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図書館の閲覧コーナーにいた人から出た言葉(1月27日土)

図書館へ予約本を借りに行く。ブックリサイクルも開かれていて、『月刊京都』2023年1月号があったので頂いてきた。ついでに『婦人公論』2024年2月号を読もうと思って、閲覧コーナーの席に座った。伊藤蘭のインタビュー記事を読んでいると、お向かいに座っていた2人がしゃべり始めた。男性「南極、いつ行くんやった?」、女性「3月から」。
えっ、南極!? 思わず顔を上げてその2人を見てしまった。男性と目が合った。その人が私に向かって「この人な、南極行かはるんやで」と教えてくれた。「そうですか」と私。
また2人の会話に戻って、「体力あって、うらやましいな」「体力なんか、ほっといてもついてくるわ」「帰ってきたら、老人会でその話してな」と、男性は女性の肩を叩いて先に図書館を出ていかれた。そのとき今度は女性と目が合った。「南極ですか。すごいですね」「行きたかったの」。
新聞を読んでおられた女性は、70代後半とお見受けする。きちんとお化粧をして、花柄のマスクをして、黒字に蝶々の刺繍が施された上等そうな上着を着て、しっかりした生地の山高帽をかぶっておられた。そのどれもがお似合いだった。もっと話をしたかったけれども、ここは図書館。静かにしないといけない。



きょうのおやつ
抹茶せんべい「茶悠」


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