『保険診療は安い』と印象付けたいためだ」と指摘しています。

さらに問題なのは、保険診療の場合はどれだけ歯科医師に技術があっても、または技術がなくても報酬が同じという点です。

技術を駆使しても、手を抜いても同じ報酬となるため、手を抜く歯科医師が増えても仕方ないといえるでしょう。また、忙しくて治療に時間をかけられないという根本的な原因もあります。

削るほど儲かる日本の医療システム

ヨーロッパ諸国は予防歯科に関して先進国であり、日本は残念ながらかなり遅れていると言わざるをえません。

ヨーロッパ諸国では、一般的に患者の虫歯を予防することで報酬を得られ、虫歯ができて削らなければならなくなると報酬が減らされてしまうシステムになっています

したがって、歯科医は虫歯を削るより、そもそも虫歯にならないように予防することに努めます。

一方で、日本では虫歯を削ることによって報酬が得られるシステムになっているので、小さな虫歯でもすぐに削ってしまうのです。

これにより、虫歯になっていない歯でさえも削っている歯科医の存在も指摘されています。虫歯は表面にできるとは限らず、パッと見だけでは虫歯かどうか判断することはできません。

もしかしたら色素沈着しているだけかもしれないケースにおいても、表面を引っ掻いてみて「これは取れないから虫歯!」と決めつけて、強制的に削るのです。

虫歯を削らずに治療する方法

著者の小峰一雄氏は、「自然治癒力を活かすドックベスト療法によって、削らなくても虫歯は治せる」としています。

ここだけ聞くと怪しい気もしますが、れっきとした治療法なので安心してください。

ドックベスト療法とは、アメリカで生まれた治療法で「ドックベストセメント」という薬を用います。

殺菌作用がある銅を2%、鉄を1%、複数のミネラルが含まれている薬で、これを虫歯の穴に詰めて虫歯菌を殺し、歯の再石灰化(※)を促進させるのです。

※ 歯の再石灰化とは…
ミネラル損失のため、その結晶構造がすかすかになっている歯の表層下脱灰層 (初期むし歯)に対して、唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成し、元の健康な状態に戻す現象です。

再石灰化 | APAGARD

「虫歯が自然に治ったら儲からない」

削らずに虫歯が治せる治療法があるにもかかわらず、なぜ日本ではあまり知られていないのでしょうか?

それもやはり「儲からないから」です。

著者の小峰一雄氏は、ドックベスト療法に関する海外の文献を調べるなかで、「虫歯が自然に治ったりしたら、患者以外は誰も利益が得られなくなるため、これらの事実は葬り去られた」という指摘を見つけています。

また、これまで歯科大学で教えられている理論とは異なる内容があり、エビデンスも多いわけではないため、「エビデンスが確立するまで様子見」をする歯科医が多いのではないか、と考察しています。

下水の1,000倍汚い水でうがいしますか?

歯医者さんで治療が一段落ついたときに、横にある謎の装置でうがいをすることがありますよね。

実は、あのうがい装置がヤバいんです。

簡単にいうと、あのうがい装置から出る水は下水よりも汚いということがわかっています。

ある調査によると、下水にはおよそ1万の細菌がいるのに対して、うがい装置から出てくる水にいる細菌はなんと10万から1,000万個。下水でうがいしたほうがマシなレベルです。

