【vol.3】あなたはすでに「できている」世界一簡単な自己肯定感の高め方
自己肯定感を高めることは、難しいと思っていませんか?
実は意外と簡単!「できたこと」を見つめるだけです。
では、「できたこと」と「したこと」はどこが違うのでしょう。
1 あなたはすでに「できている」
どうすれば「自己肯定感」が高い状態をつくれるか。
その答えは、毎日、具体的な「できたこと」に着目することです。
それは、ものすごく小さなことでOKです。
「片付けができた」
「プリンターの設定ができた」
「いつもより10分早く出社した」など。
ここでは、謙遜という言葉はいりません。
自分は何かできているんだということを前提にして、考えてみてください。なぜならば、あなたはすでに「できている」からです。
何か新しいことをするというよりも、今の自分の「できたこと」を見つけだす感じですね。
でも、そんな小さなことなんて「できたこと」とは言えないんじゃないの?と思ってしまうのもわかります。そんな時は、「vol.8 仕事、家事、育児、がんばるのが当たり前と思っているあなたへ」を読んでみてください。
2 「したこと」と「できたこと」の違い
ここで、「したこと」と「できたこと」の違いを考えてみましょう。
例えば「夕飯を食べた」というのは、いつも通りなので「したこと」です。一方で「夕飯をよく噛んで食べられた」は、いつもよりよくできたことなので、「できたこと」になります。
「したこと」の見方を変えると、「できたこと」が見えてきます。
「カレーを作った」は、「したこと」。
「今日カレーを作ったら、すごくおいしくできた」。
これは「できたこと」ですね。
ぜひ見方を変えて、自分の物差しで、できたことを見つけてほしいなと思います、
また、「できたこと」は人や状況によって全く違います。
若手営業マンが「アポイントメントを取った」。このままだと単に「したこと」ですが、
・「初めて」アポが取れた
・「やっと」難しい相手のアポが取れた
・いつもより「多く」とれた
という物差しで測れば、できたことに変わります。
自分の視点でがんばったこと、何か変化があったことに着目すると、たくさんのできたことが見えてきます。ぜひ、やってみてください。
3 「できたことメモ」を書いてみよう
次に、1日1回5分を使って「できたこと」を探し、それを自分の手帳やノートに書いてみましょう。
さらに、自己肯定感を高めるちょっとしたワークがあります。
それが「できたことをメモして寝る前に読み上げる」ことです。
そして「今日はよくできた。明日もきっと良くなる」と言うのです。
これは自己暗示とも言えます。
甲状腺ホルモンに「チロトロピン」がありますが、これはチャレンジしたり意欲的になったりすると分泌するホルモンです。
自分の「できたこと」を見つける行為は、自分は「やっている」「チャレンジしている」ということを自分自身に示して、自分の未来を切り開くホルモンを分泌させるといえるのです。
次のnoteでは、「できたことの見つけ方」を詳しくお伝えします。
参考:
書籍「できたことノート」1章 自分を肯定的に見る効果