小説講座まとめ 1

前書き 講座について

 サマンサ編集長様(https://note.com/jyagarc)が行っているオンライン小説講座を受けておりまして、そちらの講座の内容をまとめていきます。
 
 こちらは今回が初めての開催となる講座。(これまで編集者向けの講座は開催されていらっしゃいます)
・1対1の講座であること
・この先自走していく力を身につけるための講座であること
 が大きな特徴なのかなと思います。自分の原稿も提出して読んでいただけますが、その作品をいかに良くしていくか、ではなく、今後一人でやっていけるように、という。

 初回なので一応、講座を受けるまでの経緯を。講座の内容とは関係ないので読み飛ばしていただいて全く問題ないです。

 今回、ツイッターで偶然、講座の開催を見かけました。
 断続的とはいえ長らく文章を書いているのですが、どうも自分で上手く書けている気がしない。(する気がするときも、まあ、たまにはありますが… )しかしそもそも何が駄目なのかがはっきり分からないことが多い。
 何となくここまで自力でやってきてしまったが、頭打ちなのでは? と悩んでいたタイミングでした。
 
 しかし見知らぬ人に話しかけるのが怖い人間なので、DM送る? こんな奴が送っても大丈夫? とか散々悩んだ挙句、いやしかし下手を打ったとしても知らない人だし! 申し訳ないがきっと一瞬で忘れてくれるだろう! と開き直ってDMを送りました。
 結果的にはお返事をいただき、質問にもとても丁寧に答えてくださいました。そしてお返事を読み返したりしながらまた考え、せっかく見つけたチャンスだからな、と思い切って受けることにしました。

 さて。長くなりましたがここからが本題です。(実際の講座では話が前後していたり、他の話もしていたりします。急になぜこの話? とか思う点があるかもしれませんがご愛嬌ということで…)

■主人公について


 使用したのはこちらの2冊
『SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く』ジェシカ・ブロディ (著), 島内哲朗 (翻訳)
『ブレイブ・ストーリー』宮部 みゆき (著)

 どちらも有名なのでご存知の方が多いのでは。
 初回の講座までに、『SAVE THE CATの法則』の特に第一部をよく読み込むこと。また第一部を読んだあとに、『ブレイブ・ストーリー』を読んでください、というお知らせをしていただいていました。
 『SAVE THE CATの法則』で書かれているヒーローが『ブレイブ・ストーリー』にはよく反映されている、ということで。講座の中では内容を振り返りつつまとめを。

・物語=主人公の成長(変化)

主人公に三要素があると、ストーリーの骨格が作れる
(この三要素は、主人公のみでなく他のキャラにも共通する要素)

・主人公に必要な三要素
①問題・欠点
②求めるもの
③本当に必要なもの(=物語のメッセージにもなる)

 ①→②→③とストーリーが進んで、主人公が成長する。共通したテンプレ+細々としたアイデア→他の作品と違うところ、に見える。

『ブレイブ・ストーリー』では…
亘と美鶴共通 ①つらい現実 ②運命を変えたい
 亘:③自分が変わる。運命を切り開く力をつける
美鶴:③気づかず終わる=亘との差。(美鶴は主人公ではない)

■長編小説について


 長編を10万字以上として、10万字ないと説明できない、話が終わらない話。設定の段階で長めのプロットを作る。

・主人公の三要素が重要
 この三要素をちゃんと書こうとすると、自ずと必要な場面が出てくる。主人公の成長を描くために必要な要素(伏線)は? と考えると書くべきことが出てくるので、これを書いていくと長くなり、長編小説ができる。

ex)まず成長前の姿が必要 ①は何?
  →それを見せるには、まず現状の場面が必要
  →どうしたらその問題を見せられるだろう
  →こういうエピソードがいいのでは
  →そのエピソードを見せるために~端折ります
  →その解決のために主人公は②を求める~
  →実は③が必要だ! と気づく~

