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【5/20 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツのピアニスト・作曲家、クララ・シューマンの命日(1896年)〜ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス Op.22〜

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1896年5月20日が命日であるドイツのピアニスト・作曲家であるクララ・シューマンの代表作「ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス Op.22」をご紹介します。

クララ・シューマンとは?

ヨーロッパ共通通貨ユーロに統合される前の、最後の100マルク紙幣に肖像が使用された

クラーラ・ヨゼフィーネ・シューマン(1819年9月13日 - 1896年5月20日)は、ドイツのピアニスト、作曲家。ピアノ教師フリードリヒ・ヴィーク の次女として生まれる。19世紀に活躍した女性ピアニストであり、また作曲家ロベルト・シューマンの妻としても広く知られている。

プロデビューは1828年、9歳の時、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会で、モーツァルト・ピアノ協奏曲のソリストを務めたクララは、当時のライプツィヒ、ザクセン王国のみならず、現在のドイツ全域に天才少女としてその名を知られるようになり、以後、19世紀において最も高名なピアニストとなった。

「ピアノの詩人」として知られるショパンから「私の練習曲集を弾ける唯一のドイツ人女性」と絶賛されたほか、文豪ゲーテからも称賛を受けた。

1828年の夏ごろから父ヴィークのもとにピアノを師事しに来たロベルト・シューマンと親しくなった。1835年頃からロベルトとの交際が始まるも、父ヴィークから様々な妨害を受ける。

ヴィークとの和解は不可能と考えたシューマンは、1839年6月15日、クララの同意を得て弁護士に訴訟手続きを依頼、1840年8月12日にシューマンとクララの結婚を許可する判決が下され、二人は9月12日にライプツィヒ近郊シェーネフェルトの教会で結婚式を挙げた。翌9月13日はクララの21歳の誕生日だった。その後8人の子供をもうける。

クララはその美貌、知性も手伝い当時の楽壇の女神的存在であり、ロベルトの弟子であり14歳年下の大作曲家ヨハネス・ブラームスからは親愛の情を示された。ただし恋愛関係を裏付ける証拠はない。二人はロベルトの自殺未遂後の精神科病院への入院、そして死以降も交流を続け、クララの死まで親友であり続けた。

クララ・シューマン:ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス Op.22

クララ・シューマンのピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス op.22は、1853年に作曲された独立した3曲で構成される作品で、バイオリン奏者ヨーゼフ・ヨアヒムに献呈されました。

クララとヨアヒムは親友であり、多くの演奏会で共演しました。この作品はロマン派音楽の傑作として高く評価されています。

ロマンスという語は、スペイン語のロマンセないしはロマンサに遡り、もともと説話や口承文学を指すものだった。18世紀にイタリア語経由で音楽用語に取り入れられ、抒情的な楽曲に題名として添えられるようになった。

内容的・性格的には、バロック音楽のエールの延長上にありながら、主情的で甘美な内容を最大の特色とする点において、19世紀のさまざまなキャラクター・ピースのはじまりになったと言ってよい。

シューマン夫妻はピアノ独奏や室内楽のためのロマンスを好んで作曲した。ロベルト・シューマンによる《オーボエとピアノのための3つのロマンス》や、クララ・シューマンによる3曲の《3つのロマンス》(Op.11,Op,21,Op.22)は、20世紀になり再評価されるようになった。

ロベルト・シューマン:オーボエとピアノのための3つのロマンス Op.94(1849年)

シューマンのクララへのクリスマス・プレゼントとして作曲したと言われている。

クララ・シューマン:3つのロマンス Op.11(1849年)

クララ・シューマン:3つのロマンス Op.21(1853年)

クララが夫ロベルトの誕生日の為に作曲し贈った第1曲。のちに第1曲~第3曲を「3つのロマンス OP.21」としてまとめてブラームスに献呈している。

それでは今日はこの辺で🎶

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