見出し画像

学校の授業は社会で使える!

「学校の授業を受けて、覚えて。社会で使えると思う?使えないんですよ!」

などという言葉を聞くことはありませんか?

使えるか使えないかという定義自体がどのあたりのことを言っているのかで、だいぶニュアンスは変わります。

ただ一つ言いたい。「いや、恐ろしいほど使えるから。

社会で使える学校の知識

果たして、何に使えるのか。という点が気になる方もいらっしゃると思います。もっと言えば、「あれ?使えてるんじゃない?」と感じておられる方も少なからずいるはずです。

しかし、どれがどの辺りでどう使えているの?を深ぼりしようとは思わないのではないでしょうか。

なので、深ぼり~とまではいきませんが、ざっくりと私見ですが触れていこうと思います。

ここは日本。国語は母国のスタンダード

当たり前の話ではありますが、この国は日本です。基本は当然「国語」となります。ならば、国語そのものが社会にどう生きるかと言えば言わずもがなでしょう。

お仕事の上では、メールや電話に日常的に触れる方、事務仕事などに携わる方々には必須の科目なのではないでしょうか。

正しい日本語、とまではいかずとも「一般的にどういった言い回しが好ましいか」などの判別ができるようになるためには欠かせない科目です。

また、営業に携わる方も設計製造に携わる方も、お客様へのご案内や説明、社内連絡、報告などあらゆる場面で必要となるスタンダードな知識です。

しかし、このスタンダードがずっこ抜けて、何より大切な「コミュニケーション」が取れない方も少なくはないようです。

言葉の言い回しや文法。どのような伝え方がベストなのか、という観点から探ってみてもよいかもしれません。


最初に考えた人はすごいですよね。算数。

算数。または数学ですね。何に使えるか。ありとあらゆるものに使えます。
使えないなどという人が最も少ないのではと考えられる科目です。

サイン・コサインだの、ルートだの、π(パイ)だのと様々な内容を授業で受けた覚えがあるのではないでしょうか。

「こんな公式を覚えても、別に仕事でなんて使わないもの」等と、毛嫌いした方も恐らくはいるのではないでしょうか。

しかし、使うんです。

例えば、設計図面を描く方強度計算をされる方、製造された部品の検査を行う方や会社で経理事務を行う方営業事務として、受発注を管理される方等、様々な社会人が使っています。

営業事務は経験がございますが、この時やっておけばよかったなぁと感じたものがそろばんと簿記です。計算からプラスマイナスのバランスをとることの早いこと早いこと。

ほんとにうらやましかった。

また、図面を引かなければ取引先の求める部品を売れないとなった時に、設計部の方の力を借りながら、とある部品を作った覚えもあります。

この時は、「設計の人かっこいい!!」と感じたものです。

ちなみに、あらゆる仕事で使われる科目です。
土木、建築、農業、酪農、ありとあらゆる業界で「必ず」必要となります。

グローバルな視点でフライしちゃう。英語。

これを書いている私が、そもそも使えていないじゃない、と言われてしまえばそれまでなのですが、それでも憧れるのはすらすらと英語を喋れてしまう方。

すらすらと喋れるわけではないにしろ、ある程度の単語を覚えられるだけで、かなり生活は変わります。

英語のある生活、は現代では昔以上に密接なものになっています。

今やアプリケーションやAIで、簡単に翻訳できる時代でもあるのですが、ノータイムで目の前の人とやり取りできる力は、未だに大きな力です。

なんなら、ぱっとしない中年のおっさんが目の前で外国の方とすらすら英語で会話しているのを見たら、ときめいてしまってもおかしくはないほど。

当然、貿易関連の仕事で大活躍です。今後の時代、さらに深く海外とやり取りをしなければならないシチュエーションは増えるでしょう。

尚のこと、身に付けておいて損はない科目です。

成り立ちを知り未来へ活かす、社会科目。

政治家。もしくは地域インフラを整備する土木会社の皆様に欠かせない知識。

地域についてであれば、どのような災害が多くて、どのような防止策を実施しているのか。
昔ながらの悩みや対策で、過去の問題発生事例と解決事例に照らし合わせた対応など、知ったうえで取り組むのと知らないで取り組むとでは大きな差が生まれますよね。

