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業界地図59 希望がない事を整理して考える

適当な分析の割には多分そこまでズレていないと思うのですが、
いわゆる一般的な普通の働き方
・週休2日
・1日8時間
・有給完全消化
・夏季休暇1週間
・年末年始1週間
多分こんな感じだと思うのですが前提を上記にした場合カットの値段と美容師の年収は
・カット3000円→年収300万
・カット4000円→年収400万
・カット5000円→年収500万



カット10000円→年収1000万

これは非常にシンプルで、多少の誤差はあれどなんやかんや大体こんな感じに落ち着くと思います。ついでに言うとアシスタントがいたらそれよりも年収は低い。
しかもこれって所得ではなくて年収なので年収1000万だと多分所得は700万位。

仮にカット1万円ではないけど年収1000万超えてるよー、という美容師がいるならば3つのパターンがあって

1.基本的な働き方よりも時間を多く働いている。
2誰かの時間を搾取している。
3.カット8000円以上で仕事が早く時間的生産性が高い

仮にそうだとすると(そうなんだけど)年収1000万円の美容師はカットが1万円以上、もしくは上記の3つのパターンになります。

以上の事を踏まえると
1.多く働くか2.時間を搾取するのは何だか嫌なので、
◎カット1万円以上
◎カット8000円で仕事のスピードを早くする。どの位早くするかというとシャンプーカットで45分で8000円。

これって現実的にどうなんだろうかと思う。
まず8000円頂いて45分でさーさー帰って頂戴、とはなりずらい。勿論スピードは大切ですが、8000円以上のカットはそれ以上を求められる様に思う。
僕は美容室に髪を切りに行く時にカット1万円の美容室を探すのですが、ほとんど興味のない有名な美容師以外1万円でカットしている美容師っていないんですよね。ほぼゼロ。
もう一つ思うのはカット1万円って一般的に超高い高級なイメージ。入りづらいし多分お客様は減ってしまう。となると1万円にしたところで1000万にはならない。

何が言いたいかと言うとまともに働いて美容師が年収1000万を超える事はまず無い。つまりマックス頑張ったって所得が700万円でその他保証は中々無い。

別に年収1000万所得700万を目指すなんてなんて贅沢な考えだ。と思うかもしれないけど普通の感覚では多分これでも別にお金持ちでもないし、普通の生活。だとすると飛び抜けたパフォーマンスをする美容師が普通の生活になる。
もし華やかに美容師が見えるなら多分背伸びをしている美容師を見ているだけ。

以上を前提にするとこの業界に希望はほとんどないんだけれど(お金に関しては)ではどうしたらいいのか。という僕なりの答えは1つで、最大限に時間を上手く効率化をはかり、売上げ上限を設定して、余暇を出来るだけ多く作る。

いやいや、仕事が大好きだからプライベートの時間を削ってでも仕事がしたい。というのであれば全く問題ないけど、それっていつまで出来るの?と思います。
そして1番の問題は搾取している実感のない搾取。
表現の仕方は違えど、「あんたらの為にやっている」という姿勢を前面に出している経営者は結構多そう。という前提に立った時、基本的な働き方で、普通の平均的な給与を払う、もしくは貰う、場合単純に1時間当たりの生産性は直ぐに計算出来るから簡単なんだけど僕も含めてこの業界でそれが出来ている人はほとんどいない。

だから僕たちは真面目に考えなくてはいけないと思う。
上記前提の中で
私はどうなりたくて、どう働きたいか、そして人生観をどの様に持って何に幸福を感じるのか。その為に先ずは何を捨てて何を手に入れるかが大切に思う。

そんな僕は美容師としてはノーマル美容師の上、完全にピークアウト状態でホトホト困り果てているのですが(笑)

とりあえず狩猟読本と登戸研究所の生物兵器と風船爆弾を学んでから考えます。




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