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夜更かしがやめられない

疲れ切っているのか十二時間睡眠が普通になっている。
普段から十二時間睡眠をしているわけではなくて、仕事のない日にすっかり寝てしまう。寝付くのは深夜四時ごろ。起きるのも夕方の四時ごろ。それよりもっと早く寝なさい、というのは当然だとしても十二時間睡眠はやりすぎなんじゃないかと思う。
けれど身体が正直というのを前提に置くと、まあそれも当然なのだ。きっと疲れ切っている。真夏になってしまった気候にだとか、やってくる仕事だとか、その合間を縫って書いている原稿だとか、このnoteの文章を捻出しているのに必死になっている。必死になりすぎて、だから疲れ切っている。

睡眠が大切だというのをわかっていても、夜更かしがやめられない。
普段の生活は遅番――お昼から夜にかけての勤務が多くなっているので、家に帰ると普通ならば寝るだけになるはずだ。
しかし翌日も遅番となれば、その話は変わってくる。お昼に目覚めればいいのだから、そこから逆算してさらに遊んでも、何かをしてもいいのではないか? と私は思ってしまう。本当にどうしようもないのだけれど、何かをしていないと一日やり切ったような気分になれないのだ。

一日をやり切る、というのも難しい話だ。
とにかく達成感が重要だ。ああ、ようやく眠れるな、という達成感。日々の積み重ねだとか、そういうものではなくて、たった一回の一日をやり遂げるという実績が必要になる。
私にとってはそれが原稿であったり、このnoteであったり、ゲームの進捗だったりする。それらを私の中の基準で進めたと思えた時に、眠ってもいいかな、と思う。それまでは眠りたくない。一日をやり切った気分にはなれない。きっと布団の中に入っても、しっくり来ない。何かやり残したような気配がして、目覚める。
実際は目覚めるなんてことはない。睡眠はそんなことでは邪魔されない。本当に気がかりであったのならば起きるかもしれないけれど、そんな些細な日常の不満ごときで睡眠は邪魔されないのである。
だから、一日をやり切る、というのは私のエゴでもある。
けれどそれを達成していかないと、やりたいこととやるべきことが山積みになってあふれかえるような気もしている。難儀な話だ。

一日を充実したものにしたい、というのは誰しも思うことではないのか?
少なくとも私はそうしたい。そのように日々感じることが大切だと思っている。だから実りのある日々のために夜更かしをする――のはやはり、本末転倒だ。
朝活がいいんだろうな、と思ってもやめられないのが非情なところだ。朝にゆったりとするべきなところを、夜に詰め込んでいる。夜の穏やかさをせわしなさに変換して生きている。
今日も夜更かしルートまっしぐらだ。

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