ウニとのおもひで ~津々浦々編~
え~ 白状します(汗)
実は、高校生まで、魚介類が、大の苦手でした。刺身はおろか、煮魚、焼き魚、貝、海藻、魚卵・・・全てです。
偏食が多かった私が、おいしさに目覚めたのが「タビ」だ。新鮮な食材を、地産地消で食べるおいしさに気づいたのだ。今回は、その中でも大好物(になった)「ウニ」について、津々浦々の「おもひで」とともに書き連ねていきます。
ちなみに、トップ画像、ウニっぽい形ですよね。でも、この岩は「ウニ岩」じゃないですぅ
そこでクイズです。何と呼ばれているでしょうか?
(正解は、あとで)
1.種子島(35年前)
まずは、ウニとの出会いから
数日かけて、島を一周テクテク歩きをしていたときのことであった。浜辺でキャンプをしている我々に、地元の方々が教えてくれたのが、ウニの捌き方。
「ウニは、シーズンじゃないから美味しくないよ。」
と言いながら、ナイフでこのお尻のところをね、ぐさっとね・・と、捌き方まで教えてくれた。まだまだ、離島キャンプをしている「旅びと」が少なかった時代。漁業権などもうるさくなく、ゆるーい時代であった。
ゆるーい時代の、ウニは
「あまーい!」
とろける旨さであった。初めて知った、ウニの旨さであった。苦手なウニが、大好きになった瞬間でもあった。
2.八戸(25年前)
記憶が曖昧で、もう一度行きたくても、行けないお店ってありませんか?
それが、下北半島から八戸あたり、集落から離れた海岸沿いで、巡り合ったお店。行列の先には、「生ウニ丼」があった。
やっとの思いでお店に入ると、カウンターには、大将がでん!と陣取り、その前にはイガイガ付きのウニが山ほど積まれていた。そして、次々とお手伝いさんが運んでくる白米オンリーのどんぶり。
白米に向かって、シャキーン! 右手にもった大さじ、左手にはイガイガ。大将が次々と、イガイガに大さじを突っ込んで、ウニを掬い取り、ご飯の上に、「ペッ」と載せていく。どんどん、どんどん、ご飯が見えなくなるまで・・
「へい、お待ち、ウニ丼2つね」
「ウニ」と「白米」だけ。シンプルなのに、深い味。
一期一会。
二度と味わえない至福の思い出である。
未だに、思い出し はぁ 食べたい となる
想い出の味なのだ。
3.久慈駅(5年前)
あの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地として有名になった。そして、三陸鉄道の始発駅、久慈。ここに、思い出のウニ弁が
私が、おススメする駅弁 ナンバーワン!
これだ!
蒸しウニが、白米の上に ずらーーーーっと 寝そべり
おにいさん、うふ。
お食べになって、く・だ・さ・い・な
どこから食べたらよいか、迷ってしまいそうなウニさんたち。と思っていたのは、最初の5秒。
あっという間に、胃袋の中に消え去ったのであった。
復興支援を兼ねた、食い(呑み)旅の想い出。
4.天草半島(2017年)
同じ年に、熊本まで・・ 地震復興支援のタビ。
復興支援と言っても、我が家は遊びに行って、飲み食いしているだけですが・・ ここにも、ウニさんがいらっしゃいました。
今回、紹介した中では、一番豪華で高価。ウニ丼定食です。
ウニは、旬の時期が短く。美味しい状態で出会うことが難しい。
それだけに、出会った際は
うぇーい!
やっほーーい!!
なのだ。
もし、魚介類が食べられず悩んでいる方がいらっしゃったら、無理せず、タイミングを待とう。いつか、好きになるとき、カラダが欲する時が、来るはずだ。
それが、タビなのかも知れない。
◇◇
最初に、クイズで紹介した「ウニ岩」
本当の名前は、
「車石」でした! イシなのかい!
でも、もうあなたには、「ウニ岩」にしか見えなくなっているはず(笑)
このウニ岩を思い出したのは、ご存知「もとき」さんの根室タビ。私の手振れ写真とは、比べ物にならない、ウニ岩(もとい、車石)をどうぞ。
そして、ウニでは味わえない、果ての空気感を味わってください。
最後に、お願い
この町の「ウニ」は、美味いよー!
と、ご存知の方がいらっしゃったら、コメントお待ちしております!!
(おしまい)
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