見出し画像

原稿マラソン完走の感想

短い睡眠だった。多分また熱中症になりかけていた。
頭の片側が痛い。体の半分が重いなんてことは、普通じゃないので怯えた。まずいと思ったので水を飲んで誤魔化した。
原因はエアコンの設定温度ミスだった。なんでだよ! いじった記憶がないので家族のいたずらということにする。気をつけてほしいものだ。

先日、一応コミックマーケットの原稿を終わらせた。
これはかなり早い脱稿だ。ある人は8月中の締切らしい。
私は早く終わらせたいのと、書きたいものが他にもあるので(それはコミックマーケットではなく、コミティアなのだけれど)、早めに締切を設定していた。印刷所が定める早割よりももう少し早い時間にした。そうしないとまだいける! まだ粘れる!! と言いそうだったからだ。
事実早割設定にしていても原稿に余裕があると思い込んでいた。スケジュール上は上手く行っていないのに謎の自信が堂々とやってくる。私にはできる! いや、できてないから原稿が終わらないのだ。
本文が終わっても表紙作業が待っている。文庫や新書サイズでカバーを付けたいときはカバーの作業もある。これが誰かに発注、イラストなどをまとめてお願いできたら私の作業量も減るのだけれど、そうはいかないことが多い。だから余裕を持って、本文だけではないと自分に言い聞かせて作業をするべきなのだ。
だのにやっぱり、馬鹿のスケジュールで進行する。
本文に飽きたから表紙作業をする、表紙作業が終わったので本文をする、合間合間にセーブスポットが多いゲームをする。セーブスポットが多いゲーム、としているのは区切りを良くするためだ。間違ってもやめどきがわからなくなる格闘ゲームなんてしてはいけない。一生戦い続けて原稿が疎かになる未来しか見えない。
それでもまあ、今回は脱稿できたので良しとする。

こんな作業をほぼ毎日、長く、集中する日は2ヶ月ほど続けていることに驚く。
自慢じゃないが実際のマラソンよりこちらのマラソンのほうが得意だ。きちんと走りきれば達成感がある。これは実際のマラソンと同じなのだけれど、手元に残る実物がある点においては原稿マラソンのほうが楽しい。
実物という結果が手に乗るのはとても嬉しい。私の作った同人誌だけをしまっている本棚の一部は、もうぎゅうぎゅうになっている。これが全部私の努力。
嬉しくてまた原稿をする。マラソンは得意じゃないけど、原稿なら楽しくできる。頭の中のものをひねり出して、今日もつらつら書いていくだけ。
まあその作業が一番難航するのだけれど、それはまたの機会に。

よろしければサポートお願いします! サポートは紅茶・活動のために使われます。