オリエンタルダンス用語☆バラディをバラディウーマンのように踊るには?!
エジプト人は音楽と踊りが大好き。
家でもパーティでも、音楽が聞こえてくると踊り出す♡
子供達は、大人が踊っているのを間近で見ながら、言葉を覚えるのと同じ感覚で踊りも覚えていくようです。
エジプトのダンサー達は、「(ダンサーであるかないか関係なく)踊りと音楽は私達の遺伝子に組み込まれている!」とよく言います。(その通りだと思う(笑))
バラディは、一般の人達の間で発展してきた音楽と踊りのスタイル。
オリエンタルダンサーがショーでバラディを踊る時、オリエンタルダンスを踊る時と区別をする必要があります。
ホッサム・ラムジーさんの記事では、バラディとはバラディウーマン(エジプト人女性)によって踊られる踊り。
典型的なバラディウーマンとは、ガラベーヤを着ているような地に足の着いた誇り高い本物の女性。
彼女達が踊る時、動きはどっしりと大きくシンプル。
そして、何よりも音と踊りを楽しみ、感じたまま自由に踊りで表現する。
と書いてありました。
ヨースリー先生は、バラディはドラムソロではない。
ドラムのアクセントを全部拾い、ドラムソロを踊っているように踊るダンサーが多いと仰っていました。
彼のバラディワークショップでは、(ダンサーは動きすぎてしまうので)動かない練習や、シンプルに踊る練習をしました。
バラディのもう1つの特徴は即興スタイルなので、ミュージシャンとの掛け合いを楽しむことや、コミュニケーションを取りながら、空間を共に盛り上げていく練習もしました。
私にとって、エジプト女性は愛情深い肝っ玉母さんのよう。
私達がエジプトの「バラディウーマンのように」踊ることは挑戦ですが、バラディの背景を理解した上で、自分なりのバラディウーマンを踊れば良いと思いました。
オリエンタルダンスを踊っている私達にとって、踊りを学ぶだけでなく、踊りの背景を学ぶことが大切だと改めて感じました。
オリエンタルダンスが大好きで、外側(踊り・テクニーク)を常に探究してきました。
その後、オリエンタルダンスに更に深い気持ちを持つようになり、外側だけでなく、オリエンタルダンスを生んだ国エジプト、エジプト文化、エジプト人、オリエンタルダンスの成り立ち、オリエンタルダンスの音楽を深く知りたいと思うようになり、内側を探究していくようにもなりました。
その結果、エジプトに何度も訪れ、エジプト人と触れ合い、様々な経験を通して体感したことが、エジプトの踊りを表現し、理解することに大変役立っています。
そして、外側だけでなく、この内側の探究にかけた愛・情熱・時間・エネルギーが踊りに更なる深みと説得力をもたらしてくれるように思います。
伝えたい踊りから、伝わる踊りへ変えてくれるように思います。
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