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【2/15 #日めくりクラシック音楽 】今日はロシアの作曲家グリンカの命日(1857年)~歌劇「ルスランとリュドミラ」

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1857年2月15日が命日のロシアの作曲家ミハイル・グリンカの代表曲である歌劇「ルスランとリュドミラ」をご紹介します。

ミハイル・グリンカとは?

ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ(1804-1857)は、ロシアの作曲家。ロシア国外で広い名声を勝ち得た作曲家の一人で、「近代ロシア音楽の父」と呼ばれた。ロシア国民楽派の祖とされる。

 J.フィールド,C.マイヤーにピアノを学ぶ。 1830年イタリアに行き,G.ドニゼッティ,V.ベリーニに会い,のちベルリンの S.デーンに音楽理論を学ぶ。

外国を回るうちに、徐々に彼のロシア人としてのアイデンティティが芽生え、それまで海外作曲家の作品を輸入していたロシアにおいて、ロシア的な作品を書きたいという願いが起きてくるようになった。

帰国後、ロシア国民音楽の創造に全力を注ぎ,ロシアに題材をとったオペラ『イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)』 (1836) で大成功をおさめる。これは、幅広く受容された最初のロシア語オペラである。

続いて『ルスランとリュドミラ』 (42) を作曲。ロシア近代音楽の基礎を打ち立てた。

初めて真のロシア的音楽をつくったといわれるグリンカの作品は、ロシアのその後の作曲界に重要な影響を与えており、とりわけ有名なのが「ロシア五人組」である。五人組はグリンカの指導力を受け入れて、はっきりとロシア的な特質のある音楽を創造した。

ベルリオーズによって西ヨーロッパの音楽界に紹介された。 

45~47年スペインのグラナダで民謡採集を行う。一時帰国ののち再び西ヨーロッパへ向ったが,クリミア戦争勃発のためペテルブルグに戻り,57年ベルリンで客死。

上記のほかに管弦楽曲『ホタ・アラゴネーサ』 (45) ,ロシア民謡による『カマリンスカヤ』 (48) ,『マドリードの夏の夜の思い出』 (48) 、スペイン民謡による《スペイン序曲》第1・2番(45,51)などの管弦楽曲,室内楽曲や歌曲が知られる。

ミハイル・グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」

歌劇「ルスランとリュドミラ」をYoutubeで観る(https://youtu.be/lQjHkoyNvAE

1841年に完成した五幕の歌劇。プーシキンの同名の詩をもとに、作曲者を含む5人が台本を共作した。

勇者ルスランが数々の困難と戦いながら異境に連れ去られたリュドミラ姫を救い出すという筋にふさわしく、この作品にはトルコのリズムやペルシアの旋法など、ロシアに隣接する東洋諸国の音楽的要素がふんだんに取り入れられている。

ロシア国民楽派によるオリエンタリズムの先駆的存在となっている。

1842年にペテルブルグで初演された。

序曲は弦楽セクションの妙技や爽快かつ華麗なサウンドを満喫できて、オーケストラ演奏会において単独で演奏される機会も多い。

それでは、今日はこの辺で🎶

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