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無限化する経済

*思いついて書いたメモをnoteにアップしています

無限化する経済 2022 2 11

無限リサイクルと耐用年数100年とクリーンエネルギー

・無限化する社会

将来的にはあらゆる物理的な財が無限の要素を持つ可能性が出てくるかもしれない
製造技術が進化するほどに商品は耐久性が高まり、物理欠損をしにくくなり、耐水、耐熱、耐薬品の性能を獲得していった。
その製造技術の進化の果てにあるのは損傷が0と同じレベルの超超高耐久の資材の製造だ。

昔の製品はすぐ壊れることが多く、文明が古くなるほど、取り扱いに気を付けなければ落としただけで壊れる。むしろ落としたら壊れるのが普通で、落としても壊れないほうがおかしい時代もあったのだ。
近年では技術革新が進み、落としただけでは壊れないし、数メートルの水没程度なら問題もない製品が増えてきた。

なので、この超超高耐久製品はリサイクルが可能なら、この水準までの性能を持った製品が生まれるだろう。
高耐久と言うのは分解するのも大変ということなので、リサイクルが不可能なら導入することはないと思われる。

コンクリートはすでに耐用年数100年のものがある。
となると、椅子やテーブル、スマートフォンやキーボードなどが耐用年数100年となっていてもおかしくはない
100年もの風化に耐えることができるマテリアルの製造が可能なら、ほかの製品もいずれはその耐久性を獲得する日が来るかもしれない

製品が無限に製造され、無限の耐久性を誇ることになると、物質財の市場は大幅なデフレが予想されるが、人間は無限に所有することができる生き物でもある。
投資用としてなら、無限に買うことができる。
備品としての用途や、超未来を見据えて備品を備えることもできる。
なので、市場が崩壊することはないと思う。

クリーンエネルギーと組み合わせれば、製品サイクルの無限化が可能になる。
エネルギーがほぼ損失しない状態で、人類にとっては永年の運用が可能なら、無限に製造することも可能だ。

この無限化された商品というのは現在でも音楽や画像、テキスト、ゲームなどのデジタルコンテンツが実現している。
データは文字通り無限に製造できて、無限に消費できる。
昨今ではNFTを使うことにより、無限の中に有限性を生み出す試みが出ているので、購入できる数は有限になっていく。
とはいえ、元をたどればエネルギー消費的な観点からすると無限であることには変わりはないので、「知識的な財としては有限」であり「物質的には無限」という特殊な性質を備えた財産になっていくだろう。これなら無限の生産による価値の希薄化を回避したうえで、無限に存在することができる。

これらの概念が現実の物質界でも実現される日がいずれは来ると思われる。
NFT×3Dプリンターでこの構想は実現できる。
NFT化された設計図が有限の知識財であり、無限に製造できる製品の元でもある。
これと無限にリサイクルできる技術を組み合わせると、地球上で100人だけが所有できる椅子などというのも作れる。100個製造したら製造をストップし、リサイクルや紛失などで99個になったら1個だけ製造するということも可能だ。

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