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第2回澄和Futurist賞(2017年) その1  「平和、人・自然 ~なごむ世界へ」

2017年の『第2回澄和Futurist賞』ノミネートにおいては、本賞のロゴ下にも表されているスローガン「平和、人・自然 ~和む世界へ」に沿った選考が進められました。

一口に選考とは言うものの、その過程は容易なものではありません。第一の条件は、長年「なごむ世界」につながる活動を継続して来られた方で、しかもそれが世の中に影響を与える独自のお取り組みであること。調べれば調べるほどそうした方々が数え切れないほどいる現実がわかり、また、著名な方であっても意外と知られていない社会貢献のお取り組みをされていたりなど、まさに、無知の知を思い知らされながらの情報収集が続きました。
一方、毎回3名ほどを表彰させていただき、その組み合わせが、スローガンとマッチしていなければなりません。第1回は澄和の原点である非戦への直接的な思いを表した表彰となりましたが、広義の平和観を表したスローガンに沿うように。そして、1回、2回ではピンと来なくとも、回を重ね、受賞者の皆様の顔ぶれによって『澄和Futurist賞』のコンセプトと「なごむ世界」のイメージが自然と伝わるようになることを常に想定しながら選考の格闘が続きました。その結果、第2回の受賞者の方々が次の3名に決まったのです。

□国民的人気映画「男はつらいよ」シリーズなどをはじめとして文字通り人々のふれあいと和みの心を日本中にもたらしてきた映画監督 山田洋次さん
□大ヒットドキュメンタリー映画『人生フルーツ』の主人公で、自然と共生した生き方が数多くの人々の共感を得た建築家 津端修一さん・英子さんご夫妻
□第二次世界大戦における中国残留婦人の生涯を描いた独り芝居『帰ってきたおばあさん』を長年演じ続けてきた舞台女優 神田さち子さん

そして10月27日、第1回の如水会館近くでこちらも由緒ある学士会館に会場を移し、表彰式を開催するに至りました。そこでもたくさんのエピソードが刻まれました。
(澄和 事務局長 青柳信久)