見出し画像

POPステップジャンプ


みなさん、こんにちは、こんばんは。
たけだです。

写真、べっこう飴みたいなライト、可愛いでしょう。


最近、何とか頑張ってここへ通っています。
通うようにしています。

それは私の努力のように見えて、でも実はそうではなくて。

私は、

何かに後押しされなきゃ書けないから。
誰かに染められなきゃ書けないから。
誰かに、何かに、震えなきゃ書けないから。

だから私と言うよりかは、私の周りが、私に書かせているのです。あくまで受動的なものなのです。

いつか、いつかと焦りながらも、今日も動かされて書いています。

今日も対戦よろしくお願い致します。何卒。


随分前の記事になると思うのですが、、
「たけだのお気に入り紹介」というね、それはそれはたけだワールド全開の、大暴れ自由作品を書いたことがあるのですが(未読の方は是非!自信作であることに間違いはありません)。

その記事では、「星へ行く船」という新井素子氏のシリーズ小説について熱弁させていただきました。

でね、先週大学からのメールでこんなものが。
「学内POP総選挙開催のご案内!」

自分のお気に入りの小説、絵本などの作品に自作のPOPをつけるとのこと。

POPとは、

読んだあなたが、その本を読んだことのない人に、その本の「何」に「どう」心を動かされたかを短いフレーズに思いを込めて伝えるものです。

(鳥取県教育委員会事務局社会教育課  「中学生ポップコンテスト〜本のポップをつくるときのポイント〜」  より抜粋  最終閲覧日:12月13日)

これを見た私は、「なんと!!!楽しそうな企画!!やりたい!!」と、それはまあ意気揚々と応募したわけです。

取り上げる作品は、もっ、一瞬で決めました。悩むこともなかったです。

私の、お守りのような本。
何度も何度も読み返した、私をときめかしてくれる本。

「星へ行く船」

凝り始めると、どこまでも凝っちゃう私です。
課題もテストもレポートも、そっちのけで作りました。いや、ほんまに楽しかった〜〜!!

正直、得意分野なんです。
本を紹介するための文章を書いたり、イラストを書いたり、キャッチコピーをつけたり。

こんな、「好き」や「得意」をお仕事にできたらな。
なんて、ふと考えたわけです。
本の帯とか作ってみたい。

全ての「やらなきゃいけないこと」を放り出して完成した、可愛い私の自信作。
自慢させてください。



ベースは空色。画用紙は規定の物を使うとのことでしたので、図書館で色を選びました。
空、そしてその先の宇宙を想像できる大好きな色です。

表側では、本の紹介を軽く。
好きな本のことを紹介するとなると、まあ筆が走る走る。
本の紹介文の他にも、何か素敵なキャッチコピーを付けたいなと思って、考えました。

ロマンティックSFと称されるに相応しい恋模様 

鮮やかに展開される
目の前の物語に
どこまでも優しい波に呑まれてゆく。

お気に入りのお洋服に袖を通した瞬間のような、
ふわふわとした形のない  「ときめき」  を
大切なあなたにーー

我ながら結構良いキャッチコピー(にしては長いか)だと思います。この素敵すぎる物語を収束させると、つまり、こういうことなのです。

「生きてゆくっていうの、すっごく恥ずかしいことなのね」
あゆみちゃんの大好きな台詞も表に入れました。
愛おしい台詞だぜ、全く。

新井さんの、鮮やかな色彩表現がお気に入りなので、POPも全体的に鮮やかなイメージにしようと頑張らせていただきました。
左上と右下には、それぞれ、惑星と星の装飾もつけてみました。図形難しかった。ユニバース!!

そして!何より拘ったのは、中央に流れる天の川です!これは絵の具を使った技法で、スパッタリングといいます。

小学四年生の頃に、「銀河鉄道の夜」の絵を書いたのですが、その時に教えてもらったスパッタリングという技法が当時大好きで、今回POPを作るにあたって、「天の川みたいなん作りたい!」と思った際に、このスパッタリングのことを思い出しました。
黄色、オレンジ、ピンク、青。
何だか血痕に見えなくないやつもおりますが、ご愛嬌ぶりぶりで誤魔化します。
これ、お気に入りです。ギャラクシー!!!


