見出し画像

【6/8 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家ロベルト・シューマンの誕生日(1810年)~ピアノ協奏曲~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1810年6月8日が誕生日である、ドイツの作曲家ロベルト・シューマンの代表曲、ピアノ協奏曲 イ短調 作品54をご紹介します。

ロベルト・シューマンとは?

ベルト・アレクサンダー・シューマン(1810年6月8日 - 1856年7月29日)は、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家。ベートーヴェンやシューベルトの音楽のロマン的後継者として位置づけられ、交響曲から合唱曲まで幅広い分野で作品を残した。 とくにピアノ曲と歌曲において評価が高い。

芸術的素養に恵まれた両親の間にツウィッカウで生まれる。早くから音楽の天分をみせる一方,文学にも熱中し,ジャン・パウルを愛読。ライプチヒ大学とハイデルベルク大学で法律を学ぶが,学業を半ばで打ち切り,のちの妻クララの父、フリードリヒ・ヴィークについてピアノを本格的に学んだ。

右手を痛めてピアノ奏者への道を断念し,作曲に専心。《謝肉祭》(1835年),《子どもの情景》(1838年),《クライスレリアーナ》《幻想曲》(ともに1838年)など,ドイツ・ロマン派のピアノ音楽の精華が相次いで誕生した。

1834年に雑誌《音楽新報》を創刊し,音楽評論家としてショパン、メンデルスゾーン、ブラームス、ベルリオーズなどを世に紹介した。

1840年、ヴィークに裁判を起こされるほどの猛反発を乗り越えてクララと結婚。8人の子宝に恵まれるなどの幸福の中で歌曲集《詩人の恋》《リーダークライス》2巻,《女の愛と生涯》(いずれも1840年)などを一気に仕上げた。

リストにも絶賛されたピアニストであるクララは、自身の演奏会でもシューマンの作品を取り上げ、その優れた演奏でシューマンの名声は広がることとなる。

その後,合唱団,管弦楽団の指揮なども務めたが,神経障害が高じ1854年ライン川に投身,エンデニヒの精神病院で2年後に死去した。

こまやかな感情を詩的に表現したロマン派の旗手で,作品にはピアノ曲と歌曲のほか,4つの交響曲(1841年,1845年−1846年,1850年,1841年−1851年),《ピアノ協奏曲》(1841年−1845年),《チェロ協奏曲》(1850年),《ゲーテのファウストからの情景》(1844年−1853年),数多くの室内楽曲などがある。《ミサ・サクラ・ハ短調》(1852年−1853年,初演1861年)などの晩年の宗教音楽も,近年再評価の声が高い。

ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54

ロベルト・シューマンのピアノ協奏曲イ短調作品54は、1845年に完成された、シューマンの遺した唯一の完成されたピアノ協奏曲である。

シューマンはこの曲の前にいくつかピアノ協奏曲の作曲に取り掛かっていた。1828年に変ホ長調の協奏曲の作曲を始め、1829年から1831年にかけてはヘ長調の協奏曲に取り組み、1839年にはニ短調の協奏曲を1楽章のみ完成させた。

しかし、これらの曲はいずれも完成しなかった。 1841年、シューマンは後にピアノ協奏曲の第1楽章となる『ピアノと管弦楽のための幻想曲』を作曲した(初稿)。

1845年にそれを改作し、間奏曲とフィナーレの2楽章を加えて曲として完成させた。この曲はシューマンの作曲した唯一のピアノ協奏曲となった。 曲は3楽章からなり、その後第2楽章と第3楽章をつなぐ移行部が作曲されて完成。最後に書かれたこの移行部こそシューマンの独創性を示している。

およそ4年の歳月を経て、ロマン派のピアノ協奏曲を代表する傑作が誕生した。

1846年1月1日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスで、ロベルトの妻クララ・シューマンの独奏、献呈者フェルディナント・ヒラー指揮で初演された。

ピアノ以外を独奏楽器とした協奏曲としては1850年のチェロ協奏曲作品129、1853年のヴァイオリン協奏曲がある。

シューマン関連記事:ロベルト・シューマンが、妻クララとの結婚にあたり贈った曲。シューマン/リスト 献呈

シューマン関連記事:【5/20 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツのピアニスト・作曲家、クララ・シューマンの命日(1896年)〜ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス Op.22〜

それでは、今日はこの辺で🎶

「#なごクラ」という中部地方10県のクラシック音楽演奏会をご紹介&徹底応援するプロジェクトで掲載情報を募集中です。

このプロジェクトは中部地方10県(新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県)で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するものです。

プロジェクトの詳細は、note記事にまとめました。

まずは、名古屋クラシック音楽堂のTwitterにて、だいたい2週間~1カ月先のクラシック音楽演奏会の情報を、ハッシュタグ #なごクラ を付けてツイートしていきます。

聴きに行くコンサートの計画を立てるのにご活用ください。またクラシック音楽演奏会の主催者やホール、演奏家など関係者の皆様には、中部地方のクラシック音楽専門のプレスリリース媒体としてご利用していただければと思います。掲載ご希望の方は名古屋クラシック音楽堂のTwitterのDMでご一報ください。

名古屋クラシック音楽堂はTwitterでもクラシック音楽の情報を発信しております🎶

名古屋クラシック音楽堂のTwitterでは、『クラシック音楽を誰もが楽しめる原動力になる』をビジョンとし、名古屋を中心とした東海4県のコンサートや演奏家の情報 #なごくら 、その日にちなんだ作曲家や演奏家の曲を紹介する #日めくりクラシック音楽 、人気のクラシック音楽動画やクラシック音楽関連ニュースを毎日ご紹介。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?