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【6/21 #日めくりクラシック音楽 】今日はロシアの作曲家リムスキー=コルサコフの命日(1908年)~スペイン奇想曲~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1908年6月21日が命日である、ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフの代表作、スペイン奇想曲をご紹介します。

リムスキー=コルサコフとは?

ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ(1844年3月18日- 1908年6月21日)は、ロシアの作曲家。「ロシア五人組」の一人で、色彩感あふれる管弦楽曲や民族色豊かなオペラを数多く残す。

ノヴゴロド近隣のティフヴィンで、軍人貴族の家庭に生まれる。幼児期より楽才を顕すが、12歳でサンクトペテルブルクの海軍兵学校に入学し、ロシア海軍に進んで艦隊による海外遠征も体験した。

1859年からピアノを始め、1861年にミリイ・バラキレフと出会って、ようやく真剣に作曲に打ち込むようになる。

バラキレフは、リムスキー=コルサコフが航海演習のない時に作曲の指導をして、励ましてくれた。バラキレフとの出会いによって、後の「五人組」の同人となる他の作曲家とも面識を得た。

1871年には音楽や作曲については、独学や、「五人組」の仲間内での集団学習だけだったにもかかわらず、ペテルブルク音楽院から作曲と管弦楽法の教授に海軍大尉の軍籍を保ったまま任命される。立ち遅れていたロシア音楽のアカデミズム確立に尽力した。

81年にムソルグスキーが死去し、「五人組」は解散。ベリャーエフがライプツィヒに創設した音楽出版社を通じて、またロシア交響楽連続演奏会の指揮を通じて多くのロシア音楽を紹介。

管弦楽法の大家として知られ,とりわけ標題音楽に鮮やかな語り口をみせた。著書《管弦楽法原理》(1913年)は自作を例にした近代の代表的教科書。1905年の第一次ロシア革命の折には、政治的見解の相違から音楽院教授を解任される。

ムソルグスキーやボロディンの未完の作品を編曲し直し、世に出した他、グラズノフ,リャードフ,ストラビンスキー,ミヤスコフスキー,プロコフィエフ,またイタリア人レスピーギら,その門下からは多数の逸材が輩出するなど、教育者としても優れた功績をあげた。

主な作品に,オペラ《雪娘》(1880年−1881年,改訂1895年ころ),《サトコ》(1895年−1896年),《金鶏》(1906年−1907年),3つの交響曲(1861年−1865年,1868年,1866年−1873年。3曲とものち改訂),管弦楽曲《スペイン奇想曲》(1887年),《シェエラザード》(1888年)など。

リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲

はっきりとした旋律と典型的な和声が見られる。ヴァイオリンをはじめとして様々な楽器がソロで活躍する部分が多いことも特徴である。

ヴァイオリン独奏に関しては、同時期に書かれリムスキー=コルサコフの管弦楽作品の代表とされる交響組曲『シェヘラザード』、序曲『ロシアの復活祭』にも言えるが、スペイン奇想曲は最初「スペインの主題によるヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」としてスケッチされており、途中で作曲者が意思を変更し、結局管弦楽曲になったものである。

もともと管弦楽曲であるが、吹奏楽団によって演奏されることも多い。ピアノの連弾版もある。

素材として採り上げられたスペイン民謡は、マドリード音楽院教授を務めたスペインの作曲家ホセ・インセンガが1874年にバルセロナで出版した『スペインからの響き』という民謡・舞曲集からの借用である

1887年10月31日、サンクトペテルブルクにおいて作曲者自身の指揮、マリインスキー劇場管弦楽団の演奏で初演された。リハーサル時より楽団員から盛んに賞賛されたため、ベリャーエフ社から楽譜が出版された際、初演を受け持った楽団員67名に対して作品が献呈され、総譜の扉には67名の名が記されている。

リムスキー=コルサコフ関連記事:リムスキー=コルサコフの誕生日(1844年)~交響組曲「シェヘラザード」~

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