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徒然なる日記〜先天性内反足手術記録3ヶ月目〜

これはただの日記。そう、ただの日記。

記事とかまとめとかそんなのではない。

私のあり溢れた感情をただただ羅列していくだけ。


私は今日再び入院している。

以前行ったイリザロフ創外固定器の抜去に来ている。

本来なら別に抜去は入院しなくても行えるのだが私の痛みに対する耐性のなさから主治医が麻酔なしだと無理ぽ、と判断したらしい。

ありがたきしあわせ…

抜去、つまり創外固定器を外すこと。

パンツも履けず…ズボンも履けず…冬は寒いし痛いし寝返り打てないし…

寝返り打てないのが地味に辛かったな…

運動とか動き回ったりも出来ないからずっと寝たきりだし…

寝たきりでずっと同じ姿勢をずっとってすごい辛いな…ってことを考えたら御年寄の方ってすごいなって思ってしまった。

この3ヶ月、まともに歩けなかったのでほぼ車椅子生活を送っていた。

フォロワーさんのひとりが調べてくれ車椅子の無料貸し出ししてくれる所を探してくれた。

車椅子生活をしていて気づいたことが沢山あった。

まず町は割とバリアフリーで溢れていた。

車椅子用のトイレやきちんと舗装された道路、エレベーターも車椅子1台が入れるようにちゃんと設計されているし、駅でもホームに上がれない困った駅はなかった。

ただたまにある舗装されてないごつごつとした道路、ほんのちょっとの段差、点字ブロックが振動で痛みを助長しかなり命取りだった。

普段住んでいる家が3階、エレベーターなし。

なのでコロナと重なったおかげか特例で一時的に実家で過ごすことを生活保護のケースワーカーさんに許可していただいた。

いや、ほんと良かった。

創外固定中、ほんとに何も出来なかった。

ご飯を作るなんてものはもってのほか、寝ることしか出来ない。

骨を伸ばす時のメモリ調整は自分では出来ないから母親にやって貰った(主治医にも自分でやるなと言われた)

実家は割とシルバー向けの都営住宅だったためかバリアフリーに溢れていた。

自分がこんな状態になるまで気づかなかったけど。

まずトイレやお風呂、部屋を移動する時の段差が皆無。

そしてトイレやお風呂には手すりが着いていてこれが何気にすごく助かった。

片足でたってるためしゃがんだりするのも何かにつかまらないとできない。(慣れた今、捕まらなくてもしゃがんだりだったりできるようになった。人間は進化するようだ)

そして何よりエレベーターがついてることにこんなに感謝した日はない。

明日創外固定器を外すわけで色んな人に良かったね、楽になれるね、と言われる。

励まそうとしてそう言ってくれるのだろうが私はあまり素直に喜べない。

だって片方治してしまったのだ。

片方しか治ってないのだ。

今まで両方曲がってたことによりバランスを保ってた足が片方真っ直ぐなってしまったのだ。

そういうなら手術やらなきゃ良かったじゃん、なんて言われると思うが

だってこんなに痛いとは思わなかったんだもん…

治りかけの骨を離しては骨折させて治しては骨折させ、これを1ヶ月間ずっと繰り返し。

ずっと骨折させたままなのだ。

くそ痛い。しかもその骨はどうやらハンマーで割ってるらしい。

いてぇよ。

なのでバランスが保てなくなって手術前よりも状態が悪化するかもしれない。

背痛や腰痛が酷くなって外に出たくなくなるかもしれない。

でももう片足治す勇気は今の私にはない。

怖い。

それに仮にだ。もし両方直したって完全に治る訳では無い。

主治医には80パーセント位は楽になる、と言われた。

逃げられない。つらたん。

健康な足が欲しいよう…

走り回っても捻挫しない、歩き回っても疲れない足が欲しいよう…

ネックレスしても頭痛が起きない体が欲しいよう…

なんて夢のまた夢なんじゃないだろうか。

今の私には治す勇気が出ない。

寝たきりになってもそれでもいいやと思えるほどに心が逃げてしまっている。


ここ最近、夜になると涙が止まらないことがある。

感情の制御がつかない。

自分がどうしたいかがわからない。

頭で考えすぎなのか、37.5以上の熱が出たり下がったりしている。

痛くない手術が開発されたりしないんだろうか。

以前自分の彼氏がこういってくれた。

「もし別の方法があるなら探してみようよ」と。

嬉しかった。素直に。

でも冷静になって考えてみるとそんな方法はないんじゃないかと思う。

骨の問題だから、切ったり削ったり伸ばしたりしないとやはり戻らない気がする。

以前私が行っていたインソール療法もただの応急処置に過ぎない。

そしてそのインソールだっていつまで持ってくれるかわからない。

延長中のいちばん辛い時に身体で障害を抱えた方たちのYouTubeをよく見ていた。

とても元気をもらった。

どんな状況下でもポジティブでいられるってすごい才能だと思う。

大抵の人はネガティブに身を置きたがる。

頑張らなくてもいいから心地よい空間に身を投じてる。

私もそんな人間なんだと改めて自覚した。

よく彼氏さんが

「無理にポジティブにならなくてもいいと思う」という。

私はその答えが未だに分からない。

ネガティブでもいい、でも堂々巡りするのはよくないと思う。

今の私は多分堂々巡りしていると思う。



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