しゃがむ力を取り戻そう:中高年の健康寿命を考える
しゃがめない中高年が増えてきています。小さな子供はキャッキャ言いながら楽しそうにしゃがみます。
唐突ですが、しゃがめますか?
50歳も越えて健康寿命が気になり始める頃になると、一生自分の手足で生活したい、と誰もが願っていると思います。
しゃがむことが出来ないと寿命が長かった時に自分が辛いかも知れません。
気づかないうちに、足首や手首、背骨の捻り可動域、肩甲骨周り、股関節の動きが悪くなっています。
姿勢も悪いままで大丈夫ですか?
ジムやスポーツクラブに通っているから大丈夫?
いや、そうでもありません。
私はスポーツクラブで気功や動く瞑想のクラスを20年以上持たせてもらっていてこの目で見ています。
流行りのスクワットが出来ても、しゃがむことが出来ない中高年がたくさんいます。
嘘みたいですが、ひっくり返ってしまうのです。
ですから、安全第一のスポーツクラブでは「しゃがむ」は、やらせられません。
そして、一番難しい「姿勢」も見直せると良いのですが、これを始めたらインストラクターも育たないので厳しいとは思います。
ここ大事な事です。2歳に満たない子供が出来る「しゃがむ」と「姿勢」が出来ないのに、ちょっと汗をかかせて「やった気にさせる」のが商業主義です。
「無理しないで下さいね」という優しい声掛けで安全第一を貫きます。
寿命が長かった時に、安心して自分の手足で生きていく為に必要な肉体って何だろうと、一度考えてみることをお勧めします。
どうぞ自己責任で自宅でチャレンジされて下さい。
いきなりやって怪我されても困りますから、まず和式便所スタイルが出来るかどうか試してみてください。
和式便所もほとんど見かけなくなりましたから、昭和生まれでも出来ない中高年が少なくありません。
大きな関節の可動域と姿勢。
ほんと大事です。
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