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仕事と家事で忙しい私たちに、自分らしさはある?

母に、会いに行った。

母は、79才。特別養護老人ホーム、いわゆる「特養」に入所している。

認知症と脳出血の後遺症で、寝たきり。意思の疎通は、ほぼできない。



受付をすませ、母の部屋に入った。

母は目を閉じていて、眠っているようだった。

職員の方が、「娘さんがいらっしゃいましたよ」
と母の耳元で、大きな声でハッキりと言うと、「うん」にも「はい」にも、聞こえる小さな声が聴こえた。

面会時間の15分間、母は目をつぶったままだった。

私は、母のベッドの横に座り、
・外は晴れていて暑いこと。
・実家の庭の草が、ボーボーになってしまったこと。
・母がつくってくれた、チーズケーキやババロア(昭和のスイーツ)がまた食べたいこと。
・母がよく歌ってくれていた、「小鳥はとっても歌が好き♪」の童謡を歌った。


私の自宅から、特養までは、車で片道、1時間30分。面会時間は、15分間。

往復3時間。「3時間あれば何ができるか」を考えてしまう。

考えはじめると、
面会に行かないと、後悔しそうな気持ち。
今作っている、ホームページや、新たしいサービスのこと。
今の家に引越して4か月たつのに、床に荷物が置いてあること。
父親がデイサービスに行かなくなったこと。
弟の病気のこと。
実家が庭も室内もカオスになっていること。
やること、気にかかることが、一気に溢れ出してくる。


「役割」でない「自分」

誰だって、なんかしら「役割」を持っていて、毎日忙しくしていると思う。

でも、「役割だけ」を果たしているのは、なんか違うと感じる。

父親、母親でない。
娘や息子ではない。
先生や課長やチームリーダーでない。
自分自身があるはずだ。

自分自身の
・望んでいること。
・大切にしたいこと。
・やりたいこと。
と、「役割」とのバランスを取りながら、日々を乗りこなしていくのが大事だと思っている。

なぜなら、自分を大事にできている実感が、持てるからだ。

自分自身を、置き去りにしないことが、大切だと思っている。


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