女性活躍というのはおかしいのでは?と思う点
女性活躍推進法にかかる話なのかと思ったら、そうではなくて、単純に「女性」に関する話だった。
私が勘違いした女性活躍推進法は、国と地方公共団体·301人以上の従業員を雇う大企業が対象の法律で、働くことに対するサポートをするというもののよう。
以下は、女性で15年ほど会社に勤務している立場として読んだ感想だ。
さて、この記事で印象的だった部分を引用する。
どうしたら女性を働かせやすいかではなく、どうしたら女性が働きやすいかを考えるべきだ。
書き手としては注目させるための技法であろうが、物凄く違和感を感じた。
女性だからではなくて、ライフステージ等仕事以外の理由で仕事を諦めなくてはいけないことが問題であろう。
女性は、出産は女性にしかできないので区別されるべきだと思うし、国策としても出産する女性は支援するべきだろう。
それ以外の部分、例えば育児や家事、介護等は男性でも問題ないはずだが、女性がするものとしての認識が根強い。まずは、これを改めていく必要がある。そのうえで、家庭の方針として、役割分担をする自由もあるべきだ。
肉体的な性差で区分されるのは仕方ないけれど、できるだけ望んだ通りに働けるように支援することが求められるのではないかと思う。
私見であるが、男性はキャリアに多様性を認められないことが多く、大変そうだ。もちろん、男性でないから知らない部分が沢山あるのであろう。同様に男性も女性について「分からない」のが真実なのではないだろうか?
既得権益を守りたい人、それが当たり前の人にとって、変革は迷惑にしかならない。全員が損をせず、かつ、利益が高いことであるとして説得する努力をすることが肝要ではない。
私は「女性活躍」という括りは権利としては既に平等である女性に対して向けることに違和感があるし、古いと思う。企業で活躍している女性も、そうでない部分で活躍している女性も沢山いるのだから。
女性だけではなくて「働きにくい」と感じる人たちの困っていることを解決していくことが「国民総活躍」に繋がるのではないだろうか。
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