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伝説の一眼レフ NikonF

伝説の一眼レフ
昭和34年(1959年)6月に誕生したNikon F
機械制御式フォーカルプレーンシャッター一眼レフ
デザイン的にはライカの丸みのあるカメラボディーに対し
対極をなす直線的な外観
三角形のペンタカバー、他のカメラにはない鋭角的なフォルム
ニコンFを象徴するキーパーツ
亀倉雄策が手掛けたインダストリアルデサインは、唯一このFだけです。

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亀倉雄策
日本グラフィックデザイナー協会初代会長
1964年東京オリンピックのポスター
EXPO'70のポスター
グッドデザイン賞ロゴマーク
日本電信電話のロゴマーク
TDKのロゴマーク
明治製菓旧ロゴマーク
そして、ニコンのロゴマーク
多くの企業のシンボルマークをデザインした。

発売時の価格は、
67,000円(5cm F2 付)、79,300円(5.5cmF1.2付)でした。
当時の上級公務員初任給が、10,200円です。
現在の国家公務員一般職(本省勤務)の初任給が218,000円、そこから
今の価格に換算してみますと、Nikon Fの価格は、


5cm F2 付のレンズ付きのキットの NikonF は、1,431,960円
5.5cm F1.2のレンズ付きのキットの NikonF は、1,692,464円

今のM型ライカと同じぐらいの価格になります。
日本のカメラにもライカのような宝飾品としての価値発展の道はあったのです。


私の生まれ年は、昭和36年、1961年の2月です。
ニコンFの誕生から2年後です。
ニコンFには、シリアル番号が打たれています。
シリアル番号から製造年月日がわかります。
自分の生まれた年に製造されたニコンFのシリアル番号がわかるのです。
1960年1月~1961年4月に製造されたニコンFのシリアル番号は
643万台なのです。

643万台のシリアル番号を持つニコンFを手に入れました。
私の誕生した年昭和36年(1961年)に誕生したニコンFを手に入れたのです

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このニコンFのシリアル番号は、643万台です。
製造番号から、製造年月日がわかるのです。
643万台は、1960年1月~1961年4月に製造されたニコンFなのです。


私の誕生は、1961年2月
私のうまれた年に製造された同い年のニコンF


60年前に製造され、幾多の人の手をへて今私の手元にあります。

ニコンFの写真(もう1台のF)

ニコンFは、1973年10月まで、約745万台が生産されました。

そのうちの2台が我が家にあります。

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