見出し画像

【努力不要】頑張る人は成功できない!

「成功したい!」

「でも努力はしたくない!」

「努力をせずに成功したい!」

「そんな夢みたいな方法、ないかなぁ~⁉」

あります!!!!

むしろ頑張って頑張って、苦しいこと辛いことを我慢して努力するほうが成功が遠のくかもしれないよってことを解説していくよ!

今回の参考書籍は、心理学者であり行動経済学者の創始者であるダニエル・カーネマンさんの「ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?」だよ!

めちゃくちゃおもしろいからオススメ!

成功したり結果をだすには努力が必要?

私たちが社会で成功したり、仕事で結果をだしたりするには、努力や集中力が人一倍求められるよね!

そうやって熟考するときに働くのが遅い思考と呼ばれる「システム2」だ!

「システム2? 遅い思考? なんだそれ?」

という方はこの記事をみてほしいけど、ここで簡単におさらいするよ!

人間の思考には次の2つのモードがあるんだ!

  • 直感的思考、速い思考の「システム1」

  • 注意力や努力を要する遅い思考の「システム2」

システム1はこんなときに働くよ!

  • 1+2の答えを言う

  • でかい看板に書かれた文字を読む

  • グロテスクな写真をみたときに顔をしかめる

一方でシステム2にはこんなときに働くよ!

  • 納税申告書を書く

  • 赤い服を来た女性を探す

  • 狭いスペースに縦列駐車する

つまり、常に作動していて、注意力や集中力をつかわずに処理するのがシステム1!

基本的に怠け者で、難しい問題を処理するために注意力や集中力をつかうのがシステム2! って感じ!

システム2は苦痛や嫌悪感がある!

だから、「仕事で成果をだす」や「試験のために勉強する」といった認知負荷がかかる作業を行う際は、遅い思考であるシステム2が働くんだ!

でも、このシステム2を使うときは集中力を要するから、基本的に辛かったり苦しかったり、嫌悪感があるよ! 人間の脳は基本的に、エネルギーや資源を節約するためにできるだけ楽をするようにできているから、効率的に働くようにできているんだ!

ただ、仕事や勉強を成功させるには頭をつかう必要があるから、システム2を使わざるを得ないよね!

「となるとやっぱり、苦痛を感じながら努力をするしかないじゃん!」

って思ったかもしれないけど、安心しろ!

努力なし、苦痛なしで圧倒的な集中力を保つ方法を紹介するよ!

努力・意志力不要で苦痛なしの成功術!

ここで紹介するのは、努力も意志力も不要で苦痛もない成功術だよ!

その成功術とは、「フロー」

人はときに意志力や集中力をつかわずに長時間ぶっ続けで、認知能力が必要な作業や思考をし続けることがあるよね! しかも、「努力をしている」「頑張っている」と感じることなく!

このような状態を「フロー」というよ!

心理学者のミハイ・チクセントミハイさんがこの分野の第一人者として有名で、彼がこの状態に「フロー」と名付けたんだ!

ミハイさんはフローをこんなふうに説明しているよ!

まったく努力しなくても極度に集中でき、時が経つのも、自分自身のことも、あれこれの問題もすべて忘れてしまう状態

ミハイ・チクセントミハイ

お前もこんな状態になったことあるんじゃないかな!

例えばゲームに熱中しているときや、連ドラや映画を観ているときはフローになりやすい! こういうときはあっという間に時間が過ぎて、気づいたら「え、もうこんな時間?」となるよね!

フローは努力不要で集中と注意を成し遂げる!

このフローのすごいところは、努力に必要な「集中」と「注意力のコントロール」をかんたんにこなしてしまうところなんだ!

例えば勉強するときは意識的に集中力を発揮して、スマホやマンガに手を伸ばさないように注意力をコントロールしなきゃならないよね! これは間違いなく努力や意志力が必要になるし、苦痛なんだ!

でも、フロー状態になるとこうしたセルフコントロールは不要で、すべてのリソースを必要な活動やタスクに全集中させることができて、効率的にかつ苦痛なく努力を続けられるよ!

ムリに頑張ると挫折しやすい!

フロー状態に入らずに、意識的に頑張って取り組んでいるときに難題にぶつかると、挫折しやすいことがわかっているよ!

なぜなら、すでに「頑張る」ために注意と努力をしているからセルフコントロール能力が低下するからだ!

この現象は「自我消耗」というよ!

これを確かめた実験もあるよ!

被験者に感情的な反応をしないように指示して感動的な映画を見てもらったあと、握力計を握らせるテストすると成績が悪くなったんだ!

つまり、感動的な映画を見て感情を抑えるためにエネルギーを使っちゃったから、筋肉に力をいれる苦痛に耐えるエネルギーが減ってしまったんだ!

ほかにも、被験者にチョコレートや甘いクッキーを与えながら、それを食べさせずにラディッシュやセロリといった野菜を食べさせて自我消耗させる実験があるよ!

この実験ではその後、認知的に負荷がかかるタスクをやってもらうと、通常よりはやく諦めてしまうこともわかってるんだ!

このようなセルフコントロールを低下させるタスクや状況は、日常生活にいくつもあるよ

例えば仕事や勉強をしている最中に視界にスマホがあるだけで自我消耗するから、集中したいときはスマホは視界にいれないようにしよう!

成功に自制心・セルフコントロール力は欠かせない?

こうしたセルフコントロール力は自制心と言い換えることもできるけど、成功には不可欠な能力とされているよ!

この記事でも解説したように、「マシュマロ実験」で自制心を発揮できた子どもは高いレベルの実行制御能力や知的能力を持っているとされているんだ!

そして自制心のある子どもは成功しやすいともいれているんだ!

だから、こうしたセルフコントロールを無意識に発揮できるフロー状態に入ることは、成功への近道といえるんだ!

次の教養では、「自分の人生は自分で決めることはできない!システム1によって勝手にコントロールされているよ!」って話をするよ!


心理学の教養」や「ビジネスの教養」では、こんな記事もみられているよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?