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【Report】Tokyo Gendai 作品の写真アリ

世界各地から、国際的に評価の高い73のギャラリーを紹介するアートフェアです。現代アートの売買をはじめ、トークプログラムやイベントなど充実したラインナップを通じて、カルチャーやインスピレーションの交流が広がるプラットフォームの確立を目指します。

「Tokyo Gendai 」 HP

先日「東京現代」に行ってきました!
とても素敵な作品がありましたので、議事録兼、皆さんにも新しい出会いになるかなと思いnoteに5点の作品の紹介をまとめます。

1

作品名作家不明
アップ写真

パールのような輝きが魅力的な作品でした。
この作品の素敵なところは、角度によって色の濃度や色合いが変化するところです。
あと個人的に、円が好きなんですよね…。
(きっとこれは赤ちゃんがアンパンマンをすきになってしまうのと同じ原理なんだと思います。)

Shiori Tono 「welcome」
2023
アップ写真

続いてこちら。言語化するのが難しいんですが、頑張ってします。
この作品は遠目から見ると何となく風景が分かりますよね。しかし近寄ると繋がっていない正方形の図柄が並んでいます。
原理は、小さくした写真を組み合わせて大きな画像を作るような写真アートに似ています。

ですが完全にそれと同じ作品がと思うと違うと思いました。
遠めから見た時に所々余白があります。「きっとこの作品はこういう風景を描いているんだろう。いや、でも余白があって、それが完全に見えてこない」 みたいな想像を必要とする部分が多く、見えそうで見えてこない葛藤みたいなものが生まれてきて、考えているうちにどんどん惹き付けられた作品でした。


3

Jan Albers
2023
斜めから見た作品

続いてはこちら。
これ初めて見た時の感想が
「平面だと思ったのに立体だった〜!」でした。
いい意味で期待を裏切られた感じで、それがすごく印象に残りました。
こう、ありとあらゆる立体が組み合わさっている1枚の作品ですが、見れば見るほど視点がぐるぐると移り変わり、いい意味で焦点が合わない作品だなと感じました。平面は飛び出してこない、みたいな固定概念が覆された作品でした。

4

Senjyu Hiroshi

こちらは日本画の千住さんの作品。
ここで出会えてとっても嬉しかったです。
ただ美しすぎる…。この作品はこれに尽きます…。

5

制作場所を再現したインスタレーション
石田徹也

石田徹也さんの作品です。個人的な話になりますが、実は石田さんの作品を初めて見た時は忘れられない記憶としてあります。中学生時代、地区の図書館で画集を見ていたんですが、そこでたまたま見つけたのが石田徹也さんでした。「なんだこの気持ち悪い絵は。」と、この初めて出会うグロテスクな作品はショッキングな体験でした。
当時の私には無かった感情、このぐるぐると渦巻く負のオーラは、まさに未知との遭遇でした。笑
そんな出会いでしたが、いつか生で見てみたいと思って10年、ここで出逢えたのは感慨深かったです。当時感じた気持ち悪さは不思議と感じず、見れば見るほど悲しさや寂しさが伝わってきました。
同じ絵でも見る時が違えば感じ方も変わるのは面白いなと思います。

おわりに

他にも素敵な作品はありましたが、今回は5点に絞って紹介してみました。(下に紹介しきれなかった作品のせますね)
東京現代は海外のギャラリーも多くあり、新鮮で楽しかったです。
また気が向けば作品を紹介しようと思います。

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