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【本の話】原作『四月になれば彼女は』に出会った私が、映画館に足を運ぶまで。

ここ最近、本を読む、聴く時間が少しずつ減っている中、私の中で、ずっと楽しみにしておりました、映画が公開されました🎬

もともと、夜勤明けに寝ないで映画館に行く程、映画館に行く事は好きでしたが、なかなか足を運ぶ機会が減っておりました。

今回は、大好きな小説から映画化になった時の複雑な気持ちと、結局楽しみになっていた話✍️


【本と映画化】

原作ファンにとって、実写映画化は複雑な気持ちがあります。
この気持ちは、どんなファンにも共通すると思うのです。

以前、【本の話】でもご紹介させて頂きました『四月になれば彼女は』の実写映画化され、公開されました。

※あらすじなどは、リンクをご利用ください。
 ご紹介も含めて、この小説の出会いと映画鑑賞までの投稿です。


■購入したキッカケは思い出せない

私が、本を購入するタイミングは、その時の気分やフィーリングで購入する事が多いのです。

本屋さんにふらっと足を運び、その中の雰囲気や私自身の状態で、本を手に取り、購入する。

『四月になれば彼女は』を購入したキッカケも、同じような購入でした。

しかし、唯一覚えている事は、カバーが私の好きな色の景色に対し、タイトルの文字が添えられているような印象がありました。

読み出す前


■読み出したのは購入から2年後

私自身、購入したからといって、すぐに読み始めるタイプではありません。

購入にタイミングがあるように、読むタイミングもあるのです。

「本は、待ってくれる」
「手に取る本は、今の私に必要な本」

読書も好きではありますが、私は”本”のフォルムやめくる音、カバーや表紙、雰囲気も好きなのです。

読み出したタイミングは、心が疲れている時でした。
何かに縋りたくなるような気持ち、うまくいかない自分を責めて、自分自身の流れ変えたい気持ちが強い時でした。


■気付いていない事に気付くキッカケになった一冊

なぜ、ここまで思い入れがあるのか。
私はメモや文章を残すクセがあるのです。

私の机の上には、開いているノートが必ずあり、お気に入りのペンが添えてあります。

読了した後、自分の気持ちを文章に残していました。

2022.4.6
「私は、今まで楽な物語を見たり、読んだりしている事に気付いてしまった」
「答えは、最終的に自分で見つけるものだけれど、そこまで深く書いてくれた小説を読んだ事がなかったのと、幼い内容に疑問を持ちながらも、楽だったから見たり、読んだりしていたんだな。」

こんな事を書いていました。
この時にスーッと悩みが抜けていったのを、今でも鮮明に覚えております。

自分自身を大切する事をサボっていた状態だったのです。

まずは、自分自身を大切にする。
ワクワクする事、やりたい事を、もっと表に出していい事。
やらなかった後悔より、やった後悔。

振り返ると、この本を読んでから、行動が変わってきたように感じます。


■実写化して欲しくなかったけれど…

細部にわたって、文章で表現されている、登場人物の心情を実写化する事は、不可能ではないか。

たくさんの作品の実写化が流行っている中、景色や物に対しては、実写化で見てみたい気持ちはあったのですが、思い入れがある分、複雑だったのです。

しかし、実写化の情報が入り、恐る恐る詳細を調べた私。

出演者を見て、佐藤健さん、長澤まさみさんの文字を見て、少し安心し「このお二人だったら、表現してくれるかもしれない」と、そんな風に公開を楽しみにする事にしたのです。

実際、公開されるまでの公式サイトやSNSは、キレイな写真が多く、文章でしか知らなかった景色は、こんな景色だったのかと感動したの覚えています。


■どうしても公開日に観たかった

公開日は朝から行こうと、前日まで意気込んでいたのですが、無理するとロクな事がない私なので、小説の時のようにその時のタイミングに任せてみようと、一日をいつも通り過ごしておりました。

実際の観に行った時間は、冷静になったタイミング。

そのおかげもあって、原作関係なく、ただその映画を観に行く気持ちで鑑賞する事ができました。

映画館に向かい、映画館を出てからの外の景色まで、うまく説明できないのですが、久しぶりに映画を観た後の自分自身と作品に浸る事ができました。

ブックカバーが可愛い


■最期に

【本の話】は、私の偏りのある内容になってしまうのですが、こうやって執筆すると、あの時の気持ちや今の自分自身と向き合える事ができるのです。

人生が変わるというと大袈裟かもしれません。
しかし、”本”との出会いで、いろいろな事を経験したり、知らない感情を知ったりできるから、私は”本”が好きです。

Nagiko


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