Essay002:児童文学を読むこと
こんにちは。かずよです。
小さいころから本を読むのが好きでした。絵本にはじまり、童話、ヤングアダルト、推理小説、一般文芸、自己啓発本、エッセイ、心理学の本…こう振り返ると色々読んだものだなぁと思います。
そのなかから、今日は小学生のころに読んで思い出に残っている本についてお話しします。3冊くらいご紹介したいんですけど…何を紹介しようかな。
1.岡田淳「こそあどの森の物語」シリーズ
「こそあどの森の物語」シリーズを初めて読んだのは、小学校2年生のときのこと。かかりつけの耳鼻科に毎日通わなくてはならなくなって、待合室に置かれていた『ふしぎな木の実の料理法』をちびちび読んでいったのでした。
何が心をとらえたかって、こそあどの森の住人たちが住むお家の見取り図が細かく描かれていることです。なんだろう、間取りマニアなのかな私は。著者の岡田さんは小学校の図工の先生を長年されていた方で、挿絵もすべて岡田さんが描いたものでした。
くわえて、小学校のころの私は内気で同級生たちみたいにすらすらと周りの大人に対して話せず、ちょうどこのシリーズの主人公、スキッパーのようにお喋りが今以上にヘタでした。そんなところも共感したのかもしれません。
その後、耳鼻科に通わなくなった私は図書館でこのシリーズを見つけます。その後は図書館で何度も何度も借りていたのですが、19歳か20歳くらいのころ、ついにシリーズを10巻セットで大人買いしました。
いちばん好きなのは『はじまりの樹の神話』。全12巻で完結しているのですが、私はいまだに新刊を見つけて喜ぶ夢を見ます。笑
2.コナン・ドイル『名探偵シャーロックホームズ』シリーズ
小学校4年生くらいにはまったのがシャーロックホームズ。だけど、最初に読んだのはモーリス・ルブランの『ルパン対ホームズ』でした。なんでそこからホームズにいったんだろう?
上のAmazonリンクのシリーズ、確かに読んだのですが学校の図書室で読んだのはシンプルな感じの絵がついたシリーズでした。1冊に2編ずつ収録されていて…誰かご存じないですか。私の中のホームズやワトソンはいまだにあの絵になっています。
ロバート・ダウニー・jrとジュード・ロウの映画も観ました。ワトソンのジュード・ロウがかっこよかった。
3.ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』
スタジオジブリ映画『ハウルの動く城』の原作。読んだことありますか?はちゃめちゃでにぎやかで、面白いんですよ。
この本を読んで私はダイアナ・ウィン・ジョーンズのとりこになりました。小学校5,6年生のころは彼女の本しか読んでいないんじゃないかな。「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ、『花の魔法、白のドラゴン』…彼女の作品はめちゃくちゃ長いものが多いんですけど、頑張って読んでました。
このころは、ジョーンズの影響でファンタジーを書く小説家になりたかった。そして彼女に会ってみたかったです。亡くなったときショックを受けたのを覚えています。
***
内容にあまり触れずに3作品をご紹介しました。紹介、っていうより「思い入れを語る」になった。笑
3番目の『魔法使いハウルと火の悪魔』って普通の単行本に小さめの字がぎっしりあるんですけど、たぶん小学生のころはその長さを1日とか、半日とかで読んでたんですよね。今じゃ考えられない集中力です。そのくらいまた物語にのめり込んで読んでみたいなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?