業界地図33フラットな組織は一定の条件以外無理

最近よく聞くフラットな組織。
美容業界にもフラットブームがきている訳ですが、業界におけるフラット化は何故起こるのかというと、極端な人材不足だから。極端な売り手市場だからだと思っています。組織を大きくしていこうとすると人材が必要で、通常の求人では待てども待てども1人も来ない。
フラットという何だか平等っぽい、安心して働く事が出来そうなどイメージは良くなります。
自己責任に重きを置いたフリーランス組織なら大丈夫かと思いますが、そのケースのデメリットとしてフリーランス組織は良くも悪くも利己的、自己中心的な価値観を連鎖し無関心を呼び込みます。
業務委託はお店や広告に依存しているので無理。美容師は駒みたいに扱われます。非人道的な組織と言ってもいいかもしれません。
フラットな組織というのが成り立つ条件として
・一人ひとりが美容師として自立をしている。
・他者への敬意と他者と働く事を深く理解している。
・美容師ではない視野も持っている。
・フリーランスで責任の重量を背負っている。
・最後にその人を受け入れる土壌がある。
この条件って簡単そうで結構難しいと思うんですよね。
色々な意味で自立をするのは難しいし、フリーランスにおいて他者に敬意を持って働くのは難しいし、美容師以外の視野は美容師以外でしか身につかないから時間のコントロールが必要だし、そもそもその受け入れる土壌はほとんどない。
美容師は良い言葉に騙されない様にしなくてはいけないんだけど、ほとんどの経営者が本質を作れていないことにも問題があって、とはいえ、それはそれで難しい事情がこの業界にあるのも事実。
だからこそ建前ではなく、表面的な表現ではなく一歩でも前に本質を捉えた経営と美容師が増えたら少しはこの業界は良くなるのかと思います。

と僕は経営者としても美容師としても落第気味なので、偉そうな事を言う前に自分を整えろ、と言いたいです。
まぁ整えるつもりはさらさらないのですが(笑)


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