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オープンマリッジの漫画を元夫に読ませてみた


オープンな関係に挑戦しているアラフォー母さんです。

一緒にオープンリレーションシップ的関係中(←主に子育ての為に同居中)の一番目の夫にこんな漫画を読ませてみました。

「夫公認彼氏ができました セックスレスにとことん向き合った夫婦の13年レポ (コミックエッセイ)」 https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQL7QRF/ref=cm_sw_r_apan_28MWB2AW5R2VH3X1SE8F

セックスレスを経て「夫公認彼氏」を作ったご夫婦のお話。

随分前にネットニュースでこのご夫婦の事を読んだことがありました。

当時は私は一番目の夫とセックスレスが主な理由で離婚して、子育ては一緒にしながらも新しい彼氏(後の2番目の夫)がいた状態だったので、

うちに似てる所があるなぁ
一番目の夫もこんな風に感じてたのかなぁ

と印象に残っていました。

そうしたら先日書店で漫画版を見つけ、読んでみたところ、
セックスレスに対して私が思っていたことや
一番目の夫もこうだったのかなと思っていたことが
男女両方の目線からニュートラルに明文化されていて共感の嵐でした。

特に心に響いたのは

妻がこのまま一生誰ともセックスしないのかな、と悩むところや、レスなのは自分がもう可愛くもないし魅力もないからだとどんどん自信を無くしていくところ。

セックスはしないけれど家庭を守るために私が我慢するのが当然ってことか、と妻が夫詰め寄るところ。

妻はレスで幸せじゃなく悩んでいるのに、夫はレス状態を幸せだと感じて、その違いに驚いているところ。

などなど、
わなるわかるー、という所が多々。


だったので一番目の夫にも読ませてみました。

どうだった?と聞いたら

「胸がキュッとした」

と。

以下一番目の夫の感想(漫画の内容に触れているのでご注意下さい)↓

・こんなに似てる夫婦の漫画があるなんて

・胸がキュッとした→そういう風に感じてるんだろうなとはうっすら思ってたけどそれが具現化されていて、こんな思いさせてたのかと思うと申し訳なかった

・この夫婦は向き合っててすごい。自分はこんなに向き合ってなかった(←ちなみに作中夫さんは結構逃げてます(笑)つまりそれより向き合ってなかったんかいやっぱり、と私はそれを聞いて思いましたけどね。確かに一緒にカウンセリングは拒否されたし、隠れて風俗に通ってすらいた)

・作中夫さんが奥さんを100点中130点と評価する所があり、自分も奥さんをまさにそう思っている

・作中夫さんが奥さんと二人で飲みに行くのを嫌がる場面があるが、自分はそれは楽しいからそこは違うと思った(←それは私も一緒で、何だったらフレンチのフルコース二人で行ったりします)

・夫さんが性交渉が苦手な原因の一つに「正解がないから」と描いてあったけど、分かる。自分も勃たなくなってどんどん自信がなくなっていった。

などなど。

おお!レスについてこんなに話してくれるなんて!

一番目の夫は自己開示や自己表現が苦手で、特にセックスレスについて彼の気持ちを話してもらうのは至難の業。
今迄どんなに私がセックスレスや夫婦仲に関して自分の気持ちを伝えても、返ってくるものが乏しいので、私はとうとう闘うのをやめて離婚しオープンリレーションシップにしたのでした。
なので簡単に読める漫画をきっかけづくりにしたのは成功でした。

作中のご夫婦は公認彼氏の事を夫婦間で隠していないのですが、その点についてどうしたいか彼に確認すると

「知らないところでしてくれる限り平気」

とのことだったので、うちはやはり隠すスタイルで行くようです。

また、この奥様はその後何人か公認彼氏が出来るのですが、それに関しては私も一番目の夫も、

「それでも良いって言う人も世の中には結構いるんだねぇ」

と驚きました。
まあ、この奥様が魅力的な方なだけで、それが私に当て嵌めるとは限らないと思うのですが(笑)少なくとも夢は見させて貰えました。

オープンな関係を始めて約4ヶ月、
こうして元夫に正直な所どう思っているかを少し聞き出すことができ、
少し安心しました。
内心嫌だったりするのかな、
と気を遣いながらの活動だったのですが、
彼からポジティブな反応が得られたので
ちょうどこの漫画の中の夫さんが妻さんに彼氏ができて安心したように、
もしかしたら元夫もこの関係の方が楽だと感じているのかなと思ったりしました。

もちろんこれからも彼に対するケアや気遣いは忘れずにしつつ
少しだけ気楽に恋活することを
自分に許していいのかもしれないと思ったりもしました。

夫婦はこうじゃなければいけない、
そんな枠にまだまだ私も囚われています。
この漫画のご夫婦や、最近だとりゅうちぇるさんとぺこさんのように 
自分達が心地良い夫婦の形を模索している人達が
声を上げてくれることに感謝し、
自分もそう有りたいなと思った読書感想文でした。

おわり





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