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朝に文章

毎朝きちんと何かを書こう、占いを見よう、できればもう少し早起きをしてランニングをしようと考えているものの、なかなかこれがうまくいかない。そもそも寝るのが遅いという点と、起床がいつも家を出る時間ギリギリというところに目をつむれば、完璧なスケジュールなのに。
毎朝のルーティンについて考えた結果、やはり文章を書くことを大切にしたいな、と思いつつ新鮮なネタがあるわけでもなく、だらだらこうして適当に書いているのも事実だった。決して、ネタの収集に飽き飽きしているわけでもなく、やろうと思っているのにしない。怠惰だなあ、と思うけれど、友人はその怠惰に思うことを真面目だと話す。

先日行われた文学フリマで買った本たちをようやく読み終えた。厳密にはあと数ページで終わる作品があるので、もう少し。けれど自分の気分的には、もう書き終えたものだと判断していいだろう。
ここ数年まともに小説や何か、本当にジャンルの括りなくものを読むということができていなかったので、懐かしい気持ちになりながら読み終えることが出来た。読めなかった理由はわからない。通勤電車の中で座れなかったからかもしれないし、大前提読む体力がまったくなかったからかもしれない。

何事にも体力から、という通説をしみじみ感じながら、やはりランニングを始めるべきか悩む。
実のところ、自室が狭くて運動どころではない。私に許されたスペースは机と椅子、それとベッドの間程度しかない。本当は妹の家具たちが撤去されるはずなのだが、物の多さがそうはさせなかった。姉こと私が比較的スマートに(妹と比較しての話)家具や物を整理している裏で、彼女はどんどんものを増やす。そして片付けない。多分、片付け方がわかっていない。いつも片付けようとして床に座り込み、ああでもない、そうでもない、結局何に手を付けるわけでもなく終わる、というのが妹の片付けだった。
買ったリングフィットアドベンチャーはいとこ家族に譲ってしまった。リビング周辺で運動を使用にも両親に見られたくないのでやらずに終わる。
なら屋外で運動をすればいいではないか、と思うかもしれない。ここで私は、スポーツ、ひいては運動の格好ができていないことが妙に恥ずかしくてできないのだと言い張る。わかってほしい。幼少から高校までは、運動服というものが与えられていたけれど、大人になってからはそれらを自分で賄わなくてはならないこと。その選定だって、インターネットのスポンサー付ブログ記事を眺めながらで、信憑性はいかなるものかと悩みながら行うことになる。難しい。これはなかなかに難しい。
だから、ランニングを始めるためにも、外できちんと運動をするためにも、まさに今日、UNIQLOで服装一式を品定めしに行こうと思う。原因を引き出すのを忘れたことを除けば、ほぼ理想の生活が実現できている今がチャンスなのだ。朝活、やれる。謎の自信が満ち溢れている。

文学フリマとCOMIC CITY SPARKを終えた私に、今年参加予定のイベントはない。今度の参加は来年二月を予定している。のだけれど、二月、三月、五月と何故か半年先の予定が埋まっている。加えて、その五月も予定していなかったイベントに参加しないかという誘いが来ていて、目が回る。ついでに七月付近にもイベントの誘いが来ている。あほの始末を感じながら、自分が培ってきた同人の力をひしひしと、これも感じるのだ。私はよく書いてきた。
よく書く、発行するということはなかなかできることではないらしい。この前もありがたいことに感想を頂いて、もう調子に乗ってまた書いちゃうか、なんて思っている。こうして人はループに陥るのだなあ、と思いながらこれがまた楽しい。
本当は今年の下半期だって、一次創作に身をやつして、年明けには公募に出すぞと意気込んでいたはずだった。それが結局二次創作とちょっとの一次創作でばりばりと書いているのだからもうわけがわからない。とりあえず、二週間毎に設定された締切というものがいかに愚かであるかがわかったので、それだけは今後の教訓にしたい。

今年こそ、来年こそと一次創作へのモチベーションを高めようとしているがこれまたなかなかうまくいかない。
読みたい話は自分で書いたほうが早い、わかりやすいというのは理解しているものの、既存のものから有をさらに生み出すことと、徹底した無から有を生み出すのは理由が違う。これが一次創作と二次創作の違いで、難しいところだと思う。しかしその辛さを楽しんでこそ執筆なので、さらにこれが難しい。
けれどまあ、書きたいことはたいてい決まっているし、今回においては大体の外枠を獲得することができているので、あとは書くだけとも言う。最も、それが一番難しいということに目を伏せれば、完璧な采配だ。

ところでこれを書いているのは通勤電車の中なのだけれど、まったく人の身長のおかげで自分が今どこにいるかがわかっていない。調べた到着時間から逆算して、これくらいの位置なのだろうと推測している。まあ、乗り越すことはないだろうから、安心できる。通勤電車の人たちに揉まれて苦しむことなく今日は過ごせているし、文章を書いて目がしっかりとあいているのもあり、多分寝過ごさない。やはり朝活。朝には文章。これからはずっと、こうしていたい。

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