潰瘍性大腸炎になった話①


潰瘍性大腸炎とは、完治は難しい病気です。

発症する原因も今のところ分かっていません。

再燃、寛解と繰り返す症状の場合もあれば、慢性的に炎症している症状の方もいるようです。

そこでいかに長く寛解状態へ持っていくことが出来るかが鍵となる、と思っています。

薬で抑える事も出来るとは思いますが、出来れば薬には頼りたくない。

そう考えた自分は、薬に頼らずにどうにか長く寛解へ持っていく事が、最終的なゴールとなりました。

まずは3年ほど前、発症当時の自分の回想録を、数回に分けて書いてみようと思います。

もしかしたら発症したのでは・・と思う方は参考にしてみてください。

発症

潰瘍性大腸炎発症のきっかけは、下血だった。

便器が赤く染まるような鮮血。

初めて見た時は驚いたものの、暑い夏の日だったので、冷たい水やジュースを飲みお腹を壊したんだと思った。

整腸剤を飲んで安静にしていれば、治るんだろと楽観的に考えていたし、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲んでいた。

痔かも、と思ったので痔の注入薬を薬局で買って使ってみたが、さっぱり良くならない。

病院へ

全く収まる気配がないので、近所の内科クリニックを受診したところ、整腸剤を処方された。

処方された薬を飲み続けていても、下血は増える一方。

トイレの回数も1時間おきになり、仕事中もトイレに駆け込まないと間に合わないようになった。

寝ている時でさえ便意があり、トイレに行くと血しか出ない。

血が出過ぎてしまい、頭がボーっとする。手が痺れる。調べてみると貧血の症状だ。

ここまでくると流石に、胃腸炎でも痔でも無いと考えるようになった。

消化器科を受診してみた。触診と血液検査を行った結果、

「和みさん、血液検査の結果ですが・・・重度の貧血ですね、今すぐにでも入院した方が良いかもしれません・・。触診をしたところ、検査をしてみないと分かりませんが、潰瘍性大腸炎の疑いがあります」

潰瘍性大腸炎?名前は聞いたことがあるが自分がなるとは、全く想像していない。

仕事があるため入院は断った。正直当時は入院しなくてはならないレベルにまで、数値は下がっていたが・・。

かなりショックを受けたが、まだ検査を受けていないので決定ではない、

とこの時は点滴だけ受けて、内視鏡の予約を取って帰宅した。

病気について

帰宅してこの病気について詳しく調べてみた。

潰瘍かいよう性大腸炎とは、大腸の粘膜に慢性的な炎症が生じ、“びらん”や“潰瘍”といった病変が形成される病気のことです。発症すると腹痛、下痢、血便(便に血液が混ざる)などの症状が現れ、日本では難病の1つに指定されており、発症頻度は10万人に100人程度とされています。治療の主体は大腸の炎症を鎮めたり、過剰な免疫のはたらきを抑制したりする薬による薬物療法ですが、薬物療法で十分な効果が得られない場合などは大腸を全て摘出する手術を行うことも少なくありません。また、潰瘍性大腸炎は、発症して7~8年ほど経過すると大腸がんを併発するケースもあります。
〈引用元:Medical Note 潰瘍性大腸炎について〉

この病気は症状が悪化していくと、一生ステロイド治療薬を飲み続けなくてはならないらしい。

最悪大腸摘出や、大腸がんを発生するリスクが上がってしまう。

調べれば調べるほど、絶望的な気持ちになっていく。

まだ診断された訳ではないが、大変は病気にかかってしまったのかもしれない。(②へ続く)



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