裏側はこんな感じ。
「星へ行く船」はシリーズ作品ですので、そのシリーズ名を書きました。こちらもアンダーラインはカラフルに。

それだけになるのも寂しいなと思い、裏側には作品の中のお気に入りの台詞を入れました。
本当は1文字1文字、字体を変えようと思ったのですが、変えてしまうと犯行予告みたいになったので辞めました。あくまで可愛らしい雰囲気・字体で。

完成したPOPを見て、まあまあ頑張れたのではないか、と満足しています。
たけだです。

今回ね、POPを作るにあたって「星へ行く船」を読み返してみたんですよ。久しぶりにね。

相変わらず、宝箱のような作品でした。
あの時の、あの瞬間、あの感情がそのまま閉じ込められていて、なんだか懐かしくて目眩がしました。

だけど。
相変わらず、愛のやまない作品なのだけれど。
最近の私が疲れているからかな、心がいつもより健康じゃないからかな。

なんだか、今日は素直に受け取れなくって。
「ずるいなぁ、」と思ってしまって。

どこまでも真っ直ぐで、誰よりも可愛いあゆみちゃんが羨ましい。
こんな作品が書けてしまう新井さんが羨ましい。

妬ましく思うなんておこがましいのだけれど、全部「羨ましい」になっちゃって、それが「ずるい」になっちゃって、そんな自分にびっくりしました。
のほほほんと生きてる自分に、そんな鈍く尖った言葉があったことに、驚き。

私だって頑張っとるんやけどなぁ。
なんでかなぁ。

そんな、ちょっと嫌だけど、ある意味自分らしい感情。

あゆみちゃんって本当に可愛いの。

恥ずかしくなるくらい真っ直ぐに自分の人生を生きていて、無鉄砲で無茶ばっかり。だからみんな、目が離せない。
若くて未熟で、それでも放っておくとどこへ行ってしまうか分かんない。可能性と危なっかしさを溶かした最高に魅力的な女の子。
だから、たまらなく愛おしくって、たまらなく可愛いの。

私は、どうかな。
そんなにふうに強く生きられてるかな。
不安ばっかりがあって、地から足を浮かせるのだって怖い。先の見えない毎日を、タスクをこなすみたいに生きてる。

あれ、これ自分、何のためにやってるんだっけ?
自分は何がやりたくてここにいるんだっけ?
そう思ってしまうこと、少なくない。

だから、あゆみちゃんはいいなぁ、って。
帰る場所があって、愛してくれる人がいて、憧れがすぐ近くにあって。

新井さん、
あなたの書く世界は鮮やかで愛おしくって、
だけど、ひんやりとどこか冷たくて
それでいて苦しくなるくらいに眩しいです。

新井さんに言ってみたい。

こんな風に書けるの、羨ましい。
きっと努力だ、分かってる。
だけど、だけど。

そんな読み方、もうしたくないな。
ずっと憧れていたい。
あゆみちゃんにも、この世界にも、新井さんにも。

お気に入りは、心が元気な時に読まなきゃね。
好きであればあるほど、それに向けられる熱量は大きいから、好きの矢印を変に曲げられないように。憧れを憧れのまま、閉じ込めておくように。

ふと、ずっと真夜中でいいのに。さんの歌詞を思い出しました。こちらも苦しいほど、憧れの存在。

憧れはきっと超えてくもの

超えてゆくさ、いつかきっと。
私らしい形で、ホップステップジャンプでね。

お気に入りは落ち着いた時に味わうもの。
とは言いつつ、師走は忙しいものです。
私も、あなたも。
きっとバタバタと1年の締めくくりを飾り付けているでしょう。終わりよければすべてよし。まだまだ気は抜けません。

だから、課題もテストもレポートも、全部ぜーんぶ倒したら、また読みます。また、ふわりゆらりと星へ行きます。
そしたら、あの世界は、私を受け入れてくれるかな。あゆみちゃん、私に会ってくれるかな。

ソファに座って、お気に入りのマグカップで温かいコーヒーを片手に、読みます。

真っ直ぐ、素直にこの世界へ溶け込めるようになった後で。
また感想戦をしましょう、何度でも。
何度でも付き合ってください。

そろそろ電車が着きますね。
街はイルミネーションできらきらしています。

きらきらに憧れる私は、この季節が嫌いではありません。

今日も独り言にお付き合いいただき、ありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください🎐

そういえばこの前、体育をしたら久しぶりに全身筋肉痛になりました。筋肉痛になるということは、筋肉がついているという証拠ですね(?)
これで、たけだ、ムキムキになります。ムニムニにならないように気を付けなきゃ。
ムキムキ宣言、ね。

またね(^-^)𓂃 𓈒 ໒꒱·̩͙

この記事が参加している募集

#私の作品紹介

96,076件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?