飼われる

私は子供の頃から
[ただ生きるだけ]
で、お金がかかることに納得できません。

まぁ、
『そういうモンだから…。』
で、妥協はしてますが、子供の頃から周りの大人たちが
『ただ生きるだけでお金がかかるのはおかしい！』
『最低限の生活にお金はかかるべきじゃない！』
と考えないこと自体が理解できませんでした。

・最低限の生活
・何か不調が出た際のある程度の治療
これらにお金がかからずに、
・贅沢
・余暇を楽しむ類いのサービス
などにある程度のお金がかかる

これが筋じゃない？

と、私は思う派です。だから、世の中の仕組みは色々変わるべきだし、外国の価値観に合わせてただただ物価を上げ続けるのは愚行でしかないように感じます。

私たちは

【『生きるためにお金が必要だ。』とマインドコントロールされた世界】

に生きていることを、もう少し自覚した方が良いと思います。

【生きる権利】
があるのなら、たとえどんな条件であろうと、お金が1銭も稼げずとも、生きられる基盤が無ければいけないと思いませんか？

日本には、一応生活保護などの制度もありますが、申請して許可が必要だったり、自立や社会復帰を促される場合もあったりすることは、それは
[無条件で生きる権利を要している]
世界ではないじゃないですか。

まず全員がお金を稼がずともとりあえず生きられる世の中があって、贅沢したり余暇を派手に楽しむためのお金を生むフィールドが存在してて、稼ぎたい人だけがガッツリ稼げる、っていう状況が、あるべき形なんじゃないかと思うんですよね。

今の世の中に生きる私たちは
【『生きるためにお金を稼がなければならない。』と思い込まされてる世界】
の中で飼い殺されてる家畜のようで、そんな社会の中で
『夢を持て。』
『希望を抱け。』
と言われる方が酷に感じたりもします。

夢や希望を抱けないような社会を創っているのは、誰なんだよ。

私には、
『生きるためにお金がかかるのは当たり前だ！』
『生きるために稼ぐことは自然だ。』
という感覚の人々の世界観についていけない、だから生きづらい。

そんな風に思う側面があります。

細い川があったとして、その川底に泥が蓄積して流れが滞っていたら、流す水の量を増やせば確かに水は流れるけど、圧倒的に泥を取り除いた方が早い。

これと同じことで、滞った経済の勢いを促すのは、物価や収入を増やすことではなく、必要無い出費を洗い出すことじゃないですか。

家計という小さい規模だけでなく、地域や国全体的に
・無駄
・贅沢
の境界線を明確にすることで、最小限のエネルギーで、必要な場所に必要なお金は流れるようになるのに、水を増やそう増やそうとする人、多過ぎません？

ダイエットの話となれば、
『運動量を増やすより、食べる量を減らす方が早いよ。』
と、言う人は多いのに、何故お金も同じことだと分からないの？それが私には分かりません。

