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アドレスホッパーのきっかけは花粉症。

現在住んでいるオーストラリア・メルボルンは、春を迎えた。
見たこともない花、桜のような馴染みのある花まで多種多様に咲き、メルボルンの春を彩っている。

この時期、つまり9月に桜を見るのは貴重な経験だろう。
ただ桜が咲くということは、つまり花粉が飛ぶ時期でもあるということだ。

そう、今メルボルンでも花粉が飛び始めている。


そんな花粉症をきっかけに「アドレスホッパー」という生き方を知った。実際にはその用語を知る前に、そうなったらいいなぁとを思っていた。

去年の2月、私は会社を退社し、予定も何もない自由な身となる。
自分の中で一つ区切りをつけたいという思いで、退職直後にフィリピンへ行ったが、それはまた別の話。そのフィリピンから帰ってくるときがちょうど日本は花粉シーズンだった。

またこの時期か、と憂鬱になりもう嫌で、正直に日本に帰りたくなかった。そこで考えたのは、そもそも花粉のないところにいけばいいんじゃないか、ということ。

なので、沖縄への短期滞在を計画した。花粉の収まる5月中旬くらいまで。
北谷という地域に、大体2か月くらい。住んだ場所もノマドワーカーにはぴったしなホステルだった。

そこで出会う人や暮らしはとても新鮮で、ずっと新しい風を浴びていた。こんなワクワクすることない。環境を変えるだけで、こんなにも胸が高鳴るのか。ここでの出会いはとても貴重で、忘れもしない。

この生き方はまさにアドレスホッパーそのものではないか。
当時はそんなこと全く思っていなかったが、その暮らしが今の理想の暮らしに近い。

花粉症でなかったら沖縄に来ていなかったのかもしれない。
花粉症になってよかったと、発症から約20年経った今、初めて思う。


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今日の花粉症の話は、初春メルボルンで花粉が舞っている、というラジオ収録から発展させて執筆しました。
ぜひその収録も聞いていただけると嬉しいです。


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