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阿含宗 千鳥ヶ淵戦没者墓苑 戦没者供養護摩法要 2023/07/15

阿含宗では毎年7月15日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて第2次対戦の戦没者供養護摩法要を行っています。
写真にあるとおり、たくさんの万燈をかかげて、護摩法要を行い、おみたまの供養を行っています。

式典開始直前まで奮闘してくれた業者さんたちのおかげで万燈が美しく輝いています

2023年は教団として、フィリピンまで実際に行って、戦没者供養の大柴燈護摩を行っていまして、ここで供養した日本人の霊魂を「おみやしろ」という神棚に収容して日本に連れて帰り、千鳥ヶ淵戦没者墓苑にて供養法要をすることが最終ゴールとやってきました。

特に本年は、東京大衆歌謡楽団という昭和初期の音楽を得意とする4人組の音楽団に奉納演奏をしていただきまして、これが本当に素晴らしい。披露してくれた楽曲は、戦没者の方々が出征前、あるいは戦地で聴き、また仲間たちと一緒に歌ったであろう故郷を懐かしむ歌ばかり。これらの楽曲、東京大衆歌謡楽団による「歌の花束」は外地で亡くなった方々の魂に届いたに違いないと、ボクは現地で聴いていて思いました。

参考までに。フィリピンの法要については、こちらを参照ください。


このnoteの筆者は霊感があって云々というスタンスで色々書いておりますので、それっぽいことも書いておきます。
阿含宗開祖は第2次対戦には徴兵される立場の年代の方だったのですが、その頃、結核になってしまい、徴兵検査で徴兵対象外に分類されて病気療養中の中で終戦を迎えました。
しかしながら友人知人の多くが戦地で亡くなっており、なんとしても同胞を供養して日本に連れて帰ることが生き残った自分の義務であるという強固な意志があります。そういう想いが強いからなのか、千鳥ヶ淵戦没者墓苑での供養法要の時は、普段の護摩法要とは霊気の降り方が異なっています。

ボクにとっては阿含宗開祖の霊気というのは、他とは異なるちょっとした特徴があるので、よくわかります。今回は、その霊気が式典が始まる30分くらい前から、ずっと降りてきている。式典が開始して、御英霊の帰国式、護摩法要、関係者の挨拶、東京大衆歌謡楽団の奉納演奏まで、ずーっと霊気があって、最後の式典終了の案内にあわせて、スーーーッと霊気が薄れて帰っていく。本当にフル参加でした。

一般的には、護摩法要直前に霊気が降りてきて、法要が終わったら帰っちゃうのですが、思い返してみると千鳥ヶ淵の法要の時は、例年、式典の前から霊気があります。それは孫世代の自分には決してわからない、時代の当事者である阿含宗開祖の戦没者供養に対する意気込みの現れなのだろうと思います。

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