■物語の作り方・キャラクターの作り方


・書きたいテーマ(話)→キャラクターを作る 
・キャラクターには役割がある

 テーマからキャラクターを作っていくと良い。キャラクターが先だと役割のないキャラクターや役割被りが出てきて物語がブレることがある。
 キャラクターに対しては、このストーリーにこのキャラは必要? キャラ(脇役)によってストーリーがブレていない? 同じ役割のキャラがいない? を考えること。

ex)こういう話を書きたい
じゃあどんな人が必要だろう
→その人はどんな人?=主人公の要素(これを考えると骨格ができる、のでここがちゃんとできたらこの先に繋がる)
→その人たちのいる場所は? どんな設定がいい?
→他にどんな人が必要?…(要素を足していく)

■冒頭で書くべきこと


・冒頭=話の説明の役割
 がある

 作者は頭の中にあるので気づかず省きがち(というか書けてない)ことが多いけど、読者は知らないので…と。初めは丁寧に書いて、後で削っていくくらいが良いそうです。
 ちなみに私の原稿は、説明がなさすぎて思わず笑ってしまうようなホラー状況になっていました。(全然そういう話ではない。)なのでこの直しが次回までの課題に。

ex)・どんな地域? 都市?田舎? 人口は?(具体的地名を出しても)
・季節は? いつの話? 気候は?
・どんな家? 間取りは?
・主人公はどんな人?

■最後の章で書くべきこと


・主人公が成長した姿を描く⇔当初の本人(世界)との違い
→主人公のセリフだけでなく、場面(表情・行動・仕草)で見せられると良い

 『ブレイブ・ストーリー』では…
 亘とおじさんの会話、お母さんとの会話(映画ver.では原作とは異なるシーンで見せている)

■物語全体の把握


・物語をプロットにまとめ直す
・章ごとの役割をつける ※一章に一つの役割
・章ごとのタイトルをつける
・あらすじ

 自分が書いた物語を全体に見てどうなっているか把握するために必要なこと。プロットに直すと、ストーリーの流れが分かる。大きな視点で原稿を見直すことに繋がる。(推敲する時に表現とか言葉とか小さいところを見がちですが…と言われて、私! と思いました。)
 章ごとの役割とタイトルは、何を書いているか、書くべきかの指標となる。読者にとっても読むときに指標となるので分かりやすいよね、という。

 上の3点は次回の講座までにやりましょう、と出た課題です。
 4点目は事前に原稿を提出した後に追加で提出しており、今回は課題にはならずでしたが「どういう話かを自分で把握していないと書けない」という話が講座の中であったので、把握のためにはやる必要があるのでは。ということで入れました。

 章の役割については、原稿から拾い出して具体的にこういうことだと説明してくださいました。ここで具体例を出しても他の方には何のこっちゃなので割愛しますが、自分で書いたのになるほどと思う回数の多いこと。いかに構造的に小説を考えてないかが分かる…。
 「プロットを作る段階で章ごとに書くといいかも」ともおっしゃっていました。

・物語における主人公の問題=ファンタジーにおけるラスボス的存在(壁)

 この問題が物語中ずっと、主人公(たち)がたどり着きたい「③本当に必要なもの」を邪魔し続ける。問題が解決したら(あるいは目標が達成されたら)話はすぐに終了してしまうので、そうならないような仕掛けをしていく必要がある。

後書き 感想


 と、いうような内容でした。
 ポイントを書いたので何だか授業のノートかしらん、みたいになっていますが、講座は真面目ではありつつ談笑もあり、堅苦しくはなかったです。私は初対面の人だと(相手に寄らず)緊張するので、今回も緊張していましたが話しやすい雰囲気でした。

 また、原稿を構造的な視点から見た上で「なぜ」良い/悪いかを説明して、一般的な話に繋げていただけたのも、発見! と感じた部分でした。ここが良い/悪い、だとその作品だけで終わってしまいますが、構造として「なぜ」が分かると次の原稿でも再現できます。
 あとぽろっと零した内容にすぐレスポンスがもらえるのも嬉しい点でした。他に人がいると手を挙げられない人間なもので、なかなか聞けないし、そもそもそんな風に話ができない。(長編小説について、も私が「長編がなかなか書けない…」というようなことを言ったことがきっかけで話してくださいました。)

 そしてここから課題をやりつつ、分からない点があれば聞きつつ、次回の講座に向けて進んでいきます。(これを書いている時点で実はもう2回目が終わっているので、まとめ終えたらアップしようと思います。)
 長々ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたらありがとうございます。それでは。

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