虫歯を削ったあとのうがいは最悪

そしてさらに問題なのは、虫歯を削った後にうがいをすることです。

虫歯を削ったあとに、削った部分がむき出しのままうがいをさせる歯医者がいますがこれはかなり危険な行為です。

10万~1,000万の細菌がいる下水よりも汚い水でうがいをすると、むき出しになった象牙細管(※)から細菌が入り込み、さらなる虫歯や炎症につながってしまいます。

※ 象牙細管とは…
象牙細管とは、歯の象牙質全体にある直径0.8~2.2マイクロメートルの細い管のことである。

Quint DEntal Gate

本来であれば、歯を削った部分がむき出しのままうがいをする場合、口の中に「ラバーダム」と呼ばれるゴム製のシート使うことで、細菌感染を防ぐことが理想的です。

実際、東京 自由が丘にある歯科医院「三好歯科 自由が丘」によると、患者の治療において、ラバーダムの使用は必ずプラスになり、ほぼデメリットがないとしています。

しかし、ラバーダムを使用する日本の歯科医院はたったの5.4%と、ほぼ使われていません。

虫歯になる5大原因

そもそも、私たちはなぜ虫歯になってしまうのでしょうか?

アメリカのラルフ・スタイマン博士は、虫歯になる原因は「象牙質の液体輸送システムにある」としています。

「象牙質の液体輸送システム」とは、体の中の物質は歯の神経を辿って歯の表面に出てくることです。そして、人が虫歯になるのはこのシステムの不調によるものだとし、システムに不調をきたす下記の5つの原因を挙げています。

虫歯の原因①.砂糖

まず1つ目の原因は、砂糖です。

私たちは「砂糖は虫歯の原因になる」ということを耳にタコができるほど聞いてきていますが、どのようなシステムで虫歯になるのでしょうか?

実は、砂糖が「象牙質の液体輸送システム」を働かせることで液体が逆流し、口の中の細菌が歯の内側に入り込んでしまうのです。

虫歯の原因②.ストレス

従来まで、虫歯は「糖」「細菌」「歯」の3つが揃ったときに生じるものだとされていました。

しかし、動物実験によって「糖」がなくても虫歯ができることがわかりました。

なんと、音を立てて眠らせないようにしてストレスを与えると、虫歯ができたのです。

虫歯の原因③.運動不足

「運動しなくちゃ」「最近、運動不足だな」

と感じているあなたは虫歯になりやすいかもしれません。

なぜなら運動不足になると低体温になり、免疫力が下がる結果、虫歯になるリスクが高まるためです。

虫歯の原因④.微量栄養不足

微量栄養素とは、わずかな量ながら人の成長や代謝機能を適切に維持するために必要なビタミンやミネルを指しています。

人は砂糖を摂取すると血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度が高くなり、血糖値が上がります。

そして、血糖値が急上昇して「象牙質の液体輸送システム」の逆流を防ぐ働きをするのが、微量栄養素であるビタミンやミネラルなのです。

したがって、微量栄養素が不足していると虫歯になりやすくなります。

虫歯の原因⑤.薬物

あなたは薬を服用しているでしょうか?

多くの薬には副作用として、唾液が出にくくなる「口乾」というものがあります。

そして、人が食事をした後は口の中が酸性に傾くため、歯からミネラル成分が溶け出しやすくなってしまいます。つまり、ダラダラと常になにかを食べている状態だと口の中が常に酸性になり、虫歯になりやすくなるのです。

しかし、普通であれば弱アルカリ性の唾液が口の中を中和させることで、これを防ぐのですが、薬を飲んでいると唾液が出にくくなり、虫歯になりやすくなってしまいます。

最強の虫歯予防は「脱・砂糖」

著者の小峰一雄氏は「砂糖をやめれば、虫歯の約9割は予防することができる」としています。

それくらい、砂糖は虫歯の原因になっているのです。

なかでも、下記のような食品には砂糖が意外と多く含まれているため、注意するべきだとしています。

  • ワサビ

  • 缶コーヒー(無糖でも含まれているケースがある)

  • 調味料(ソース、ドレッシングなど)

  • スーパーやコンビニの食品

  • 菓子パンや白いパン

  • 麺類の汁(そば、うどん、ラーメン)

  • タバコ

  • 市販の漬物

また、砂糖自体を摂取していなくても、ご飯や麺類などの炭水化物を日常的に多く食べている人は虫歯になりやすいこともわかっています。


健康の教養」では、下記のような教養もよく見られています。

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