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GRヤリスの円安ガソリン高騰対策


200円に迫る勢いのガソリン価格!

15ヶ月連続で高騰中のガソリン価格。
2023年9月5日現在、地元の価格はレギュラー¥183円、ハイオク¥196。
このままいくと¥200を超えるのはもはや時間の問題…
円安がもたらす物価高騰のなか、家計に大きな負担となっていますね。
クルマ好きの筆者も、この状況には大いに頭を抱えております。

既にタイトルでネタバレしてますが…
20年乗ったGC8インプレッサWRXに泣く泣く別れを告げ、
GRヤリスを購入したのが去年の1月。

※長いので①~③はスキップ推奨
①GC8インプレッサは既にボンネットのポストボックス(インタークーラーの吸気口)やリヤスポイラーの塗装が紫外線にやられてボロボロになり、ルーフも色あせが広がり始めていて、「そろそろ大きなレストアが必要か…」と思い修繕予算の工面に頭を抱えていました。

「貴重な文化遺産であるGC8をこのまま自分のもとで朽ち果てさせてよいものか…?」

②そんなある日、家族で使っているミニバンの車検でトヨタのディーラーを訪れた折、「見積もり取ってみませんか?」とのセールストークに冗談半分で以前からなんとなくその存在が気になっていたGRヤリスをオーダー。

結構いい値が付くとは聞いていたが、ほとんど二束三文だろうな…と
想定していたGC8の下取り価格を見て仰天!
どうやら最近は90~2000年代のスポーツカーが旧車化して
ビンテージ的な人気が高まっているらしい…。

③一気にテンションが上がってしまった私は、そのまま
「試乗車、今日ご用意できます!」
と畳みかけられて……以下略
“人類最期のガソリンエンジンターボ4WDマニュアルミッションスポーツカー”というコンセプトを脳内にでっち上げ、
「これはインプレッサと肩を並べる貴重な文化遺産である…!」
と自分に言い聞かせ大義名分化して購入の決断に至った次第です。


※ここから本題
話を戻しましょう。
清水の舞台から飛び降りる勢いでゲットしたGRヤリスですが、
乗り始めた途端に世界情勢は激変。
原油価格の上昇、円安進行、物価高騰などGRヤリスを思う存分楽しみたい!というマインドに水を差しまくられる状態に…

実はインプレッサの時代から、私は密かに低燃費運転のスキルを
磨いていました。
ハイパワー車はアクセルを踏み込めば暴力的なまでの加速力を発揮して、
ドライバーを異次元の世界に誘ってくれますが、
その分消費する燃料も異次元…
そうでなくても渋滞の多い街乗りが多ければ燃費のアベレージは
容易く6~7ℓ/km程度にさがってしまいます。

ところが。
トルクの太いインプレッサに乗り始めた私は、あることに気が付きました。

「この車…アクセル踏まなくても結構フツーに走れるぞ」

それまで私はホンダZ360水冷、91スプリンターセダンなど比較的非力なパワーの車や、アルテッツァといったNA車で、回転数を上げてある程度パワーバンドをキープして走るスタイルの運転をしていました。
インプレッサのトルクフルな操作感に触れて、
「トルクのある車は運転が楽」という自動車雑誌とかでたまに目にするフレーズの意味が分かったような気がしました。

しかも、トルクに乗せてアクセルを必要最低限しか踏まないようにすると
燃費が随分良くなることもハッキリ体感するようになってきました。
こうなると「如何に燃費を抑えて、しかもフツーに走れるか」
へのチャレンジが、ゲーム性を帯びてマイブームになってゆきました。

GRヤリスに乗り始めてからは、そうした低燃費運転のスキルが
ガチで必要な時代へと突入してしまいました…!

