楽屋で、幕の内。|○○から受ける企画の刺激 July.14

コロナで仕事が激減して、「どうしようかなあ」と思っていた時に、リレー日記の話を頂いた。最近、SNSもまともにできていない私が、続けられるのかかなり不安だが…何事も挑戦!皆さんのように、しっかりとした文章は書けませんが、ゆるく楽しく、、、とりあえず書いてみます。

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実は、「お笑い大好き」な私(これを言うと、けっこう驚かれる…)。コロナ禍で気持ちが沈むことが多かった日々も、バラエティ番組を観て爆笑すると気持ちが上向き、この数か月は特に“笑い”に助けられている気がしている。

「お笑い好き」と言ったが、厳密に言うと、バラエティ番組が好きという方が正しいかもしれない。もちろん、好きな芸人さんの番組も好んで観るが、どちらかというと企画や構成が好きなバラエティ番組を好んで観ているのだということに、大人になって気づいた。

最近面白いなあと思う番組の一つが「有吉の壁」。既に人気番組なので、私が言うまでもないけれど…一応、どこが面白いと思っているか書きます。。「ネタ見せ番組」なのだけれど、それに「ホテル」とか「学校」などの設定を加えていて、さらにネタをその場でどんどん審査(この場合は有吉さんが審査)していくというのが、既存のネタ番組に新しさを加えていて、視聴者に“斬新で面白い”と思わせることができているのだと思う。

私は、ライターのお仕事もやらせて頂いているが、元々は編集者。媒体や仕事内容にもよるが、編集の仕事の半分は誌面の企画や構成を考えることだと思っている。だから、ゼロから誌面を作るとなると、企画や構成から考えるのは大変なのだが、ワクワクする。

でも、この「企画」って、なかなか新鮮味のあるものにするのは難しい。扱うネタが新鮮ならまだ良いのだが、同じようなネタを度々扱う場合には、企画や構成、見せ方で読者の興味を引けるかどうかが決まってくると思う。(タイトルやキャッチなども、もちろん重要だが)

前述した有吉の壁も、内容を分解してみると、「ネタ見せ番組」「設定がある」「審査をする」という、1つ1つは既存のもの。でもそれらの組み合わせ方や見せ方で“斬新で面白い”と印象付けられることの良い例なのかなと思っている。

私の仕事は紙媒体が主で、テレビとはまた違ったメディアだが、大好きなテレビやバラエティ番組を観ていると、「なるほど、こういう手法があるか!」「こんな組み合わせ方もあるんだ!」といろいろと刺激をもらえて楽しいし、勉強にもなる。

少し話は逸れるが、うちは夫婦でバラエティ番組が好きなので、わが子2人も小さい頃から自然と“お笑い”や“バラエティ”に触れてきている。だからなのか、親バカ承知で言うと、わが子のお笑い偏差値は結構、高い気がしている(笑)

小5の息子の学校での今の係は「お笑い係」。クラスのみんなに、係の皆で作ったお笑いネタを披露して、クラスを楽しくするのが目的だという。先日、初回のネタを披露したそうだが、その内容がなかなか秀逸で。

今、それこそ「有吉の壁」でプチ流行している「Mr.パーカーJr」(byチョコレートプラネット)のネタの中で「Dr.タートルネックと闘う」というネタがあるのだが、これが結構面白くて。それをアレンジして、息子らが披露したネタが「Mr.パーカーJr vs Mr.マスクKids」。毎日身につけているマスクをモチーフに「Mr.マスクKids」という新キャラを作り、Mr.パーカーJrと闘うというものだ。元ネタを生かしつつも、ちょっとアレンジして新キャラを作り、内容はマスクに関連した小学生のあるあるネタを盛り込んでいて。ネタを聞いた私は、「アイデアと構成がすごい」と感心してしまった。

正直、小5でこのレベルの企画・構成力があるのは、結構すごいのではと思う。私がバラエティ番組を前述のような見方をしているとは、子に伝えたことはなかったが、彼もそういう見方で番組を観ていたのかなぁと驚いた。

今は「サッカー選手になりたい」と言っている息子であるが、そのうち「お笑い芸人」になりたいと言い始めたら、正直どうしようとかなり悩む(笑)。しかし、彼のその企画・構成力は、何かの形で生かしてもらいたいところだ。

小学5年生には負けていられない!テレビ番組や息子に刺激を受けながら、編集者として、まだまだ精進していかねば…と思う今日この頃なのであった。




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