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コスメが好き。

前にお笑いが好きだというオタクが一息で喋ったみたいな記事を書いたが、今回はコスメが好きだというオタクが一息で喋ったみたいな記事を書こうと思う。

コスメを沢山持っているとよく、「それとこれと何が違うの?」だとか「前も似たようなの買ってなかった?」だとか「使いきれるの?」だとか言われることがある。

そういった疑問が生まれることも理解できるしそういうこと言ってくる人に敵意を持ったことない(し、なんならコスメ沼に引き入れようとする)けれど、ざっくりと答えるならば
似てようが似てまいがときめいた物は買うし、消耗品ではなく趣味としてお金を払っているので使い切るとかは端から考えていない。(でも愛用品が底見えしたら達成感で嬉しい)
というややドライな回答に至る。
各位、これからも私がツイッターでガンガン購入品載せてても(また買ってら…( ˘ᵕ˘ ))と暖かく見守ってほしい…

しかしながら私は新製品やバズった商品を手当り次第に買っているわけではない。
好みがはっきりしているため、割と限定的にコスメ好きを発揮している小規模なタイプのコスメオタクだ。

そういえば今どれだけ持ってるのか気になったので数えてみた。
ベース類
・下地  11
・ファンデ 4
・お粉  1
・コンシーラー3
アイ類
・眉毛  2
・アイシャドウ  84
・マスカラ  15
・アイライナー  15
フェイスカラー類
・チーク  12
・ハイライト  16
リップ類  71

合計233。

これでも厳選した方。
コスメ好きを生業としている人よりは全然少ないけど、普通に生きてる人よりは持ってる。
近年は年一でゴソっと捨離ってるので、今まで私の元にやって来ては様々な理由で去っていったコスメ達も合わせると2000個はありそう。
何せリップだけでも一時期200本弱持ってた。

個数は上の通りだけど、パレットとかに入ってるそれぞれの色を数えるととんでもないだろうな…
でもこんなにあるのに持ってない色のが多いもんな…
色ってほんと無限にあるよな…


ここらで声を大にしながら一息で喋らせてもらうと、

私はコスメ自体も好きだしメイクという行為も大好きだ。

まずベースメイクを整えるだけでメイク全体の仕上がりが変わる。突き詰めると素肌の綺麗さに行きつくけれど今回はメイクの話をば。
最近はマスク生活のため、日焼け止めとベビーパウダーだけで生きているが
全顔を晒すならしっかりと下地から作り込みたい。コンシーラーやコントロールカラーで肌の色ムラを均一にするだけで印象が変わる。
そしてファンデはもちろん、お粉も何を選ぶかでメイクの方向性が違ってくるので拘り出すとキリがない。

あと目元。マスクしてると目元にしか視線がいかない分とても気合いが入るところだ。
毎日どの色を使ってアイメイクしようか考えるのが楽しい。
まだアイシャドウに拘りがなかった頃は、パール入りしか使ったことなかったし茶色やベージュの3色パレットという王道しか歩んでこなかった。
なぜなら茶色とベージュ以外の色を使ってメイクする意味が分からなかったし、マット・パール・ラメがもたらす印象の違いも分からなかったから。最終的につけまで盛るので雑でも陰影がつけば何でも良かった。
それがつけまを卒業した辺りからピンクにチャレンジして赤やオレンジにハマり、黄緑色に挑戦したり、グレーは似合わないと気づいたり、
今はマニアックに色んなベージュを塗ってる。
ラメシャドウにハマった時は肌に載った光を反射するラメの一粒一粒を眺めてニヤニヤしたまま小一時間経ってることもあった。
そんなかんじで楽しいアイシャドウライフを送っている。

マスカラとアイライナーの色の組み合わせも最近のマイブームである。
シャドウを薄色で仕上げた時に黒ライナーと黒マスカラだと変に浮くし
まとまりを持たせるためには…とカラーマスカラやカラーライナーを開拓し始めてからより一層アイメイクの深い沼にハマった。
ひと口に「茶色いアイライナー」と言ってもブツは世の中にたっっっっっっくさんある。
ブラウンブラック(もはや黒)、バーガンディブラウン、テラコッタブラウン、オレンジブラウン、ピンクブラウン、グレイッシュブラウン、ライトブラウン…全て羅列するとゲシュタルト崩壊する程様々な色名で出ている。
それをあれこれ吟味してる時間がめちゃくちゃ楽しい。
自分の目や他のパーツ、好みのメイクを総合的に考えた時に、強い色でラインを引いてしまうとコンプレックスを強調してしまうことを発見してからは黒は殆ど使わなくなり
アイシャドウに馴染んで影のような役割をしてくれる色を好んで選ぶようになった。
だから茶色いアイライナーには厳しい。厳正なる永槻チェックを通過した物のみヘビロテしている。

それでいうと、「茶色いアイライナー」と同じく「赤リップ」もその括りの大きさに安心してはいけない。
明るくシアーな赤はフレッシュさを表現できるし、パキっと発色するマットな赤は強い大人という印象がある。ベタ塗りやグラデ塗りなどでも180度雰囲気が変わるので、これまた鏡を見ながらあーでもないこーでもないとリップを取っかえ引っ変えしてるのが楽しい。

チークも、ピンク以外の存在意義が分からなかったが赤やオレンジ、コーラル、ラベンダー、マットにツヤ、色々経てきて今はベージュチークにゾッコンだ。
私は中顔面がやや長いのでチークの有無で顔のパッと見の長さが変えられるならどれだけでもチークを塗るぞという気概で生きている。

ハイライトなんて傍から見ればあってもなくてもよく分からないし、色がしっかり出るものではないので何を付けようが違いがよく分からない。なのになんだこの底なし沼は。
一度良さに気付くともう離れられない。
鼻根に一筋の光を通して顔がまとまった瞬間の高揚感たるや。犬だったら嬉ションしてる。

自分のPC(パーソナルカラー)にそってアイテムを選ぶのも楽しい。
PCに縛られ過ぎてそれ以外は怖くて使えないとかこれは絶対似合わないとか思い込むほど囚われるぐらいなら知らない方がマシだけど、
自分の特性を知ってその良さを存分に引き出してくれるコスメ達をお守り的に揃えておくのは大賛成。

あと最近はパッケージデザインが凝ったものも沢山出てるのでそういうのがお店にズラっと並んでると興奮する。特にデパコスカウンターは新作シーズンにブランドからブランドへ渡り歩く度に興奮してる。興奮しやすさでいうとサンド伊達さんか私かみたいなとこある。


ちなみに今はもうそういった考え方は減ったと思うけれど、それでもたまに「もとが可愛くないから化粧品何使っても一緒」みたいなのを見かける。
けれどコスメを愛でることやメイクをすることに年齢も性別も顔の美醜も関係ないと思っている。
存分に愛でてほしい。コスメと自分を。

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