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【6/13 #日めくりクラシック音楽 】今日はロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』初演日(1911年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1911年6月13日が初演日である、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーバレエ音楽『ペトルーシュカ』をご紹介します。

イーゴリ・ストラヴィンスキーとは?

イーゴリ・フョードロヴィチ・ストラヴィンスキー(1882年6月17日 - 1971年4月6日)は、ロシアの作曲家。

同じくロシアの芸術プロデューサーであるディアギレフから委嘱を受け作曲した初期の3作品(『火の鳥』、『ペトルーシュカ』、『春の祭典』)で知られるほか、指揮者、ピアニストとしても活動した。20世紀を代表する作曲家の1人として知られ、20世紀の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人である。

マリインスキー劇場で歌う高名なバス歌手の3男としてペテルブルグ近郊で生まれ,9歳からピアノと作曲を学ぶ。

1902年−1908年リムスキー・コルサコフに作曲を師事。管弦楽曲《花火》(1908年)などでディアギレフに認められ,最初に頼まれた仕事はバレエ『レ・シルフィード』のためにショパンのピアノ曲を管弦楽用に編曲だった。

1910年にはバレエ・リュスのために作曲した『火の鳥』がパリのオペラ座で初演され、大成功を収める。翌1911年には、第2作『ペトルーシュカ』が初演され、これも成功を収める。

さらに1913年、第3作『春の祭典』がパリで初演された。この上演は楽壇をセンセーショナルな賛否両論の渦に巻き込み、初演においては観客の怒号が演奏をかき消すほどであったと伝えられているが、その後すぐに評価は急上昇し、これも大成功を収めることとなった。

パリでは,ドビュッシー,サティ,ラベル,ファリャ,コクトー,ピカソなどと交流。

1914年、第一次世界大戦が勃発するとウスティルーフには帰れなくなり、スイスに居を定めた。1917年に起きたロシア十月革命により故国の土地は革命政府に没収され、ロシアからの収入も得られなくなり、またバレエ・リュスの公演も戦争に妨げられて思うにまかせず、ストラヴィンスキーの生活は苦境に陥った。

戦後の1920年にパリで初演された『プルチネルラ』はまだスイスに住んでいた時に作曲された曲だが、18世紀の音楽の旋律と形式をそのまま使いながら、新しい管弦楽法で音楽に新しい命を吹き込んだもので、1921年以降フランスに落ち着いてから作られるようになる新古典主義音楽のはしりだった。ストラヴィンスキーの新古典主義時代は1951年のオペラ『放蕩者のなりゆき』まで続く。

ストラヴィンスキーは20世紀の作曲家としては多作で、生涯に約110曲を作曲している。フランス時代からジャズに影響を受け、アメリカに移ってからはジャズ・バンド用の曲も作曲している。

第二次世界大戦後は、それまで敵対関係であったシェーンベルクらの十二音技法を取り入れ、またヴェーベルンの音楽を「音楽における真正なるもの」などと賞賛するようになった。晩年には宗教音楽を作曲するなど多種多様な作風で、メシアンはストラヴィンスキーのことを「カメレオン作曲家」と称している。

イーゴリ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』

『ペトルーシュカ』 は、ディアギレフのバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のために、1910年から1911年にかけて冬に作曲され、1911年6月13日にパリのシャトレ座で初演された。

公演はおおむね成功したが、少なからぬ聴衆は、ドライで痛烈で、時にグロテスクでさえあるこの音楽に面喰らった。

1830年代のサンクト・ペテルブルク海軍広場。謝肉祭後半の市場によって舞台が始まる。

人形芝居小屋の操り人形たちの恋の悲劇が演じられる。道化役ペトルーシュカは命を吹き込まれバレリーナに恋をするも振られ、恋敵のムーア人と戦って殺されるという物語。

ロシア民謡を取り入れた音楽は奇数拍子とポリリズムの使用に特色があり、管弦楽組曲(1946)もある。

ストラヴィンスキー関連記事:【4/6 #日めくりクラシック音楽 】今日はロシアの作曲家ストラヴィンスキーの命日(1971年)~バレエ「火の鳥」~

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