もう、いっそのこと、稼ぎたい人が暮らす国、別に生きていられるなら稼ぐ必要は無いという人が暮らす国、分けてくれたらいーのに、とすら思います。

これは、働きたくないとかそういう次元の話ではなくて、
【生きるための金】のために疲弊しなければいけない人間
が存在すべきじゃないと思う、という話です。

悲しいかな、
【『生きるためにお金が必要だ。』とマインドコントロールされた人】
には、この話が理解されないんですよね。

「黙って働け。」
と、まともな会話にならないから、そんな人たちの中で生きるのも嫌になります。

でも、こういう呆れからくる生きづらさを抱えてるのは絶対私だけじゃないはずです。どうしたら、良い方向に変えられるんでしょうね？

まぁ、そんな規模のでかい話、ほっといて良いんですよ。

まずは
『自分も、『生きるためにお金は絶対に必要だ！』って思い込まされてるな…。』
って気付く人が1人でも多く増えることが大事です。

【生きるだけなら、別にお金なんて必要ない世界】

というものを空想できる人が増えることが重要なんです。

皆さんもちょっと考えてみてくださいね。

ここから、ちょっと嫌味っぽい書き方をするのでご注意ください。

金儲けできるかどうか、金持ちになれるかどうか、という部分は、【運】に左右される要素が大きいです。

お金=エネルギー
なので、エネルギーは良い波に乗って[運ばれる]ことで上手くとどろく必要があります。

上手く別の波と波長が合わなければかき消されるのがエネルギーの性質です。

なので、その波・運に上手く乗るために頑張るタイミングもあったとしても、運ばれてからは自分の力はほぼ要らなくなります。

ところが、
「自分は頑張ったから、金持ちになったんだ！」
「自分の努力のお陰で金儲けできたんだ！」
と、言う人は一定数いるし、その言葉を真に受ける人も一定数います。

自分が頑張ったり苦労したときの辛さを訴えたくて仕方ない、誰かに伝えないと気が済まない、メンタルの問題による演説だったりします。

その演説を真に受けると、
『頑張らなければ金持ちになれないんだ！』
『努力しなければ金儲けできないんだ！』
と、思い込むから、波・運に上手く乗りにくくなるということです。

本気でお金持ちになりたいなら、物理法則を理解した方が良い。

『自分は努力したから、お金を得て成功できたんだ！』
と強い誇りにしている人は、
[お金を稼ぐことが運に大きく左右されている]
ということを認めません。認めたら、自分を否定することにも繋がりますからね。

そして、
お金儲けに成功した人=凄い人
と崇めるタイプの人は、上記のタイプの言葉を疑うこともありません。鵜呑みにします。

そうやって、
[努力をすればお金を稼げるようになる]
という嘘が市民権を得ている訳ですね。

また、小賢しい人なんかは、それが嘘だと分かっていながら
「努力しましょう～！！！」
と、煽ってお金を巻き上げます。

①自分の努力のお陰だと誇示したくて仕方ない人
②お金儲けに成功してる人の話は全て正しいと思い込む人
③①と②のタイプを利用する人

少なくともこの3タイプにとっては、
「お金儲けは運に左右される要素が大きい。」
という事実は不都合だから、絶対に認めませんよね。

酷い場合だと、無意識に
【お金を稼ぐために苦労しなくて良い人】
を生まないよう働きかける場合もあります。上手く波・運に乗りそうになってる人の邪魔をしたりすることは、本当にあります。

お金を稼げる、稼げないを左右するのは、自分のメンタルという要素もかなり大きいです。

お金への勘違いやブロック、思い込み、誤ったイメージ……何かしらが強いと、それもお金儲けの邪魔になります。

『努力のお陰で稼げるんだ！』
と、いう思い込みが強過ぎてお金を得る人もいるでしょう。

お金へのどういったメンタルブロックを解消すべきなのかは人によって異なるので、どのメンタルブロックがどんな風に作用するかが人それぞれ違う辺りも、お金儲けが難しくなる要因でもありますね。

お金を上手く稼げるかどうかは、運とメンタルによる要因がほとんどです。

種を撒けばほぼ必ず芽を出す作物よりも、お金のエネルギーは弱いのです。

なのに、現代では生きるだけでお金を支払わされるシステムが溢れすぎていると思いませんか？

放っておいても雨と日差しだけで勝手に育つ可能性のある作物に比べ、投資すれば必ず還元されるなんてことのないお金が、こんなにも重要視されてる世界、変だと思いませんか？

お金って、本当に便利でしょうか？？？

私は、多くの人が【お金】というものへのメンタルブロックを解消することは大事だと思っています。

そのために、お金を沢山稼ぐ経験なども、必要だったりするとも考えています。

ですが、一番気付かなければいけないのは、【お金ありきの世の中】が、果たして正しいかどうかという部分なんじゃないかと思うんですよね。

本来なら、もっとスピリチュアルリーダーやマスターたちも、沢山の人が思い込みから解かれるような話を広めて然るべきだと思うんですけど、
「やれ、巳の日だ～」
「一粒万倍日だ～」
「金運アップ～」
「お金を引き寄せ～」
お金に執着させる話の方が多いのは、変だと私は思います。

いつまで、お金に飼われますか？
そろそろ、潮時なんじゃないですか？