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悩むことをやめたいが、悩まなかったら私じゃない

性根がそもそもネガティヴである。

何かにつけて悩み、悩み、悩んでいる。
私の人生で悩みの無かった頃っていつだ?
そんな時期あったっけ?

中高生の頃は人間関係と環境に悩み病み、浪人しては進路に悩み、大学では将来に悩み、就職しては仕事に悩んでいる。なんだこれ。 

悩まない人が羨ましい。

順風満帆に生きてみたい。

生きづらさというワードを最近よく目にするようになったけど、私も生きづらい人の1人なのかもしれない。
繊細なくせに生真面目に物事を白黒つけようとする。もっとグレーでいいじゃんか。

子供の頃はただただ悩んでいた。
時間が解決してくれるのを待っていた。

大人になったら、自分でどうにかしなきゃどうにもならぬ。
上手くいかなくてもジタバタしなくちゃいけないのだ。

転んでは悩んで、ぶつかっては悩んで、擦り傷を作りながらも前へ前へと進んできた。

今の自分は悩んで悩んで、それでもなんとかした自分なんじゃないかと最近ようやく思えてきた。

昔だったら身動き取れなかったことでも、今はなんとか出来ると思えることがある。
本当に些細なことだけど、自分で考えて自分の力で乗り越えてきた。
実はもうただ悩んでいた頃の自分とは違う自分になっているんじゃないか。
自分の自己イメージが更新されていないだけなんじゃないか。

悩んでいる間は苦しい。こんなに暗い気持ちで生きているのが何だか惨めだ。

でも、そんな夜を越えてきた。

なんとかしながら生きてきたのだ。

なんとかなる。

なんとかできる。

悩むってことは乗り越えようとしているってことなんだ。

私だって捨てたもんじゃないんだ。

悩んで悩んで悩んで出来た擦り傷は私の勲章だから、明日も私で生きていく。

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