自分的低燃費運転の基本行動
①発進時のクラッチミートはアクセルを踏まない
 → クラッチの寿命をのばし、消費率の大きい発進の負荷を削減する
   ※インプレッサは20年で13万km走行して
    結局クラッチのOHは実施しませんでした
②トルクに乗せてジワリと加速させテンポよくシフトアップ
③車間をとって5~6速のアイドリング走行する距離を長くとる
④フットブレーキでの減速を多用しないよう、
 常にスピードコントロールを意識する。
⑤エンジンブレーキをムリなくこまめに使って燃料噴射量を抑制する
⑥コンソール表示を常に瞬間燃費計モードに切り替えて
 走行中は走り屋が睨みつけるタコメーターのように意識し続ける

上記は一般的にもよく言われている内容とあまり変わらないかも
しれません。
GRヤリスの6速iMTは発進時とシフトダウン時にアシストが入ってアクセルを煽ってくれるので、基本普段はiMTのスイッチはONにしています。

こうした運転を長年続けていると、自然と車の挙動を意識するようになり
そんなに飛ばさなくてもイマジナリースポーツ走行ができるようになりました…w

インプレッサ時代にはよく筑波サーキットなどの走行会に出陣して
タイムアタックのまね事などしたこともありましたが、
最近はとんとご無沙汰しています。
低燃費運転をしていると、
街中の交差点や郊外の田舎道をのんびり走っていても
4つのタイヤの路面との接地状況を意識してサーキット走行時に感じた
感覚と近いものを得ることができます。

…この感覚って、共感してくれる方はいるのでしょうか……(^^;


さて、その低燃費運転の具体的な効能について。

先日、夏の暑さがほんの少しだけ和らいだ(ような気がした)タイミングで
神奈川県宮ケ瀬湖~藤野~相模湖~津久井湖方面へドライブに行きました。
宮ケ瀬~相模湖間は狭いアップダウンの激しいワインディングの峠道。
低燃費運転なのでさほど飛ばしません。
タイヤの寿命にも気を使いますのでコーナーで摩耗するようなGをかけないように心がけます。
とはいえノロノロ走るというわけではありせん。

途中ホームセンターなどで買い物をしたりしながら夕方日没前までに帰宅。
満タン状態で出発したので、再び満タンにすればその日の燃料消費量が
判明します。

結果は…

146km走行で11リッター。
平均燃費はほぼ13km/ℓでした。
当日の価格が¥194で計2140円。
往路に高速道路を使わず11km/ℓをキープしつつ、
帰りの圏央道でクルージング走行をしてアベレージを伸ばしました。
帰りの高速料金はたしか¥1400くらいだったか…

仮にアベレージ8km/ℓで計算すると…
146km÷8km=18.25ℓ
18.25ℓ×194=3540.5円!

差額は
3540.5-2140=1400.5円
帰りの高速代とほぼ同じですね。


因みに筆者の最高記録は
首都高湾岸線~箱根方面へのドライブで
約200km走行して
16.3km/ℓでした…!
※知人のGRヤリス(RS)は3名乗車で18km/ℓをたたき出したことがあるとか。

峠道は燃費悪くなりそうなイメージですが、じつは“上った分下る”ので
・上りのコーナー侵入で速度を無駄に殺さず、立ち上がりの再加速に
 備えて失速しないようにコントールする
 →コーナー曲がり具合を読んで、突っ込みすぎないアクセルワーク
・下りでエンジンブレーキを上手に使って燃料噴射を抑える
 などで±0くらいの感覚でアベレージをキープできます。
 →併せてブレーキパッド/ローターの摩耗を軽減
(注)エンジンブレーキによる燃料カットの効果は
   それほど大きくはないそうですが…

と、そんなこんなで長文となりましたが
私のようなクルマ好き、スポーツカー好き(プア勢)にとっては
ガソリン価格の高止まりは死活問題です…orz
早く日銀の政策が変わるなりガソリンの補助金が継続されるなり
ガソリン税が減税されるなり、プーチンさんが戦争止めるなり
賃金が上昇するなり……なにか情勢に良き変化が訪れることを願ってやまない筆者でした。

以上、お付き合い下さりありがとうございました。




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