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潰瘍性大腸炎になった話②

大腸内視鏡検査の予約が中々取れなかったので、

検査までの間処方された薬を飲んで、腸に負担がかからないお粥などの消化が良い食べ物を食べていました。

薬のおかげで少し症状は落ち着いていましたが、下血は止まらない。

仕事中もトイレへ駆け込む事が多く不安な日々を過ごしました。

今回は大腸検査はどのような検査をするのか、書いてみようと思います。

既に潰瘍性大腸炎を患い、検査を受けている人にとってはお馴染みの検査だと思いますが、

これから検査を受けようと思っている方は参考にしてみてください。

検査前日

検査前日から食事制限を行います。

病院によって制限が違うと思いますが、自分が通っている病院は前日から、

3食とも量は控えめに、病院が指定した消化の良いものを食べます。

検査食を用意してくれる病院もありますので、消化が良いものを考えるのが面倒くさい時は頼んでも良いと思います。

初めて検査をしたときは検査食を頼んでみましたが、不味いのを覚悟で食べてみましたが、味がしっかりしていて美味しかったのは意外でした。

就寝前に「センノシド」という下剤を服用して明日に備えます。

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検査準備

検査では下剤と水を交互に取りながら、便の色が透明になるまで排便を繰り返します。

下剤の種類は「モビプレップ」という下剤を使用しました。

1.5リットルの下剤と一緒に、お茶や水500mgのペットボトル2本、合計2.5リットルを飲みます。

下剤の種類によって違うと思いますが、味は濃い目のスポーツドリンクのような味です。

下剤が嫌で内視鏡検査を躊躇する方もいると思いますが、朝から何も食べてないと意外と美味しく感じてゴクゴク飲めました。

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コップ1杯の下剤に対し、15分くらいかけてゆっくりと飲んでいきます。

大体30分ほどで便意を感じはじめ、トイレの往復が始まります。

排便チェックシートで回数や便の状態をチェックしていきます。

段々と味にも飽きてくると、看護師さんが飴玉を出してくれました。

当初検査前に予定表をもらうのですが、随分と長い時間をかけて下剤を飲む時間を取るんだな、病院でさぞかし暇だろうと思っていましたが、

下剤を飲み、トイレへ往復していると時間はあっという間に過ぎました。

10回を超えてくると排出液が透明に近づいてきます。この段階までくると検査は可能なようです。

検査

自分の通っている消化器クリニックでは、検査は麻酔を使用した検査を行っているので、麻酔ありにして貰いました。

麻酔無しでは、検査中大腸の様子を見たり出来るようですが、自分は寝ている間に終わっていた方が良いと考えたので、麻酔ありは有難かったです。

検査用の紙パンツに履き替えて、ストレッチャーに横向きの体制で乗ります。処置室に運ばれて先生と挨拶をかわし、点滴から麻酔を入れます。

麻酔が効いてくるので、検査自体は全く記憶がありません。

自分は記憶が無かったのですが、人によって何となく遠くに意識がある人もいるようです。

数分で麻酔から目覚め、気が付いたらもう終わっていました。何の痛みもありません。

麻酔から目が覚めても、しばらくはボーっとしています。検査結果を待つ間温かいお茶を飲みながら、検査が終わった安堵感に浸りました。

検査結果

先生から呼ばれ、検査結果を聞きます。

画像を見ながら説明を受けるのですが、予想通りの炎症具合。

直腸付近、上行結腸あたりから出血が確認できました。

先生から「恐らく潰瘍性大腸炎だろう」と診断を受けます。組織を病理組織検査に出してから改めて検査結果がでるという説明でした。

検査は1日がかりです。特に検査自体より、検査準備に時間がかかります。

昨夜からあまり食べていない上、お腹の中も全部出してしまったため空腹感と、おそらく自分は病気になったんだろう、、

とショックな気持ちが入り交じり、がっくりと肩を落として帰宅しました。(③へ続く)








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