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作業中のBGM らじるらじる聴き逃し

私の場合、文章を書く時は無音じゃないと考えがまとまらない。他の人もそうなんだろうか。

考えてアウトプットしているそばから他の人の話し声が気になったり物事が気になって気が散漫になるから喫茶店でも文章入力はできないと思う。書いてる文章を誰かに見られるんじゃないかということが気になって集中できないのもある。この前の旅の途中の電車の中で、スマホで報告書みたいなのを書いてる人を見かけたんだけど、私にはできない。(私が人を見過ぎなだけか。)

だけど裁縫をしている時は耳が暇になって何かを聴いていたくなる。
テレビだと映像も見たくなって作業が進まないことになるのであまりつけない。
(たまに再放送されるドラマ「花嫁のれん」は例外で、あれがやってると作業中もテレビをつけちゃう。)

去年まで名古屋でもインターエフエム(新旧織り交ぜたかっこいい曲がずっと聴ける私が好きな心地いいラジオ局。)が聴けていたのでラジコで聴いていたけど、放送していた名古屋のラジオ局Radio NEOがコロナの影響もあってか閉局してしまってから、しばらくは何を聴いたらいいのやら困って私はしばしラジオボヘミアンになった。

Podcastを聴いたり、老舗の名古屋のラジオ局を聴いたりしたけど、今は主にNHKらじるらじるのアプリから聴き逃し配信を聴くのに落ち着いた。
さすがNHKだけあって、何十年も昔の放送の再放送の番組や、古典や宗教、教育やカルチャーなどジャンルが幅広くておもしろい。作業中の耳が暇にならない。

*私のらじるらじる聴き逃し配信お気に入りリストを載せてみようと思う。
興味のある方は聴いてみて欲しい。

★らじるらじる聴き逃し配信MYお気に入りリスト

・子ども科学電話相談
子供の素朴な疑問に学者先生が真剣に答えるのが大人の私にも勉強になっておもしろい。
大人が子供に教えてあげるという上下関係ではなくて、子どもにどうわかるように伝えるか、という先生方の姿勢にも学ばされる。

・宗教の時間
仏教やキリスト教、他の宗教の偉い人や研究者がなにかとためになる話を聞かせてくれる。堅苦しくなくて聞いていて辛くない。
朝食の準備をしながら聴くことが多い。

・高橋源一郎の飛ぶ教室
作家の高橋源一郎さんが、毎週本を1冊ピックアップしてその本について語る前半と、ゲストコーナーの後半で情報がミッチミチの番組。
作家の話から、福祉、音楽についてなど話題が幅広くて楽しい。ゲストも豪華。
1週間のうちで何回も聴き直したりする。

・おしゃべりな古典教室
木ノ下歌舞伎主催 木ノ下祐一さんが先生役、女優 小芝風花さんが生徒役の設定で日本の古典芸能や古典文学の魅力を伝える番組。
小芝風花さんの驚きや疑問、感想が毎回素直で聞いていて楽しくなる。
よく知らない古典の世界を学べるのも嬉しい。

・FMシアター
ラジオドラマ。ストーリーが毎回おもしろいのと、役者さんの声が聴きやすくて毎週楽しみにしている。
高校時代に少しだけ演劇部に所属していたことがある私は、ちょっと演じる方の気持ちにもなって聴いてる。

・新日曜名作座
西田敏行さんと竹下恵子さんという名優2名によるラジオドラマ。
「さすが!」と思っちゃう演技と、有名な作家の過去作品がドラマとして聴けたりするので嬉しい。
テーマ音楽が古関裕而(朝ドラエールのモデルだった人)だったことにびっくりした。

・朗読
明治以降の名作と呼ばれる文学を俳優が丁寧に朗読する番組。
15分番組だから毎日ちょこっとの場面しか進まないんだけど、どの話ものめり込んで聴いてしまう。
少し前までやっていた谷崎潤一郎の「痴人の愛」にはずいぶんハマって、話に出てくるナオミの口調の真似を夫にしつこくやって迷惑がられた。

・又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間
ピース又吉、サルゴリラ児玉、パンサー向井の3人のトーク番組。
毎週月曜の夜に放送されている。とにかくゆる〜〜〜〜い雰囲気が心地いい。
リスナーの年齢層が10代〜80代くらいと幅広く、紹介されるハガキもおもしろい。

・松尾潔のメロウな夜
先日「高橋源一郎の飛ぶ教室」にゲスト出演されたことで知った松尾潔さんのこの番組。
R&Bの古いのも新しいのも紹介してくれて、いい〜。作業がはかどる。
50分番組なんだけど、個人的には3時間くらいやってほしい。

・ザ・ソウルミュージックII
久保田利伸さんとゴスペラーズの村上てつやさんが週替わりでブラックミュージックを紹介する番組。
インターエフエムが聴けなくなってつまんなーいと思ってたけど、この番組と「松尾潔のメロウな夜」でだいぶ癒される。

・眠れない貴方へ
女性がメインターゲットの番組。
他人になかなか言えないような心の秘密をリスナーが打ち明けるコーナーに毎回けっこうドキッとさせられるんだけど、進行役の方の優しいコメントと、選曲に聴いている方もホッとさせられる。

・文芸選評
リスナーから投稿された俳句や短歌をプロが選評する番組。
司会進行の石井かおるさんは「子ども科学電話相談」でも司会をされているので、すごく親近感をもって聴いている。
毎回出演されるプロの選者の作品はもちろん素晴らしいんだけど、リスナーの作品の中にも胸にジーンと響くものがあり、ちょっと聴き始めただけなのに、もう毎週楽しみな番組になってる。


私のお気に入りリストはだいたいこんな感じだろうか。
他にもあるんだけどそれはまた今度にしよう。

コロナ禍での飛沫防止対策だとか、出演者のリモート放送だとか、閉局してしまった地元のラジオ局Radio NEOであればスポンサーのことだとか、ラジオ局もこの1年大変だったんだと思う。

私の作業BGMであるラジオ番組がこれからも長く私の耳を楽しませてくれますように。

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