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唾液の効用アレコレ からだ♡ダカラ⑬

知人が作ったであろう、面白ワード「ヨダレーダー」。「僕は、美味しい店を自前のヨダレーダーの反応で見つけることができる!」と断言していた。確かに彼と出かけると、必ずリーズナブルで居心地の良い美食なお店に辿り着いた。

うまいこと言うなあ、と感心して、以来わたくしも活用させていただいている。そして、わたくしのヨダレーダーもなかなかいい線いっていると自負している。(えっへん)おそらく、そう名付けることで、意識の引き寄せ機能がスムーズに起動し、美味しいものを手繰り寄せやすくなるのではないかと推測している。名付けるという行為(マジナイ)のスゴイ効果を実感する。と、同時に、うっかりといい加減なあだ名とかを大事な対象につけたりしないのが賢明だろうとも思う。

さて、「よだれ」である。唾液とも、唾とも呼ばれるが、実際にこの人体から発生する液体は、とても有能だったと、たまたま出向いた歯科の待合室に置いてあったパンフレット↓で今更ながら知った。

サラサラとネバネバの2種類があるとは!

唾液はマイ抗菌シールドなのだ!と知ったからには、せいぜいたっぷりと唾液を出すよう心がけたいと思う、わたくしである。公的な指導動画も見つかった。↓

わたくしも母と一緒に、この↑健口体操を日常生活に努めて取り入れていこうと思う。

実際に、唾液のはたらきを改めて確認してみようと検索すると、大手メーカーや歯科医からの情報が多かった。本としてまとめてあるものとして、検索できたのは下記の書籍。下記を覗くと、自己チェックの項目もあるようで、これは役立つ一冊と思った。

更に、noteのクリエイターさんにも唾液の記事を書かれている方がおいでであった。聞いたこともないような唾液のはたらきのすごさに、わたくしは驚いた。どんなことがらにもそこに深くて広い世界がある。しかもそれが自分自身の身体に備わっている機能というのは、とても心強いことである。(YAMAZAKURAさま、ありがとうございます)

ところで、脱線気味は承知の上で、たくさんの唾液を出すには、やはり美味しいものも必須ではないか、などと横道に思考は逸れていく。こじつけかもしれないが、そういえばその名もズバリ「よだれ鶏」なる中華料理があったことを思い出して、どうして、そんな命名がされたのかも、気になってきた。調べてみると、↓此処には料理の由来も説明されているうえに、なんと、親切なことに様々な「よだれ○○」なるアレンジレシピ動画まで紹介されているのだった。お好みのよだれメニューを調理・ご賞味されて、たっぷりと唾液の効用を得られてはいかがであろうか?

再び「よだれ」に戻って、唾にまつわる日本語についても調べてみた。眉唾や天に唾すなどいろいろあれど、わたくしがその中で初めて知った、憧れを感じる言葉は、咳唾、珠を成す(読み)ガイダ タマヲナスである。

わたくしは、このようにnoteを書き連ねて1年半ほどになる。が、自分が書いた記事が日本語の豊かさや美しさをうまく表現できているかと自問すれば、かなり怪しい限りである。語彙数も表現方法も世界一と言える優れた言語を母国語とできるこの幸運を、精一杯味わい、活かしたいと心から願っているのだけれど。

コトバンクでは、その解説を、《趙壱「刺世疾邪賦」から》かりそめに出た言葉も、珠玉のように美しいものである。詩文が非常にすぐれていることのたとえ。とする、「咳唾珠を成す」。手の届かない随分と高い目標であるけれど、それを目指して、日々言葉を紡いでいくことを楽しみ、それこそ「手に唾をして」たゆまずに努めていきたいと思うのだ。

その為にも、まったくの無料で、副作用の心配もゼロの疫病退治ができる唾液をしっかりと分泌できるように、まずは自らの身体を調えたい。そして、健やかに生きるのに必要な仕組みが、人間の身体に既に用意されている有難さに感謝しながら、この寒空を乗り越えていこう。

陽だまりに金平糖のような花が咲いている冬の昼下がり

最後までお読みくださり、ありがとうございます。和風慶雲。



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