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人と比べない自分になるために

どんなにパリでノイズをなくして自由にやっているつもりでも、

やっぱり人と比べてしまうことを簡単にはやめられない。


日本の友達が近況を教えてくれても、

今の自分と比べてしまう。

心の中でこっそり嫉妬してしまう。

人のことを羨んで、嫉妬して、自分も欲しい、あの子より満たされたい、なんであの人ばっかり?ってブクブク悪い気を膨らませている自分は「千と千尋の神隠し」のカオナシみたいでとっても醜い。

そんな自分が本当に嫌で変えたい。


他人への嫉妬心って、

みんな持ってるものけどうまく隠したり、押し殺しているものなのかと思っていたけど、

どうやらそうでない人もいるらしい。


例えば、私の夫はほとんど他人を羨んだり嫉妬することがないらしい。

初めてそれを聞いた時には心底驚いた。

「そんな人いるの!!??」

夫が20代後半で博士課程にいた時、

友達はすでに皆仕事が軌道に乗ったり、家庭を持ったりしていた。

飲み会に行って友達と話して、彼らが仕事で大きいプロジェクト任されただの、年収がいくらだの話していても、
「俺の友達みんな優秀でよかったな〜」と思っていたそう。

もっと驚いたことに、きょうだい喧嘩というものをしたことがないらしい。

とにかくきょうだいのことが大好きで、姉や妹が何か買ってもらっても、特に何も思わず、羨んだり嫉妬したりってことがなかったらしい。

仙人か?おぬしは。

とにかく、自分の好きなことさえできていれば、人のことはあまり気にならないらしい。

嫉妬心って、種の保存のために先天的にインプットされている機能じゃないんだ・・・

それに比べて私は、妹のやることにすぐ目くじら立てて怒ったり、いじめたり、ひがんだり・・・最低。もう最低。自分の満たされなさを周りにぶつけるカオナシ。カオナシが姉でごめん、妹。


私だってできればこんな嫌な自分はなくしてしまいたい。

人に影響を受けずに、自分のことをいつだって肯定してあげたい。


そこで、

人と比べない暮らし安心健やかライフエキスパートの夫に、どうすれば人と比べないで生きられるか、極意を聞いてみた。

曰く、

自分の世界を持つこと。
その世界を構築することに心血をそそぐこと。
それを認めてくれる人を持つこと。

だそうです。

やっぱそうですよね・・・

他人と比べて悩む原因って、すべて自分にあるんだよな。

自分が「これは!」と思うものに打ち込んでいたら、他の人のことは気にならないはずだ。

でも、もう一つ大切なのは、やっぱり、その自分の世界を認めてくれる人の存在。

うん、確かに、これはとても大事だ。

家族でも恋人でも友達でも、ネットで書いたものを読んでくれる人の存在でもいいし、そんな存在があれば、自分の軸は簡単にはブレないはず。

人間には限界があるし、完璧な人間はいない。

だから全部は無理。

今の私には、アカデミックキャリアをバリバリ築いている人や、
かっちり将来を見据えて安定した生活を手に入れている人はとても輝かしいし、うっかりすると嫉妬してしまいそうだけど、そんな風に自分にないものを見るのは本当に不毛だ。

それよりも今自分が持っているものを見ることの方がよっぽど大切。

私はパリで自由な生活を送っている。やりたいことをやって、夫もいるし、日本の家族も元気。それって素晴らしい!


・・・そうは言っても、自分が「これは!」と思う分野なら、
ちょっとくらいは人と比べて嫉妬するのもありかな?
例えば文章の上手い人、心底うらやましい〜〜〜!
・・・これはハングリー精神ということで許すことにしよう。



パリのドタバタ日記はこちらです→ https://viequotidienne629.wordpress.com


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