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【4/28 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家:ジャコモ・マイアベーアのオペラ「アフリカの女」初演日(1865年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1865年4月28日に初演日を迎えた、ドイツの作曲家、ジャコモ・マイアベーアのオペラ「アフリカの女」をご紹介します。

ジャコモ・マイアベーアとは?

ジャコモ・マイアベーア(1791-1964)はドイツの作曲家。

ベルリン近郊の富裕なユダヤ人の家庭に生まれ、早くから音楽の才能を発揮、9歳でピアニストとして活動を始め、のちにフォーグラーらに作曲を学ぶ。

1812年以後オペラなど劇場音楽を発表、24年ベネチアで初演された『エジプトの十字軍』により名声を獲得した。翌25年このオペラのパリ上演の成功を機に彼はパリに居を定めるとともに音楽のスタイルを一変させた。

彼はドイツ風の手堅い和声、イタリア的な旋律美の追究に、フランス的要素、すなわち劇自体の完成度、舞台装置などの真実味、そしてとくに歌詞と音楽のアクセントの一致を付け加え、31年パリで『悪魔のロベール』を初演、また36年にはパリで『ユグノー教徒』を発表、いずれも大成功を収めた。

42年にプロイセン宮廷音楽総監督に任命され、ベルリンに戻った。以後ベルリンとパリを往復しつつ独仏両国語の台本に作曲、49年にパリで初演された『預言者』(「戴冠(たいかん)式行進曲」を含む)も成功した。

最後のオペラ『アフリカの女』は1837年から25年余を費やして作曲された大作だが、その上演準備中に病を得てパリに没し、この作品は死の翌年の65年に初演された。

 彼がおもにパリで発表したオペラは、壮大な舞台装置、群衆を登場させるスペクタクル的効果と、それに見合った華美な音楽を特徴とし、当時人気を集めた。彼は「グランド・オペラ」とよばれるこのジャンルを代表する作曲家であるが、このほか、多種の声楽曲、ピアノ曲を残している。

ジャコモ・マイアベーア:オペラ「アフリカの女」

『アフリカの女』は、5幕2場のグランド・オペラで、初演はパリ・オペラ座で1865年4月28日に行われた。ウジェーヌ・スクリーブによるフランス語のリブレットに基づいている。航海者バスコ=ダ=ガマと二人の女性の愛を描いた作品。

最初に台本作家のスクリーブとマイアベーアが契約を交わしたのが1837年5月で、1865年4月の初演まで28年の長い歳月が経過し、その間スクリーブが1861年2月20日に、マイアベーアも1864年5月2日に死去してしまう。

このマイアベーアの最後のグランド・オペラは当初、ポルトガルの航海士ヴァスコ・ダ・ガマをモデルにした『ヴァスコ・ダ・ガマ』として作曲されたが、マイアベーアが初演を迎えることなく他界してしまった為、

リハーサルの監督を務めたベルギーの音楽学者フランソワ=ジョゼフ・フェティスによってカットが施され、リブレットも改変され、タイトルも『アフリカの女』に変更された。

それでは、今日はこの辺で🎶

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