県はもちろん、市町村単位で暮らしに繋がる運営を行う方には、欠かせない発想が身に付けられるのではないでしょうか。

ましてや、国家間のやり取りともなれば、過去の国の関係性を見据えずに外交などできませんし。

「先達に倣う」という言葉もあるくらいですから、決して軽視はできない科目ですね。

生き物と生ものに繋がる知識。理科

生き物はもちろん、薬や工業アイテム、農業やら何やらに繋がる知識ですよね。

これはもう、鉄板でしょう。いわずもがなだと思います。しかし、ただ機械だなんだだけでなく、医療関係のみならず。

農業にも深く関わることは忘れてはいけません。

麦わら帽子被って、土臭い恰好をしていて~と小ばかにしたことのある方
がいたら、全力で悔い改めてください。

土壌が酸性だから、アルカリ性のやつ撒いて中和させて~だとか、温度がこのタイミングだとあれだから、このタイミングに変えて~とか。

農業の方々、すごいんですよ。マジで。

なめてる人も少なからずいらっしゃいますが、できないんです。

もちろん、感覚でお仕事を覚えている方もおられるでしょうが、全く農業に触れずに来ている人が、脱サラしてin農業は、かなりハードルが高いハズ。

成功している方々は、すべからく努力をしていると感じられます。

自身の体を知り人の体を知るきっかけ。体育

体育というと、陸上やサッカー、器械体操や水泳など多様なコンテンツがあり、学校の授業の中でも楽しみにしている子も少なくはないでしょう。

この体育が社会で役に立つのか、どのような仕事があるのか、と考えた時に、お子様ならスポーツ選手!と答えるのではないでしょうか。

それも間違いではありませんが、柔道整復師やマッサージ師など、「体を知らなければできない仕事」に関わる知識の一部が感覚的に身に付きます。

もちろん、突き詰めれば結局、算数や国語といった座学に当たる知識も欠かせないのですが、自身の体の動かし方からあらゆる面において、後の知識習得に繋がるきっかけが生み出せるかもしれません。

ちなみに、格闘家の方や武術家の方が整体・整骨に携わる仕事をされているケースも少なくはありません。

ついでに覚えておくとベストな道徳。

道徳。当たり前の感性を身に付けておきましょうね。と。

人なら、こういう時は○○するよね。といった考え方が身に付きます。するとどうなるか、というと、人の輪から外れずに済みます。最低限

当り前よね。という感覚があるかないかで大きく変わるのが社会です。
そのため、当たり前が身に付いている方ほど、過ごしやすくいられます。

この道徳は、社会人となるのであれば、あって当たり前の感性ともいえます。しかし、抜け出てしまいやすい側面も併せ持つため、人として誤った行動をしないように、ある程度の概念は老若男女問わず持ったほうがよい知識であるかもしれません。

無駄にならないあらゆる経験

どのような経験も、全て自身の経験に活かせる大切な経験です。
大人になればなるほど、「より良い環境に身を置きたい」と感じるようにもなります。

その時に、「より良い環境に立つにはどうすればよいか。」という条件を付き詰めようとするには、それぞれの条件をクリアーするための下地が必要です。

言葉巧みに、適切なトークができれば、ジャパネットタカタのような、番組後半に「ほしくなるトーク」もできるようになるかもしれません。

いつかのそろばんの経験が生きて、簡単に簿記の資格を取れるかもしれません。

可能性は幅広く、長く繋がっています。
小学校の授業、中学校、高校の授業と、無駄にしないで育っていってほしいなと思います。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?