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コラム・エッセイ 『あの子のおはなし』

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私という人間だったり知らない誰かだったりのおはなし
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記事一覧

三つの夜に溺れる

第一夜 『 音楽に溺れる 』 曲を作る。やめる。歌詞を書く。やめる。好きな曲を歌ってみる…

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おせんべいは退屈の合図

おせんべいを自ら食べたいと思うことがない。嫌いでもなく好きでもない。ただ自ら手を伸ばさな…

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「三寒四温の関係」

あなたが住むあの狭い部屋まで、車で15分、電車で2時間、歩いて10分。 人間が移動する手段の…

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03 「夕焼けに触れるとき、」

私、もちろん夜が一番好きなんだけれど、陽が沈む瞬間にはとても悲しくなるの。まだ行かないで…

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05 住む場所の音に対する執着のこと

最近、引っ越しをした。 鮮明な生活の記憶があるのはさよならしたその一軒家だけ。二階建てで…

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死せる孔明、生ける仲達を走らす

『優れた人間は死んでも尚、生前の威風を備え生きている者を脅やかす』 私が『死せる孔明』と…

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プールサイドの乙女どもよ

私の曲には『プールサイド』という曲がある 高校2年生くらいの頃だったかな、それは大層人間を、人生を、拗らせている時期真っ只中でした。 今となっては、青かったんだよと青春の1ページとやらに綴じられてしまうような過去のお話だけど、でもやっぱりその当時はとても息苦しかった。学校はサボりまくっていたし(2週間続けて行かなかった時も有)、誰にも言えないようなこともしたし、とにかく自分で作った檻の中で溺れた犬みたいに足掻いていました。 とは言いつつまだまだその反逆精神的なものは元気よ

フィクションと完飲

最近要らない物を捨てて生きやすくなった つまりはゴミの分別が出来るようになって感じたい色…

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セーラー服を脱ぐ時には

初めまして 日々感じたこと、想ったことなどを誰かの目に触れる形で残して置きたくて始めてみ…

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