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Google Pixel とはなにか?
made by Google (メイド バイ グーグル)とはGoogleによってデザイン、開発、販売されているハードウェア製品群である。2016年10月に発表され、2017年と2世代に渡り、さまざまな製品が発表された。それらは多岐に渡り、スマートフォンやノートブックパソコン、その他Google Homeに代表されるホームエンタテイメント関連の製品も含まれる。
その中でも、とりわけAndroidやChromeといったGoogleの技術が搭載された製品をGoogle Pixel(グーグル ピクセル)と呼ぶ。
軌跡で辿る ”made by Google”
2016年10月4日 カリフォルニア
・Pixel, Pixel XL - Google アシスタント搭載のスマートフォン
・Daydream View - VR体験を可能にするヘッドセット(アクセサリ)
・Google Wifi - スマートな家庭用インターネット接続無線LANルーター
・Chromecast Ultra - 4K対応のテレビストリーミング端末
・Google Home - Google アシスタント搭載のスマートスピーカー
made by Googleとして銘打った初の発表であり、今までのChromecastやChromebookといった製品の水平統合を予感させるものだった。
Android搭載のスマートフォンは今までリファレンス端末のブランドがNexusであったのが、大きく変更された。
なお、Pixelという名は今までにもChromebook Pixel(2013, 2015)やPixel C(2015)といった製品にも使用されていたが、統合され、製品群としてPixelが強調されたのはこのイベントからだった。
2017年10月4日
・Pixel 2, Pixel 2 XL - 2世代目のスマートフォン、Google Lensに代表されるカメラ機能やAI技術に特化した機能に優れる
・Pixel Buds - ワイヤレスイヤフォン、アシスタント対応で翻訳機能に優れる
・Daydream View - カラーとデザインをアップデートした
・Google Home mini, Max - 既存のスマートスピーカーに加え大型高品質のものと小型廉価の製品が新登場 新色コーラルも目を引く
・Pixelbook, Pixelbook Pen - Chrome OS搭載のノートブックコンピュータでタブレットとしても活用できる。
・Google Clips - 自動で画像認識して撮影ができるスマートカメラ
Googleの”AI ファースト”の理念と”AI+ソフトウェア+ハードウェア”という理念が踏襲され2016年のラインナップをさらに充実させブランド力を強化させた。
こうして俯瞰してみると2018年10月9日にニューヨークで行われるというイベントに期待が寄せられるのも理解できるだろう。
また、日本でGoogle Pixelを新しいスマートフォンとして期待を高めて打ち出すのには、理由がある。それは今までこれらの製品群が断片的に、そして限定的にしか販売されていなかったからである。
Google Storeというオンラインでの販売ページを米国と日本で比較すればその差は一目瞭然で、日本のストアをどこからどう見てもGoogleの理念は伝わりにくいものになっていて、消費者からしてみればこれらの製品の良さが理解されにくい。
ホームエンタテイメント関連の製品ラインナップにとどまる日本のストア
Googleのサービスの使い勝手の良さが浸透した製品展開の米国ストア
2018年の発表内容は次回まとめてみようと思う。
One More Thing (ついでにもうひとつ、余談)
Google Pixelの色展開は面白い命名規則になっている
2016年 - Very Silver, Quite Black or Really Blue
(とても銀色、真の黒色、まじで青色:筆者訳)
※まじで青色は数量限定モデル。まじでやばい。
2017年 - Just Black, Clearly White or Kinda Blue
(単純に黒色、純粋な白色、ちょっと青色)
※XLは2色展開となる(Just Black or Black & White)
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