信頼されることで信頼することの大切さを知る。
こんにちは。
今日は、今働いている職場で言われた言葉が、優しく自分を変えてくれたので、そのお話をさせてください。
英語ができないから、休めと言われました。
今働いている職場は、オーストラリア・メルボルンという街から電車で30分ほどの、Ivanhoeという街にあります。
Ivanhoeはローカルな地域で、まずお客さんのほとんどがオージー。あるいはここに住んで何年も住んでいる方。
当然、日本語は全く通じない環境にいます。
そんな中で英語がほぼ聞き取れない、話せない日本人が入るとどうなるか。
幸い、コーヒーの知識は多少持っていたので、ドリンクのメニューは辛うじて聞き取れますが、なにせここメルボルンは単なるラテでは終わりません。
例えば、エクストラホットのweakのフラットホワイトとか、3シュガーの3ショットのラージラテとか。
それ以外は全く聞き取れません。
スタッフとの会話もままなりません。
Do you know what I mean?と沢山聞かれてしまいます。それだけしか聞き取れません。
もし日本で同じ状況にあったら、と考えると、正直今すぐ辞めさせられても仕方がない、と思っていました。
そんな時に、BossのMichellから、今週末の土日はお休み、と伝えられました。
理由は、英語ができていないから。
とうとう来たか、と。
Michellに言った言葉、言われた言葉
正直、もう最後の宣告だと思いました。
勝手にMichellや他のスタッフが私に愛想を尽かしたと思いこんでいたから。
(そうであれば既に辞めさせられているはずですが)
なので、正直に、拙い英語で涙目浮かべながら言いました。
"I'm worried."
この言葉だけでは、絶対にその時の私の気持ちは伝わりません。
日本語で言えば、「英語もろくにできないのに雇ってもらって、期待にも応えられなくて、そしてみんなにとても迷惑をかけてしまって本当につらい。」
これが、I'm worriedだけで伝わるはずがないんです。
でも、Michellはこう応えました。
「あなたは本当にいい人。コーヒーも上手。人としても最高。ただちょっと英語ができないだけ。だからもっと英語にトライしてほしい。私はあなたをkeepしていたい。」
信頼されるだけで、人は変われる。
英語の表現って、日本語に訳すとかなり大げさに聞こえます。
Beautiful, wonderful,awesome,lovely...
なかなか日本で面と向かって素敵と言う機会って少ないですよね。
だからこそすごく日本人として、そう言ってくれることがとっても嬉しかったんです。
Michellも私が感じているほど、その言葉たちの持つ嬉しさを感じていないかもしれません。
でも、彼女が私をそうやって信頼してくれているおかげで、決断する勇気が芽生えました。
このカフェのみんなの為に、英語をもっと上達させよう。
彼女が信頼してくれるように、私も彼らを信頼する。
チームってこういうことなんだなと、恥ずかしながら今頃思い知りました。
もちろん今まで所属してきた場所で信頼関係がなかったかと言われるとそういうわけではありません。
ただ、それを口に出して、行動に移し伝えること。
私はそれが少し足りなかったなと感じました。
国籍が違おうが、ワーホリだろうが、信頼し合うことはできるはず。
もっと、彼らの為に頑張ろう。
そんなことを思った、メルボルン生活、3か月目。
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