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頭が良いとか悪いとか



{2023.02.27の記事}

今日はちょこっと攻撃的な表現もありますが、私が言いたいことの本質が届くと信じて書きました。

必要な方へ届きますように。

 

私は世の中に、
●頭が良い人
●頭が悪い人
が存在しているのではなくて、

■頭の使い方が異なる人が混在している


だけだと考えています。

基本は↑この考えです。


【学校という環境における賢さ】

学校という環境の中で〖賢い人〗といえば、[勉強ができる人]の一言に尽きますよね。
・普段からしっかり予習復習している人
・普段は遊んでるようにしか見えないのに成績は良い人
・圧倒的に天才な人
様々なタイプがいると思いますが、とにかく[成績が良い人]が〖賢い人〗と判断されますよね。

{勉強ができる能力}とはザックリ言うと、
①新しい知識を理解する能力
②理解した内容を記憶する能力
③記憶した内容を引き出す能力
(④引き出した内容を活用する能力)
です。

これらを更にザックリまとめた言葉で表すと、
『自分のコンピューター(脳味噌)を最大限に発揮する能力』
とも言えます。


【職場という環境における賢さ】

職場という環境の中で〖賢い人〗といえば[仕事ができる人]ですよね。

何をもって[仕事ができる]と判断するかは業務や職場によって多少は異なりますが、多くの場合[要領が良い人]が〖賢い人〗と判断されますよね。

{要領が良い}とは何かザックリまとめると、
①業務全体の流れを把握する能力がある
②今自分が優先して行う業務が何なのか判断する能力がある
(自分で決めるべきか、上司に聞くべきかも、判断出来るという能力がある)
③決められた時間内に作業を進行する能力がある
といった所でしょう。

これらを更にザックリまとめた言葉にすると、
『自分が配置された場で自分というハードウェア(脳を含めた身体)をどう活かすか判断する能力』
とも言えます。


『自分のコンピューター(脳味噌)を最大限に発揮すること』
『自分が配置された場で自分というハードウェア(脳を含めた身体)をどう活かすか判断すること』

趣旨が全く異なりますよね。


仮に勉強ができなかったとしても仕事ができる可能性もあるし、
逆に勉強ができても仕事ができない可能性もある

と、いうのは、社会人を経験したことがある人の多くが理解していると思います。

その違いの本質が
●自分をコンピューターとしてしか扱えていないのか
●自分をハードウェアとして扱えるか

の差だと私は考えています。

まぁ、ケースバイケースでもあるんですけどね。


私がこれまでに関わった人たちの中で非常に多くの人が
『自分は頭が悪いから…。』と、劣等感を抱えていました。

しかも、
「自分は頭が悪いから…。」
言い訳にして
・考えようとしない
・挑戦しようとしない
・努力しようとしない
なんて人もめちゃくちゃ多かったです。


しかし、『自分は頭が悪い』と思い込んだ原因はただ単純に[成績が悪かっただけ]のことなんじゃないでしょうか。

成績が悪いことが即ち仕事ができないことにはならない、にも拘わらず、無駄に自分を縛ってしまっている人を私は沢山見てきました。

[頭が悪いコンプレックス]による八つ当たりを受けたこともあります。

「自分は頭が悪くて可哀想な人間なのだから、優遇されるべき!」と仕事を押し付けられたこともあります。


[『自分は頭が悪い。』と思い込まされてしまった人]は、確かに被害者ではあるのかもしれません。

が、頭が悪くて苦労したのであれば何か別の方法を模索するなど、工夫出来る余地は何かしらあったのではありませんか?

それを怠ったのはあなた自身ですよね。

自分の苦しみを人に八つ当たりするのって筋違いではありませんか?

と、私は言いたいです。


勉強に必要な能力は多岐に渡ります。
{集中力}
{理解力}
{情報処理能力}
{記憶する能力}
{記憶を引き出す能力}
{応用力}
etc.

勉強と一言で言っても、実は脳の中では[かなりハードな処理]が行われています。

どれかたった1つの能力が発揮できないだけでも、テストの点数が取れない可能性は出てくるのです。

しかし、逆に言えば、苦手な能力が何なのか理解して、その能力を引き出せるように工夫するだけで、簡単に成績が上がる可能性だってあります。

結局、成績(テストの点数)が悪い根本の原因って
[能力不足]よりも[工夫(努力)不足]の面が大きいんだと、そろそろ認めませんか?


私は

「頭が良い」とか「頭が悪い」という観点で物事を測っている
その感覚こそが最も愚かなことなんだ

と、もっと沢山の人が気付いた方が良いと思うんですよね。

でも、あまりにも[頭の良さ]を気にする話題が多いのと、頭の良し悪しの判断基準を{勉強}に置いている人が多いので、

「それ、ちょっと違いません?」

って話を書いておきたくなったんです。


勘違いしていただきたくないのですが、私は[工夫(努力)不足]を責めたい訳ではなく、
[工夫(努力)次第で何とかなる事柄]
にも拘わらず
["能力不足"だからできないと決めつけて]
挙げ句
[能力がある人間に八つ当たりする]
というその精神

を非難しているのです。
念押ししておきますね。


しかも、
『私だって能力無いんだから、八つ当たりされる筋合いがそもそも無い訳で…。』
八つ当たりする相手を見極めることすらできてない人間が八つ当たりなんかしてんじゃねぇよ、と
声を大にして言いたいんです。

まぁ……私が文句を言いたい相手には届かないのでしょうけども *⌒艸⌒


勉強って[自分の世界を広げるために活用する]ことが本質的な目的であって、[自分と他人を比較する天秤]にするべきじゃないと私は考えています。

だから、
『勉強ができないから頭が悪い。』
『勉強ができるから頭が良い。』

みたいな価値基準が世の中から無くなると良いなって願っています。

全ての人がコンプレックスの苦しみから解放されますように。


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